「ライブは良かった」アイドルマスター ミリオンライブ! 第3幕 木花咲耶さんの映画レビュー(感想・評価)
ライブは良かった
良い点
過去のライブを彷彿とさせるライブシーン
ダメな点
都合の良いタイミングで起きるトラブルで進む展開
ASに頼りすぎ
プロデューサーが意味なさすぎ
11、12話使ってのライブシーンは素晴らしかった。特に音響トラブルからのアカペラは現地にいた人は感涙ものだし。歌織と紬の人がライブ初出演の衝撃を彷彿とさせるシーンは純粋に震えた。一曲丸ごとは無かったけどそれぞれの曲のいいところがはっきり出ていた。あとミリオンは@曲多くていいなあ。とにかくラストがライブで印象が最高地点で終わるのは素晴らしい。
前々から、特に合同でも思ってたが今回ではっきりした。ASを偉大な先輩と描くのはいいが出てくる度にミリオンのアイドルの蓋になってる。正直言って単独としてのASはいいのだけど、他と絡むと途端に呪いに変わる。彼女たちより上には絶対に行かせてもらえないし、全てが優先される。まだシンデレラガールズは同じライン上にないからそこから逃れられる可能性はあるけど、ミリオンは結局踏み台としてしか存在できない。ミリオンガールズの物語が見たいのに描かれるのは先輩の引き立て役。出すなら最低限にしてくれ。
プロデューサーがアイドルたちに近すぎて違う視点に立つ人がいない。そもそもチーフがいるとは言え、基本アイドルと同じレベルだから権限がなくってやれることがアイドルたちと同じ精神論。大人として考える人が居ないからアイドル同士でほぼ解決する、それ自体は悪くないんだがそれだとこのプロデューサー役にたつことあるんか?みたいな何もしないだけでヘイトが溜まる。それは二幕の時から強くなったけど、アイドルを守る立場にあるはずなのに全く守れてない。能力不足なのはそれまでだがそれ以上に判断としておかしい。垂直壁を登らせて上から妨害するとか純粋に危険だし、その前でもあんな壊れた舞台でok出すとかどいつもこいつもアイドルを守る立場の人間がいない。本当にいないほうがマシ。
一幕の感想の時にも書いたが、全体的に都合の良いトラブルやらイベントで話が進むので作り物っぽいとしか。ミリオンシアター劇場の劇中劇と言われるほうがまだ良かった。たまたま来たら片親亡くしたばかりの姉妹が居たり、初公演で音響トラブルとか、海で歌えばちょうどいいところで来るし。せっかくのコンサート会場で曲が終わってないうちから話し出すPに客席の真後ろで大声出すは、舞台袖で大声で送り出すアイドル。現実であるかどうかではなくリアリティがない。はっきり言えば嘘くさい。やっていいこととダメなことの線引きがひどい。