「シリーズ重ねるごとに「う~ん・・・」って感じ」ジョン・ウィック コンセクエンス 焼肉定食さんの映画レビュー(感想・評価)
シリーズ重ねるごとに「う~ん・・・」って感じ
キアヌ・リーヴス演じる、伝説的殺し屋ジョン・ウィックの第4作。
ざっくりとしたあらすじは、殺し屋の連盟?から逃れるため、自身の命を狙う有象無象に、多彩な戦闘アクションで無双していくっていう所謂「いつものジョン・ウィック」。今作の目新しいところは味方・敵ともにかつての殺し屋仲間が参戦するところ。
タイトルにも書いた通り、正直「う~ん・・・」って感じ。
「何故か」と考えたところ、「戦う理由に共感し辛い」ってのと「アクションのマンネリ化」が理由かな。
第1作は戦う理由に共感できたけども、シリーズを重ねるごと、特に第3作以降は「あれ、何のために戦っているんだっけ?」と感じることが多くなった。
また、齢60近いキアヌ・リーヴスのキレッキレの数多のアクションは素晴らしいんだけども、どうしても1対1の戦闘シーンの長尺は飽きを感じてしまう。そこが本作の売りで、「じゃあ数に任せてマシンガン連射or爆発物大量投擲でせまってくる敵が見たいのか?」と言われると難しいのだが、どんなに素晴らしいアクションも、それが10分以上続くと微妙に感じてしまった。第1作を見た際に、とどめのヘッドショット決めていくスタイルは斬新に映ったんだけどもね・・・。
あと、シリーズ重ねるごとに世界をまたにかけはじめるのは何なんですかね・・・。
勿論、「え?キアヌ・リーヴスのアクションを観る映画でしょ?」っていう前提なら高評価かもしれない。ただ、私はそこだけを期待して観に行った訳ではないので少々辛口のレビューになってしまった。
ちなみにエンドロール後にも1シーンあるので、退席のタイミングはご注意を(あれもいるかなぁ)。