「かたくなっていたオトコ」オットーという男 Don-chanさんの映画レビュー(感想・評価)
かたくなっていたオトコ
自殺、恋愛、親子を扱った『チョコレート』(2001年)のマーク・フォースター監督作品。
今作は、タイミング良く現れるマリソル(マリアナ・トレビーニョ)と回想シーンに登場するソニア(レイチェル・ケラー)が良い。テンポが良く、現在パートと回想パートが交互に繰り返される。
全体的に音楽が良い。
画面の配色も拘りを感じる。赤色の弁当、赤を身に着けるソニア、その他のシーンでも赤に意味を持たせている。
オットー・アンダーソン(トム・ハンクス)の心の中にいたソニアと、現実世界のマリソルが、人生に変化をもたらす。
世の中まだまだ捨てたものではない、と思わせてくれる素敵な作品。
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