「無感情、よくわからない、淡緑のimage」アンダーカレント ゆうきさんの映画レビュー(感想・評価)
無感情、よくわからない、淡緑のimage
「人を分かる」とは何か?
それをこの映画は投げかけようとしている。
その過程において、人の苦しみを知ること
は重要だろう。しかし答えはわからない。
映画の流れは単調である。しかし飽きない。
単調たらしめてるのは、私(鑑賞者)の心に
機微がなかったからだろう。映画を見て、
可笑しさも、感動も、苛立ちも、何も感情が
起こらなかった。だがそれで良い。
スクリーンを観ながら、耳を傾かせれば
言葉が自然と身体に沁みてくるようだ。
たばこ屋のおじいさんのあの語り口調は
監督の嗜好だろうか。この映画で唯一
苛立ちの予感を覚えたシーンであった。
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