「初恋の記憶は美しいままで……」パスト ライブス 再会 あささんの映画レビュー(感想・評価)
初恋の記憶は美しいままで……
もしもあの時こうしていたら
会っていなかったら
あれを言っていれば……
誰もが一度はそう思って生きてきたことだろう。
人生は選択と偶然の積み重ね。
韓国とニューヨーク、初恋で幼馴染の男女の12年後、さらに12年後を舞台に、一筋縄ではいかない愛と“縁”の不思議が描かれている。
“12歳の私はヘソンのもとに置いてきた”
人生は常に変化し、人は成長していくもの。
ラストは切なかったけれど、このラストだからこそ味わい深い。
誰しも昔の思い出、とりわけ初恋の思い出は美化したがるもの。とくに男性の場合それが顕著に出るということを、本作を見て実感した。
さすがA24。
映像も美しく、カメラワークも目を見張るものがあった。
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