炎上ドライブのレビュー・感想・評価

2024（日本は2025）年公開、韓国映画。
原題は『DRIVE』

【監督・脚本】：パク・ドンヒ

主な配役
【人気YouTuber ハン・ユナ】：パク・ジュヒョン
【女刑事 パク・チョンスク】：キム・ヨジン
【ユナのマネージャー チェ・ユンソク】：キム・ドユン
【テレビ局の局長 ジンス】：チョン・ウンイン
【ライバルYouTuber リア】：チェ・ユンラ

１．シナリオとキャスティング

人気YouTuberが主役という設定自体が時代を感じる。

序盤の伏線ばらまきシーンを除けば、
ストーリー展開はスムーズかつスピーディー。

カーチェイスをしっかり見せながら、
トランクから緊迫のライブ配信というアイデア、
演者の表情ふくめ演出も、素晴らしかった。

「よく出来てるなあ」

思わず口に出てしまう。

ユナを演じたパク・ジュヒョン、
傲慢な「成り上がり臭」をプンプンさせた感じの悪いキャラを見事に演じきった。

その他、
・マネージャー（一瞬、星野源かと思ったww）、
・女刑事、
・テレビ局の局長、
キーとなる役どころの俳優たちがキレイにハマっていた。

２．まとめ

誘拐 ＋ ライブ配信 ＋ カーチェイス ＋ 謎解き

この左辺を思いついた製作陣は、
「これはイケる！」
と膝を打ったに違いない！
かな？(笑)

確かに面白かった。

だが、
◆動機の重さ
◆真犯人と実行犯の関係
などを考えてみると、
ややムリ筋気味には感じてしまいました。。。
☆３．５

トランクの中に監禁され、スクラップ工場まで移送される緊迫感はある。
ただ、犯人は復讐目的ならなぜさっさと手を下さなかったのか。
また女性ユーチューバーも寝ている間に縛られてトランクに入れられるまで全然気づかないというのもマヌケだ。

悪くなかった

クルマのトランクルーム、ほぼ、この密閉空間とスマホのやりとりだけでアクションも絡めるのはさすが。犯人がちょっと強引ではあるSNS時代にはマッチしてるかと。普通にはらはらドキドキ面白かった。

疾走する車のトランクに閉じ込められたユーチューバーは、果たして脱出できるのか、というタイムリミット・スリラー。
韓国映画らしく次から次とネタを出してきて、ノンストップで楽しめるのだが、それらのネタがことごとく、ありえない不自然さ。トランク内の映像も、ピクとの揺れもない不自然さ。

監禁され自分の車のトランクに押し込められたYouTuberがそこからライブ配信をする話。

初投稿からフォロワー数70万人になるまでの様子をみせてスタートし、成り上がった主人公が自分の車のトランクに監禁されて、助けて欲しかったら10億ウォンと言われたけれど金が足りず、残りの6億5000万ウォンを1時間のライブ配信の投げ銭を稼ぐよう要求される。

そこからは走る車のトランクの中からの配信というシチュエーションで展開していくけれど、主人公に魅力が感じられずクソな性格ダダ漏れだし、そんなアホなな警察だったり他のYouTuberだったりと、一応飽きさせない様にイベントを入れて転がしているつもりなんだろうけれど、ちょっとムリスジ過ぎだは、小さいはでイマイチ盛り上がらず。

しかも終盤急にそんなの知らんがなーな初出しの過去の話しを説明されて、更に実は…えっと、真犯人は何がしたかったんですかね？話しのスジ通ってますかこれ？

なんだかのめりこめなかった。

昨年日本でも某ユーチューバーが、言葉選びで失敗して消えましたが、韓国でも同じ様な問題が有るようですね。映画の内容は、犯人の動機が、かなり後出し感が強いですが、90分間飽きることなく楽しめました。

人気YouTuberが目を覚ますとトランクの中…誘拐されたことに気付き壮絶なドライブが始まる。

既視感ありの単調な流れになってしまうのでは、と思いましたがカーアクションがすごい迫力で目が覚めました。トランクが閉まって指が挟まるんじゃ…とずっとハラハラしていました笑

でも彼女は改心していない気がする(´-ω-`)