「下北と錯覚する。」宇宙人のあいつ 与さんの映画レビュー(感想・評価)
下北と錯覚する。
見ていて何度も錯覚してしまった。
ここは下北の小劇場ではないかという感覚に。
見た目もキャラも強烈な人物たち。
弟が宇宙人。
繰り返されるギャグと訳わからない小物。
極彩色のネオンと雑居感が、荒く黄色い画質と相まって、そう思わせてると思う。
日村さん、伊藤さん、柄本さんの個性的な掛け合いが絶妙で、微妙にハズしるのが面白くて、ずっと笑ってしまった。中村さんの微妙にズレた感じと表情もとてもハマった。
観ながら『くだらね~』って思うのが、この映画の見方だと思う。
もし映画を見る前だったら、口を閉じずに見て欲しい。閉じてると笑うタイミングを逃して、声を出して笑えずに周りの笑い声を聞いてちょっと後悔する。
4人とも元気と兄弟愛が溢れてるのに大きな悩みが同居してしる。周りの人物(?)たちも、みんな悩みがあって、それでいて愛に溢れていた。
そう、この映画は宇宙人の帰還の事実に隠された、愛がダダ漏れた映画だったんだ。
と観終わって映画館を出ながら気づく。
そんな風に気づくのも、また下北っぽかった。
観る前に悩んでいたことが少し軽くなるような、そんな素敵な映画でした。
ぜひ劇場で観て欲しいです。
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