「二匹目のどじょうは実在した」search #サーチ2 勝手な評論家さんの映画レビュー(感想・評価)
二匹目のどじょうは実在した
PCやスマホの画面でのみ物語が進むという斬新な設定だった『search』。その2作目がこれ。この作品も、同じようにPCやスマホの画面でのみ物語が進みます。
映画作品では、多くの場合、二匹目のどじょうは居ないというのが定説ですが、この作品は違うようですね。2作目のハードルが高いのは、“前作ではああいう事だったら、2作目では、どういう展開になるかね?”と言う様に、前作を踏まえての鑑賞になってしまうので、ストーリー設定が難しく、且つ、物語のパターンは言うほど多くないという事から、2作目は凡庸になってしまう訳ですが、この作品は、その前作の呪縛を凌駕してきました。『そう来たか!』と。
細かい事を言えば、ちょっと説明が足りないところもありますが、でもそれで物語が破綻することは無く、むしろ逆に、説明されていなかったことが逆に後で伏線であったという展開もあって、物語の展開に引き込まれました。
それにしても、アメリカって、こんなにSNSやネットサービスが普及しているんですね。驚きです。日本は、G7でGDPが最下位になってしまいましたからねえ。やっぱり、ディスラプティブなサービスの進化は必要だと思います。なんだかんだと言って、それに対する抵抗勢力が強くて、サービスの進化は進まないんですが。
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