「良くも悪くも今泉監督っぽくない作品」アンダーカレント ガゾーサさんの映画レビュー(感想・評価)
良くも悪くも今泉監督っぽくない作品
2023年劇場鑑賞234本目。
今泉力哉監督のファンですが、この作品がそうだとは知らずに鑑賞。最近エンドロールの字が読めなくなってきて、レビューを書く今初めて知ったレベル。
情報としては真木よう子のところに井浦新が転がり込む、というだけで、「♯つんドル」と設定かぶってない?ボク最近これと似た役やりましたよ?って井浦新言わなかったのかなと思いました。井浦新と同居ものという新たなジャンルが確立されればそれはそれで面白いのですが。
今泉力哉監督作品の好きなところは共感性なんです。主人公の行動が好きになれなくても共感ができたので良かった。それが今回ないんです。それは、今までの作品が登場人物に隠された設定がなく、今起きていることにどうするか、という流れだったので共感できていたのが、今回登場人物ことごとく何かしら隠された謎みたいなのがあって、それが明かされていく面白さはあるのですが共感には繋がらなかった、というのが特徴だと思います。
毎回違うテーマに挑戦している今泉監督としてはこれもありなのかもしれませんけどね。
昨日アナログでコーヒーを淹れていたリリー・フランキーがまたコーヒーを淹れていたのは笑っちゃいましたが。
コメントする