「ヒデにぃ含む四人家族の真田サミット」宇宙人のあいつ Don-chanさんの映画レビュー(感想・評価)
ヒデにぃ含む四人家族の真田サミット
2025年の『爆弾』(タゴちゃんの取調室の邦画)の入場特典ポストカードで、"伊藤沙莉さんの婦警キャラ"を貰ったのがきっかけで、女優伊藤沙莉さんに注目して数ヶ月が経ちました。
本作は伊藤沙莉さんがメインキャストのひとりで、沢山登場しているので、なかなかたっぷり観れたことに満足しています。
土星人トロ・ピカルことヒデにぃ(中村倫也)と暮らしている四人家族に、新たに家族が増えようとしている(赤ちゃんが出来た)そんな時、土星人であるヒデにぃが家族から抜けなければならないという状況になります。
ぶっ飛んだ設定の『うる星やつら』(原作:高橋留美子)やキン肉星から来たキン肉マンや、そのもとネタの『スーパーマン』ほどのインパクトはありません。スケールも抑え氣味で、納豆ご飯の映像ばっかりです。
『やき肉マン』にもならず、スーパーマンのような展開でもなく、劇中で言及していた『ET』(スピルバーグのやつ)のように、家族をピックアップした暖かくて切ない不思議な作品でした。
ひとり減ったけどひとり増えたソノ(伊藤沙莉)とその家族のその後をもっと観たいと思いましたが、続編が出るとしても、多分それはずっと未来になりそうです(根拠はありません)。
劇中で使用されているBOØWYの「DREAMIN'」は伝説の邦楽で、THE BLUE HAERTSの「リンダ リンダ」は日本を代表するロックミュージックです。
それぞれベタな使い方をしています。
エンディングで流れる主題歌(氣志團)が、hideの楽曲に寄せてるように感じるのは、きっと氣のせいでしょう。
「おかえり」で締めくくっています。
おそらく、この人間界において、ささやかな幸せが宇宙で一番素晴らしいというメッセージなのかな、と思いました。
