ロスト・フライトのレビュー・感想・評価
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バッド・フライトはベスト・ジェラルド・アクション!
かつてハリウッドスターと言えばアクション俳優だった。
しかし昨今、アクションスターを見掛けなくなって久しい。
今アクション一本でやっているスターはステイサムくらいか。ドウェインはアクション俳優と言うよりエンタメ・スター。
が、別ジャンルからアクションに参戦という視野で広げると、渋い演技派から中年アクションスターとして開花したリーアム・ニーソン。
それからこの漢も。ジェラルド・バトラー。
彼も『オペラ座の怪人』など様々なジャンルで活躍していたが、古代スパルタ戦士や無双シークレット・サービスですっかりタフなアクション俳優のイメージが定着。近年の出演作もアクションが多い。
経歴は各々だが、何だかんだアクションスターは今もまだ奮闘し続けている。
ステイサムのアクションはついつい見ちゃう。リーアムのアクションも最近一気見。
二人のアクションはよく見るけど、ジェラルドのアクションを見るのは久し振り。多分『エンド・オブ・ステイツ』以来…?
以後の出演アクションはまだ見ていないのが多い。別に好き嫌いとかこれと言った理由は無いんだけど…。
本作は題材や設定に惹かれて。
これが、面白い!
シンガポールから東京経由しホノルル行きの旅客機。
新年最初のフライト。機長のトランスはホノルルで待つ娘との再会を心待ちにしていたが…。
会社の下らぬ規定で悪天候の上空を飛ぶ事に。
さらに出発直前に、移送中の殺人犯ガスパールが搭乗する事に。
何やら暗雲立ち込めたフライトは、その通り最悪のフライトに。
悪天候と落雷で計器類がやられ、操縦不能。墜落の危機。
トランスの熟練テクニックで墜落は免れ、不時着。犠牲者は2名出たものの、何とか乗組員らは一命を取り留めた。
不時着したのは何処かの島。計算して割り出した結果、そこは…
フィリピンのホロ島。凶悪なゲリラたちが支配する危険な無法地帯だった…!
確かにプロットはB級的。
が、フライト・パニック、サバイバル・アクション、救出と脱出…これらを活かしたアクションとスリルの面白さを濃縮! 100分強があっという間!
無駄に尺が長く、CGてんこ盛りの大作なんかより遥かに面白い!
そこに、いつもながらタフな漢の魅力を発揮するジェラルド・バトラー!…と思ったら、ちょっと違った。
至って普通の機長。かつて空軍パイロットで、大手航空会社に。が、そこで問題を起こし、弱小の現会社に。
ちょっと訳ありの過去持ちは定番だが、ゲリラたち相手に一切怯む事なく闘うタフ野郎といった感じではなく。
実際ゲリラ一人と対峙した時も命懸け。常に危機に冷や冷やしながら。
所々ジェラルド“らしく”強くなったり、本当に平凡な機長?…と思う箇所もあるが、人質に囚われてしまった乗客や乗務員を助ける為、機長として、果敢に立ち向かっていく様、危機を突破する為に自ら囮になるカッコ良さ。
やっぱ、ジェラルドはジェラルドだった。
いつものような役柄設定やステイサムだったら、たった一人で。
が、今回は一人では無理。ある人物に協力を。その人物が…
ガスパール。殺人犯をバディに。
不時着の寸前、上空から見えた建物らしきに向かう。危険の中を。
乗客や乗務員を危険に晒す事は出来ない。なら、ガスパールだって…
実は彼、とある経歴の持ち主。
フランスの元外人部隊で、戦闘経験は豊富。
この状況下では頼りになるが、彼は殺人犯。いつ裏切るか分からない。
向かっている途中、早速姿をくらます。分かりきっていた事とは言え…。
ところが、銃を調達し、遭遇したゲリラ相手にピンチになっていたトランスを助ける。
その後も裏切る事なく惜しみなく協力。本当に悪い奴…?
そこら辺の描写は弱いが、ゲリラと対する為、犯罪者とタッグ。毒には毒を!
ゲリラ一味が本当に凶悪、極悪。
一般人の人質を取り、身代金を要求。
支払わなければ躊躇なく殺害。その模様をカメラに撮って公開。
地元政府や警察も迂闊に手を出せない。
アクション映画の敵を描く時、2つのタイプに分かれる。
敵側にも情が入ってしまう設定があるか、一切ナシの極悪か。
本作は後者。だから見るこちらも何の躊躇をする事なく、コイツらをブッ倒せ!
ゲリラリーダーの最期はスカッと痛快!
このホロ島とゲリラ。フィクション設定かと思いきや、実在するという。怖ッ…。
ゲリラは怖いけど、会社連中にもイラッ!
規定とは言え、あんな悪天候フライトを下すか…? しかもその理由は本当にケチケチ。言い出したアイツ、バカか…?
廃墟で何とか電話が通じ、会社に連絡。そのオペレーターが…。マニュアル通りの対応とは言え、もっと機転を利かせよ!
上層部の連中も何の救出策も思い当たらない無能な奴らばかり。トランスさん、こんな会社からさっさと転職した方がいいッスよ…。
そんな中、外部から引き抜かれた危機管理担当。強引ではあるが救出策を考え、無能連中に皮肉や一喝。この男がカッコいい!
元軍人。その繋がりで彼に雇われている救出の傭兵小部隊。トランスたちの絶体絶命のピンチに駆け付け、決死の救出。彼らもカッコいい!
頼りになるのが会社専属の身内じゃなく、犯罪者や外部の者というのが皮肉的でもあり、あるあるでもあり…?
こういう作品の場合、乗務員や乗客にも個性あって然るべきだが、もっとキャラ描写欲しかったかな…。
リアルな描写もある一方、荒唐無稽やツッコミ所も。
そういうのもこういう作品の醍醐味。ただ、邦題がビミョー…。
フライト・パニック×サバイバル・アクション×極上スリル×スカッと痛快面白さ×漢ジェラルド!
今年劇場/レンタル/配信で見た純アクションでは、現時点でベスト! ジェラルド・アクションでも見た中で個人的ベスト!
せっかくだからまだ未見の『グリーンランド』とか『カンダハル』とか、“ジェラルド祭り”でもしようかな…?
シンプル・イズ・ベスト
犯人を護送する警官が・・・!
余計な部分を削ぎ落として簡潔にまとめた感じの映画。割とあっさり解決...
グッドジョブ
機長! 一緒した過去に殺人を犯した人、助けに来た傭兵、更に乗組員の皆さん!
こういう映画で有りがちな、身勝手すぎる乗員等も居なく、正しく一致団結感で好感が持てた。
ただし、政府軍さえ返り討ちに合うと言ってた敵の割には、数人の傭兵に殆んど敗北しているのには笑えた。
でも、ハラハラドキドキ緊迫感あって楽しめたし、ハッピーエンドと言って良い終わり方も良かった。
なかなか面白かった!
2024 35本目
機長やるやん
可もなく不可もなく
機長は乗客を守る…
人質に取られた乗客の救出にまで向かう機長。本作も男らしさ全開のジェラルド・バトラーが見れる。乗客として乗り合わせた殺人犯ガスパールや、航空会社の社長や幹部陣、救出部隊、全てが怪しく見えるのだが、結局は何でも無かった。ガスパール、贖罪かもしれないが、あの島で大金持ってどこに行くのだろう。一度不時着した飛行機が復活するのもご都合主義だが、気楽に見れた。
機長がジェラルド・バトラーなので安心
シンガポールから東京に向かった旅客機が落雷で機器が停止、フィリピンのある島に不時着する。
そこはゲリラの拠点だったため、機長(ジェラルド・バトラー)は大奮闘することに。
ドラマは適当で、ひたすら話の筋を追うことになるが、潔くて結構だった。
うん、ハラハラしつつもよかった、
その事故は始まりに過ぎなかった…
原題
Plane
感想
航空パニック✖️脱出サバイバル!緊張感が加速するハイブリッドサバイバルアクション!
119便フィリピン上空にて消息不明、機長以下17名、反政府組織の拠点に不時着。
4万フィートの上空から、世界最悪の島へ
機長として責任を全うしようと乗客を守るトランスはカッコよかったです!
手を組む犯罪者のガスパールもカッコよかったです!
最初の飛行機の不時着は手に汗握りますね。
飛行機怖くなります笑
ラスト脱出時の銃撃戦もハラハラドキドキしました。
スナイパーの人凄すぎです!
無双バトラーを観たい人には物足りなく感じてしまうかもです!
世界で最も危険なエリアの1つ、ホロ島
フィリピン:スールー海のこの島には、イスラム過激派のアブ・サヤフの拠点が存在する。
身代金目的の誘拐事件も横行しており、組織のメンバー以外でも、現地の一般市民と地元当局者が誘拐に協力している可能性も噂されている
※トレイルブレイザーと世界の旅を
次々に起こる危機に目が離せません
タイトルから航空パニックものかと思ったが製作・主演がアクションスターのジェラルド・バトラーだからそんな単純なわけがありませんね。
この手の映画は多いので脚本を練ったのでしょう、乗客が多いと成り立ちませんので年始のフライトに設定、ハラハラさせるために殺人犯の移送を盛り込んでいますが予想外の展開、次々に起こる危機に目が離せません、フィリピン発東京行きですから真田広之さんが乗っていてアクションに絡めばと思いましたが残念、詳しくは観てのお愉しみということで・・。
案の定フィリピン政府からクレームが出て上映自粛になったそうです、また、実際の旅客機は落雷は想定されていますからこんなことにはならない筈と思ったらあっけなく直してもう一役の活躍だから、あえて雷程度にしたのでしょう。多少、ご都合主義感はありましたが、総じてプロットのひねりが効いていました。
パパは少し遅れそうだ
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