「笑って笑って、不意打のように泣けてくる映画。」宇宙人のあいつ Kijyutomoさんの映画レビュー(感想・評価)
笑って笑って、不意打のように泣けてくる映画。
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飯塚監督の作品は初めてで、ノベライズ本でストーリーを把握してから、映画を見た。想像以上に破茶滅茶で遊びココロいっぱいで、笑って笑って、突然温かい涙が溢れてきた。初日に二回みたが、1回目より2回目の方がより楽しめた。あれもこれもぶっ飛んだ設定なのに、不思議に違和感がない4人兄妹弟の自然な会話がとってもよかった!
一番好きなのは、日出男と夢二がバスに乗っているシーン。日出男が「見て、ヨットだよ」と嬉しそうに指差すが、夢二はうつらうつらしていて答えず、日出男に寄りかかって居眠りしている。その時の日出男の切なそうな表情がなんとも言えなかった!
夢二の体温を感じながら愛しいなという思い、別れが近づいている寂しさ、誰か一人を土星に連れ帰るという使命の残酷さ…そんな複雑な思いが混じった表情のように感じた。
見終わって、家族や周りの人たちにもっと優しくしようという気持ちになった。そして四万十川や高知城へ行きたい、焼肉が食べたい!
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