無情の世界のレビュー・感想・評価

三本とも工夫のある脚本なの。でも、この路線でいくなら、もう二捻り、三捻り欲しいかな。
三本目は「脚本は仕上がってないけど〆切きちゃった」って感じだったな。「あとは撮りながら編集しながら考えよう」というところだけど、無理だよね。

一本目は画がキレイだった。ファミレス周りはウィリアム・エグルストンみたいだった。いまみんな、ファミレスはこんな感じで撮れるのかな。
脚本は捻りが足りなかったから、この監督は脚本は別の人に任せて、監督専任で画をつくって欲しいと思ったな。

唐田えりかはいいね。やはりいい。
小野莉奈もさすが。作詞作曲もやったみたいでお疲れさまでした。

イミテーションヤクザの監督、主演の方のトークショーでした。
３つの短編作品。1と2はキレイな方がたくさん出演されていました。

唐田えりか目当てに見に行ったけど、

イミテーションヤクザが面白かった

「現代の憂鬱、日常生活の冒険」をテーマにした作品間に繋がりのない3つのオムニバス…どちらかというと場所がテーマっぽいけど。

真夜中のキッス
人を殺してきたカップルと、深夜のファミレスで出会った男や元彼達との話。
厚顔な女と根性無しな男達のすれ違いトークやマウンティング等、コミカルでなかなか面白かったけど、オチで急失速
☆2.0

イミテーション・ヤクザ
売れない悪人顔俳優がオーディションの場所を間違えてカチ込む話。
又してもすれ違いのやり取りから始まって任ブルからの又ピンチ、と緩急があったりガチ感があったり面白かった。
☆3.0

あなたと私の二人だけの世界
雑居ビルで女性用護身術教室に通う大人しい女の子と、同じ場所で行われる持てない男向けの恋愛術教室に通う男の話。
女性の抱えるトラウマがありつつの慣れと、どうして良いか判らない非モテ男の関係…はどうでも良くてw淡々とした中での外した笑いはこの監督らしくてとても面白かった。
しかしながら、この監督らしい能書き臭いダルさもあって教室の後は蛇足に感じ…それが無ければねぇ。
☆2.0

※星取りは苦手。何か書きたくさせた時点で満点！

唐田えりか演じる女子みたいに、
ものすごくかわいくて、
しかも、表情や口調や存在感にニュアンスがあると
勝手に相手が惑わされてしまう。
そして、同性からは嫌われる。脅威なのだ。
でも少女が自分を信じて賢くなれば
あんな男にチューしたりしなくても済むのである。

３つお話があったけど、
２個目の売れない役者の話おもしろかった