劇場公開日 2024年4月5日

「レビュー書いていたら、恋愛映画で無い事に気づいた。 そして評価も少し高くなった」パスト ライブス 再会 imaxmaxさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5レビュー書いていたら、恋愛映画で無い事に気づいた。 そして評価も少し高くなった

2024年4月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

前半、展開的に眠い。

中盤、やはり展開的に眠い。
隣の若い女性、帰る。

後半ちょっと良くなってきた。
アメリカ人の夫アーサー、つらい。隠していないとはいえ、相手の男性は妻の初恋の人。「絶対引き止める」という自信がない。バーでカウンターに3人。韓国語があまり分からない夫の横でずっと2人だけで会話。自分が知らない妻の過去を知る男性がすぐ横にいる中、(言葉が分かっていてもつらいのに)蚊帳の外。辛すぎる。

男性が帰国、妻のみウーバーまでお見送り。「何もするな!とっとと早く帰れ!」と思いつつ、映画的には「熱い抱擁が有るのか?妻は追いかけるのか?夫は?」。しかし、見つめあう事はあってもそれ以上はない。夫は玄関前で待っていた。切ない。泣きながら夫の元へ。妻は彼への想いはあるが夫の元へ帰ってくれた。夫は妻に何も言えなかったダメ夫なのか、ただ妻を信じて待ってくれていた強い男なのか。しかし映画は何も示さずあっさり終わる。

この映画はアメリカ資本のアメリカ映画ではあるが、実質ゴリゴリ韓国映画。
韓国は国内での就職はとても厳しいので、海外に求める人も多い。映画でも語っていた「金や地位が重要」だという古い価値観が根強い。本来結ばれるべき二人が結ばれなかった。これらが全て。
恋愛映画では無い。韓国に対する社会派映画。

imaxmax