「Aで動けない」宇宙人のあいつ uzさんの映画レビュー(感想・評価)
Aで動けない
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正直、ネタもテンポも演出も合わず、あまり笑えませんでした。
土星に帰る話と劇中のエピソードの関連性もなく、解決に能力を少し使う程度。
しかし、この“解決”があまり良くない。
神内の件は確かに「その程度」なんだけど、それは劇中でも言及される「やった側の理論」。
結果として暗い一年を送らせたのであれば、詩文からひと言謝罪があるべきだと思う。
想乃の妊娠の件も、伝えてさえいない段階で暴力に訴え、記憶まで消すのはアンフェアが過ぎる。
そこまで酷い男という描写もなかったしね。
ただ、終盤の葛藤部分は素晴らしかった。
中村倫也のみならず、日村さんの泣きの演技も最高です。
コメディに寄せるより、こっちに重点置いてくれた方がこの監督は好きかもしれません。
『野球部に花束を』でも若干笑いのセンスが合わなかったので、『彩恋』(名作!)くらいで。
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