「見応えのある映画でした」世界の終わりから けいさんの映画レビュー(感想・評価)
見応えのある映画でした
設定や行動、登場キャラクターに気になるところは少しあったけど、とにかく主役の子が画面いっぱいに下がり眉で泣き叫びながら訴えてくる様がスゴすぎて圧倒されて、それだけでも観に行って良かったと思った。
あと高橋克典さんの悪人ぷり、北村一輝さんの濃すぎる存在感も素晴らしくて楽しめたし、冨永愛さんのお芝居も素晴らしかった。意外なキャスティングも楽しめた。
夢に落ちる場面がとても好き。感覚を刺激してくれる音作り、音楽も良かった。
劇中に訪れた一つの結末に対して、「まぁそうなるよな」って思ってしまった自分自身とか人間の愚かさを考えるとなんとも言えない気持ちにもなるけど、そう思わざるを得ないくらい現実世界と地続きな物語を感じた。
見終わって映画館を出て人混みを歩いていたら、「なんだろうこの世界」「みんな何考えて生きているんだろう」と、ふと考えてしまう不思議なパワーを持った見応えのある映画でした。
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