聖なる復讐者のレビュー・感想・評価
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ハードボイルドな良作
主人公役のパク・ジニョン良かったですね。
双子の兄弟の演じ分けもそうですが、イルの感情表現がとても上手くできていたように感じました。
設定やらキャラやらが漫画的過ぎて不自然に感じる人もいるとは思いますが、小説じゃあるまいし映像作品に接するスタンスとしてはどうでもいい派なので、大して気にはなりませんでした。
昨日見た復讐の記憶に比べたら人物造形がよくできてるし、かなりリアルに感じました。見応えあります。
韓国映画はやっぱこうでなくちゃ。
(原題) 크리스마스 캐럴
김영민씨も허동원씨(最近グローリーでも)も大体実はやばい人間でした系が多いから警戒してたけど…まさか今回もでした…裏切らない!
正直もうちょっとバイオレンスな感じを期待していたので少し物足りなさもあるけど、ラストのオチがまさか過ぎて「うわっ!!!」となった。ラストまで観たら、タイトルの意味に納得します。
今まで見た中で一番頭の悪い復讐者だが
2023年劇場鑑賞109本目。
障害者の弟が殺されて、犯人と思われる少年たちが入っている少年院に入って復讐しようとする話。
いや、弟かわいいなと思っていたら兄と二役とは全く気づきませんでした。
普通復讐ものといえば綿密な計画を練って一人ずつ片付けていくのがセオリーですが、この主人公はこんにちは、復讐に来ました!今から復讐します!おい、止めるな復讐させろ!という感じなのです。ノープランが過ぎるだろ!それが出来るのは韓国ではマ・ドンソク兄貴以外いないんだよ!
一応予想していた感じの真相で、ちゃんと終わってくれたのでセーフ。
少年院の話なので、しっかり見分けてね!
復讐というので、もっと年月の経った話かと思いきや、すぐの復讐。しかも舞台は少年院。
同じ制服同じ髪型の同じ年格好の男子が大量に出てくるので、最初は見分けるのが大変。名前も覚えにくいしね。
色々いりくんだ事情が小出しに明かされる構成。
ただ、割と早くに真犯人は分かる。分かるような匂わせ演出。
だからミステリーというより、社会の理不尽に翻弄される、誰も善人たりえない歪んだ社会の話。
誰も助けてくれないし、どこで間違えた?ということを振り返っても、結局こうなるしかなかったとしか思えないような絶望的なラスト。
圧倒されました
そして、映画が進むにつれどんどん存在感を増す幼馴染みのファンが、「不思議の国の数学者」のジウだったことに気づいた。要チェックの役者さんだわ
なんの映画かを早めに提示してほしい
韓国映画って復讐物語が多い気がする。いや、日本もそれなりにあるからあくまでイメージの問題かも。
本作は、弟の死亡を事故で片付けられた男が、弟を殺した同級生たちに復讐するために少年院に入るというお話。てっきり少年院の中で弟を殺した奴らに痛いことやられ、修行とか特訓でもするのかと思ってた。ところが復讐は全くの無計画。いきなり飛びかかって殴り倒そうとするし、その後も感情にまかせているようにしか見えない。
終盤にさしかかる前に気づいてしまった。これは復讐するアクション映画ではないんだと。どちらかといえばミステリーなんだな。
いや、それにしてはミステリー部分も今ひとつだったかも。唯一の見どころは双子の兄弟を見事に演じたGOT7のパク・ジュニョンの演技くらい。特に知的障害のある弟の演技はよかった。そもそもパク・ジュニョン目当ての客をメインターゲットにしているのならそれも正しい作り方か。他の映画での彼の演技を楽しみに待ちたい。
ロッテリア連呼し過ぎ
殺された双子の弟の仇討ちの為に犯人と思しき不良を追って少年院に入った兄の話。
明らかに暴行を受けた痕があるのに事故死とされた知的障害を持っていた弟の死に関わるヤツらが少年院に逃げ込んだことから、それを追ってという始まりだけど…。
耳障りの良いことを言うけれど何もしないカウンセラーの教官はまだしも、暴力でひれ伏させる狂犬とか呼ばれる教官とか、暴力だけで在院性を仕切るヤツとか、お国柄の違いもあるのかも知れないが、シリアスなドラマの割に設定がやり過ぎでちょっとモヤモヤ。
ある程度はそれもわかるけれど、イマイチ状況が判然としないところから始まって、韓国ドラマあるあるの後出しラッシュで、回想や後出しに更に後出しを載せてくるしで、今起きていることがストーリー的に遅々として進まないんだが…。
そしていざパンイチ決戦!と思ったらえっ?あなた!?
一応どんでん返し的な流れではあるけれど、わざわざ時系列イジって意外性をつくろうとしている場面が多過ぎて食傷気味。
ラストも半分エピローグ的なその後の話しに又もや回想と更なる後出しで口説さを感じてしまった。
物語の内容自体は嫌いじゃないけど、もう少し真っ直ぐに作ってくれたらという感じで自分には合わなかった。
閉鎖空間の面白さ!!
昨今の韓国映画クオリティーが凄いので、なるべく見ようと心に決めた2023年!!
さて、本作!スタートからドキドキの始まり方です。(驚きました。説明は後回し!)
閉鎖空間の少年院が舞台で、国の違いはあれど人間関係の1軍どうこうや、フィジカルモンスターの途中入場などで楽しめました。
ただ、個人的には、ちと先鋭し過ぎかなといった感想です。邦画で、性別などを上手く調整してやると面白いかもですね!(思い切って、漫画のレインボー風にしてしまうとか笑)
とは言え流石の韓国映画!!是非、映画館でご観賞下さいませ!
韓国映画によくある、 どんどん謎解きが進んでいき、 どんでん返しも...
韓国映画によくある、
どんどん謎解きが進んでいき、
どんでん返しも続いていく作品
よくあるって言えばそうなんだけど、
でもやっぱりのめり込んでしまう
それにしても韓国人って、
例えアイドル系でも演技がちゃんとできてるなと思う
関係ないけど、何十年も前のドラマで、
和久井映見と大沢たかおが、
ほぼ同じ時期に知的障害者の役をやっていたけど、
前者は自分を全く捨てきれていなかった
元から俳優で、アイドルでもなんでもないのに
やっぱり韓国人の演技はすごい
やりきれない
キャラクターの異なる双子役に驚き
確かにパク·ジニョンなんだけど全く雰囲気が違う
別人のよう
力で相手をねじ伏せる荒々しい野犬のようなイルと可愛らしい笑顔のウォル
演じ分けが凄すぎて圧倒された
キム・ヨンミン出てきたとこでなんか悲しいかな先が分かってしまった感あり(苦笑
犯人探しのワクワク感がなかった
全体的に重くて暗い気持ちになる
メリー・クリスマスの言葉聞くと悲しい気持ちになりそう
ジニョン、これが兵役前最後の作品ということが寂しい
素晴らしい俳優さんなのでまた彼の作品が待ち遠しいな、2年は長いわ
個々個々配慮のない部分が多いかなぁ…。
今年152本目(合計803本目/今月(2023年5月度)9本目)。
大阪市で韓国映画といえばシネマート、ということでこちらの作品です。
結局一言でいうと(二言になってしまうけど…)「字幕の配慮のなさ」と「映画の述べる主義主張が何かがわかりにくい」という部分に大半尽きます。この映画、映画の俳優さんのポスターが当選する回だったのですが(座席番号が当選番号という扱い)、途中で抜ける方やエンディングロールに入るとゾロゾロ抜けていくのが印象的でした。
結局のところ、映画の述べる主義主張という観点では、韓国映画は何らか考えさせるタイプの映画(フランス映画に近いテイスト)か、アクションなり恋愛なり「ストーリーがわかりやすいタイプ」のどちらかに偏るところが多いですが、どちらに取るにも結局かなりブレが生じます。「アクション映画」と取るのは難しいし(そういうシーンもある)、一方で「私刑(=公権力に頼らず、被害者が加害者に対して直接制裁を加えること。秩序が乱れるので日本も含めて多くの法的先進国では禁止)の扱い」というのも無理があるし、あるいは、いわゆる「きょうだい児」(兄弟姉妹に障がい者(身体・知的・精神)がいる場合の健常者の就職・結婚などの論点。日本では問題にする方もいるが、遺伝性等でない限り当該健常者にはあまり差別意識は持たれない)の論点か、さらには「知的障害(字幕上は「発達障害」ですが、描写的には知的障害と見るのが妥当)の子の、地方の福祉行政の在り方」と取るか、いずれの解釈も可能で、論点がクロスして複数の論点があるように思えます。
そのいずれの立場にたったとしても(なお、シネマートでは過去に、(韓国の)知的障害者の福祉の在り方、が明確にテーマとして設定された映画が放映されたことがある)、それ「単独」では問題提起が不十分で、おそらく複数の論点があるか、あるいは「論点の描写が足りない」かのいずれかと思います(日韓ともに隣国なので文化は似るし、かなりの部分で推測がききますが、いずれにせよ何ともとれる)。
さらにこれらに輪をかけて混乱させるのは「字幕の抜け、コンマ秒で出てくる謎の字幕」(この映画、字幕のチェックが足りていない?)等であり、かなり厳しい印象です。
採点に関しては下記の通りで4.2を4.0まで切り下げています。
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(減点0.4/字幕が途中で抜ける)
・ エンディングロール直前の5分ほどの、いわば「その後の描写」といえる部分ですが、「とある施設」から出てくる「1●●」(●の部分はハングル/おそらく「1年後」だと思います)が何も字幕がないかと思えば、そのあとに出てくる「その後の登場人物が歩んだであろう道のり」の部分も「コンマ秒で消える字幕がある」(何が出ていたのかは不明だが、出てくることは出てくる。コマ送りにしないと見えない?)など、字幕の配慮のなさがすごく、下記に述べる「映画の主義主張がわかりにくい」点もあいまって、かなりここが厳しいです。
(減点0.4/映画の述べる主義主張が多様に取れすぎてしまう)
・ 結局、アクション映画とみる立場と、知的障害(広くとれば、3障害)児の福祉の在り方、という二つの論点、さらにその折衷的な見方などいろいろあると思いますが、いずれの解釈も可能で、それを織り交ぜたため、結局何を述べたいかがはっきりとしない部分もあります(この点も、ある程度はフランス映画的に余韻を残したかった、ともいえるが、上記の字幕不足もあいまって、さらによくわからない)。
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スタイリッシュでない
アイドルグループの子が主役というのを見てスタイリッシュなアクション的なやつかと思ったら、まったく違ってた。
あまりにも過酷な、苛烈な、非情な環境と分断がもたらす境遇でいったいどうやって人間的に生きろというのか、という問いを全くスタイリッシュでないアクションで、痛みたっぷりに見せてゆく。
ドラマの展開としても当初思っていたのとは違う展開もあり、「愛の不時着」の『耳』氏がなんとも重要な役を…
飲み込めなさも含めて極めて現代的な問いをもたらす物語かな。韓国らしい…
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