ザ・キラーのレビュー・感想・評価
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じえんじえんおもしろくない
なんだこの中二病殺し屋のキャラ。イケメンマイケル・ファスベンダーのせいかより安っぽく感じる。ストーリーもなんのひねりもない。これホントにデビッド・フィンチャー?何この老成してますんで感。そんなの求めてないっつーの。
ずっと主人公の心の中の独り言を聞いてる感じ
マイケル・ファスベンダー主演でデヴィッド・フィンチャー作品という事で期待したのにとっても残念でした
出だしは面白くなりそうだったのに、少し経つと嫌な予感、やたら主人公の心の中の独り言が多く、ずっと淡々としてるように思いました
常にクールな完璧主義の暗殺者、一人一人近付いていってって流れは面白いのに、何でストーリー全体としては面白く思えなかったのか
ドイツ人は嫌われ者、綿棒みたいな女
この二つは良かったです
モノローグと映像を敢えてズラす
本当の殺し屋ってなんてものがいたとして、これくらいの感じだろうなと
スピルバーグの「ミュンヘン」をちょっと思い出す感じ
あれの政治的背景を取り去って、もっとコメディにするとこの映画のようになるんでしょう
モノローグではまるで失敗ない人のような語っているが、現実とはズレていく
「数ある一人」でしかないと自認はしてるんですよね
いつも寝不足な人間が出てくる映画
私の映画ポイント1.ハラハラする 2.音 3.生き方に対する考え方が同じか
1と3がクリアできていたので見てよかった。自分と主人公が重なってすこし鬱になった。
無名で地味でいつも一人目立たず眼差しがいつも困ってるような生きるのがしんどそうな雰囲気目に光がなく開いてるけど死んでるような表情ただの穴に見えたオーラがなくしょぼくれた男 イケメンの俳優が演じているのにかっこ悪く感じる そして5人を躊躇いなく殺す様を見ればサイコパス的な 彼が物をあちこちに簡単にどんどん投げ捨てる所がとても不愉快 パリ(ダマスカスシリアの首都ベルリン東京)ドミニカ共和国サンフランシスコニューヨークシカゴ レストランインテリアリッチな住居ドレッシーなファッションモダンビクトリア調クラシック モサドやメンサでなく高級なフィットネスジムの会員 刺激がなく生きることに飽き間延びしてしまった顔という感じでも依頼の殺しに失敗して制裁を受けその復讐を行う時はミスなく素早くとても有能になる緊張感 精彩が戻ってきた感じ 死神の話とも受け取れる突然死の宣告 國分功一郎「暇の退屈の倫理学」でファイト・クラブについて書かれている箇所があった 殺し方が残酷きれいに整えられた場所が壊され割れてむちゃくちゃになる 彼の映画には裕福で満たされた暮らしをしている人たちが生きる意味を見出せないというテーマ 殺しを遂行するときに自分に言い聞かせる言葉が私も自分によく言う「自分の利益になるか」と問いかけてる 同じだ 用意周到に一人で殺しの準備をするところが沢田研二「太陽を盗んだ男」を期待して鑑賞した 他の方のレビューを見ると同様の見方をしている人は皆無で殺しの仕事を失敗してコメディになっているという感想が多い しかし主人公が暗いとか孤独で可哀そうという感想は全くなかった そういう感想を持たないということはリッチな所に気持ちを持っていかれるし彼の事可哀そうという感情は起きなかったようだ私は気にしすぎかも。
カリブ海 野球が盛ん キューバ(アメリカと国交なしキューバ革命50年時が止まっている)ジャマイカ(英語レゲエボブ・マーレーウサイン・ボルト) ドミニカ
計画通りにやれ
"自分の未来は思い通り予想できる"=運命は手の中などと考え思い上がった人がいるとしたらそれは大間違いだ!あるいは、本当に望みのままそうできるごく一部少数の限られた特別な存在か。そう受け入れて生きたほうが残りの人生を楽しめ、結果的に我が物にできるのではないか?所有のためのコントロールの放棄。そう、フィンチャーとこの役柄に完璧にフィットしたファスベンダーが教えてくれる犯罪スリラー。
ただ、現代のリアルなテクノロジーも感じる本作の中で『ファイト・クラブ』との共通点も見出だせる。それは、マクドナルドやAmazonへの言及および登場だ。『ファイト・クラブ』の全てのシーンにスターバックス(スタバ)のカップが映っているのは有名なエピソードだが、本作もまたそうした形で大量消費社会を描き、そこにあまりに増えた現代人の画一的匿名性を込める"その他大勢"。
殺し屋は待つのも仕事。自分の美学を長々と話した後にまんまとヘマして、業界の通例として掃除屋に狙われたがために、逆にたくさん殺す映画。…と書くと少し間抜けな"ヘマした殺し屋プロット"だが、本作自体は -- 他のフィンチャー作品同様(グレーディングもフィンチャー色) -- 恐ろしく手際よく進んでいく。
赤というより断然青の炎な理系頭によって隅々まで練られ・作り込まれたようなこの作品は、決められた"予測不可能"な結末へと淡々と冷たく展開されるわけだが、その中で観客に映画としての気持ちよさという意味で興奮とカタルシスを与えてくれることも忘れてはいない。相変わらず『セブン』や『ファイト・クラブ』、『ゾディアック』等と比べると観客受けはそこまで高くなさそうだが、もはや職人技の域に達している。
予測しろ、即興はよせ。対価に見合う戦いにだけ挑め。誰も信じるな。…狭く焦点を絞る。どうでもいい。
自分の未来は予測不能だ
勝手に関連作品『リミッツ・オブ・コントロール』『ジャッキー・コーガン』
配信で観ると印象が変わりそうな作品
劇場で観賞。
マイルールに拘る職人気質の殺し屋が、国境を跨いだ労使交渉(物理)に挑む物語。
キャラクター像や世界観は昔のハードボイルド小説の味わいがある。
ストーリーには謎や捻りがなく、ジェイソン・ステイサムと午後ローの組み合わせがぴったりくるような、アウトロー系アクションの王道だ。
一方、音楽・映像等の耳や目に訴えて来るものは非常に贅沢である。現地ロケや美術や衣装に拘った結果、驚くほどの予算が使われているそうで、劇中の雰囲気作りに相当の労力を費やしたのだろう。
手抜きがない、地味さや今っぽさを出すことに徹底した仕掛けによって、身近な街の一角にもこんなシュールなアウトロー達が息づいているかも知れない、と思えた。地味さを陳腐さにさせないベテラン俳優陣の佇まいも独特である。
本作は、この作品単体よりも作家性を楽しむ映画なのだろう。短期間劇場公開した後は配信で公開されるそうだが、小さなディスプレイで作り手の拘りが伝わるのか少々心配になった。自宅で楽しむ方は大きな画面と没入感のある視聴環境で臨んでみてほしい。
この静けさと。
流石、
フィンチャーの夜の描き方。
大好きな「zodiac」も「ファイトクラブ」も、
フィンチャーの寡黙な夜の描き方は素晴らしい。
結末は派手さは無いが見ている側に
それまでのストーリーを沈着させてくれる
サヨナラ、アメリカ
殺し屋の男がある殺害に失敗。その報復に雇い主から大切な人に手を出されたりして、関与者に復讐を…といった物語。
終始、静かでスローな展開。
自身の掟を言い聞かせるかのように繰り返す主人公。常に冷静に、感情移入せず非情に任務を遂行しようと動く彼だが…。
所々緊迫したシーンはあるものの、とにかくスローテンションが続くので、スパイアクションみたいなものを期待すると肩透かしかも。
もう少し盛り上がりが欲しいものの、何故か飽きずに見ていられる不思議な魅力はありましたかね。と思ったら唐突に目の覚めるようなアクションw!!見応えあります!!
サスペンス的な要素よりも、殺し屋でありながら人間味を捨てきれない主人公の心情や、冷静を装いつつ戸惑いを垣間見せる登場人物たちの揺れ動く姿を感じるのが醍醐味でしょうか。
好きな人には凄くハマるのではないかと思います。
忍者走りに惚れ
最初の語りが長くて集中力のないうちの父親は爆睡してましたが、主人公の鉄人っぷりがカッコよかったです
銃じゃなくて拳のがやっぱ確実なんですね笑
バトルシーンの映像がとにかく凄くて没頭でした。リズミカルに標的を狩っていく様が見ものです。
ピットブルに対する警戒心がリアルでいい味出してましたね。
殺し屋の逆ギレがダサいなんて思いません。当たり前でしょう。殺し屋なんだから笑
これぞデヴィット・フィンチャー。殺し屋映画に派手な殺しを求める層も...
これぞデヴィット・フィンチャー。殺し屋映画に派手な殺しを求める層もわかるけど、殺し屋だって暇な時間がほとんどだし、こじらせてるし、自意識過剰だし、失敗することだってある。矢継ぎ早なモノローグと静寂の使い分けで観客をとことん休ませない。
殺し屋の冷徹さとユーモア
この映画は、ある任務の失敗により雇い主と対峙することになった暗殺者の物語を描き、彼が個人的感情を排除し目的を果たすために戦う様子を追います。殺し屋のストイックな一面と同時に、彼のドジな側面や独自のルールが魅力的に描かれています。
映画は殺し屋の日常を中心に、1人語りで進行し、彼の独白によって観客を引き込みます。特に興味深いのは、テッド・ウィリアムスは4割だが俺は10割という独り言とか、朝マックの独特な食べ方などおもしろさを加えています。
ティルダ・スウィントンとの晩餐からのアクションシーンは緊迫感とユーモアが交差し、引き込まれました。
暗殺を失敗した上の逆ギレなのは全く感心しませんでしたが、描写は大変...
暗殺を失敗した上の逆ギレなのは全く感心しませんでしたが、描写は大変フィンチャーっぽくて好感持ちました。美しい景色カットが多かったなー。
印象的な静と動
相変わらずオープニングが超かっこいい
殺し屋ファスベンダーをずっと堪能できるし 仕事としての殺し屋の地道な準備や待機を描くのは新鮮で かといってなぜか興味が持続し引き込まれる
場面の切り取り方や劇伴がそうさせるのかな
散々仕事人ぽいことを反芻しながら土壇場でトチッたり感情的になるのが人間味があって コメディタッチでもあった
この人近接格闘強いのかなぁとか想像したタイミングで見事に最高のアクションシーンがハマってきて大興奮
じわじわと面白い!!
殺し屋版の“孤独のグルメ”だ。
長いモノローグ。大げさなリアクションは一切無し。やけに丁寧な描写。シンプルなストーリー。
孤独のグルメの魅力は、松重さんの魅力にのせて、ウンチクなんぞ語らず、日常の食事を一個人の主観で楽しませてくれるところだ。
本作も同じ。マイケル・ファスベンダーの魅力的な殺し屋が、ルーティンを唱えながら、大義なんぞ語らず淡々と仕事をしているのが楽しい。
復讐劇という大義があるようで、結局はクライアント(我々の貨幣を牛耳るファンドマネージャー)に自分をアピールする俗っぽさには笑った。所詮ビジネス。
マクドナルド、アマゾン、スタバといったグローバル企業にしっかり絡め取られており、そういった描写にも「グローバル」「自由主義」ビジネスのダサさがにじんでいる。その点では、“ファイトクラブ”の精神的続編のようだった。
消費社会の奴隷から脱皮し真の自由を獲得しようとした“ファイトクラブ”から24年。資本主義の成れの果ての現代、これからはグローバルよりローカルな場所で愛する人と静かに暮らせばいいんじゃない?
と、ラストを勝手に解釈しました。
雰囲気ある描写はいいが、脚本が未熟。
シリアスな描写はいいが、私的に筋が通らぬと思うシーンが度々あり、本筋自体も?が多い。 高評価にはならず。
私はナレーションが多い映画は好きではない・・。
今作は同じ独り言ナレーションが終盤まで、繰り返す。
なんの意味が・・。
まず、スナイパーは現場では身を隠すのが鉄則。 窓からハッキリ顔を見られるような位置には立たず、空室と思わせてカーテンの隙間からスコープで狙うのが当然。
1発目が外れても、躊躇わず2発目を打つのもプロの常識。
が、本作では・・・。
この時点で既に違和感と、B級を醸す匂いが・・。
失敗の後、身内を○○される事も筋が通らない・・。
そういう組織なら身内を人質に取り、その命と引き換えに、再度目標を抹殺せよと命令が下るはず・・。
これからお楽しみという時にメイドがカーテンを閉めるのでなく、開ける? 兵器庫と呼べるぐらい武器を所有しているのに、路上の闇売り屋からガンを購入したり、目標の近くで車中寝をしていたりと ?を感じするシーンが多々。
BGMまでおかしい。 戦闘シーンに変なクラック音の様な効果音?
唯一、硝煙反応を体から消すシーンは、リアルを感じたが・・。
フィンチャー監督は、今作と同じ脚本家で傑作「セブン」を残しているが、どうやら当たり外れが大きいようだ。
本作をネオノワールと表している解説があったが、1967年作 アラン・ドロン主演「サムライ」を是非見てほしい。 こちらが本物のフィルム・ノワール。 不必要なナレーションもなく、台詞も極端に少ない。 が、常に冷えた空気感を醸す映像からは、もっと多くのものが伝わる・・。
さすが鬼才デビッド・フィンチャー監督
さすが鬼才デビッド・フィンチャー監督です。
引き込まれる映像に描写が秀逸。
ミスを犯した暗殺者役のマイケル・ファスベンダーが
寡黙ながら淡々と仕事をこなしていく。
なのにどこか人間味も垣間見えて不思議な男。
ド派手なアクションがたくさんあるわけではないけど
緊張感に満ち溢れた作品でした。
全89件中、21~40件目を表示