「やはりアクションはすごかった!」ジョン・ウィック コンセクエンス kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)
やはりアクションはすごかった!
「ジョン・ウィック」シリーズももう4作目になるのかと少し感慨深くなってしまう。最初は飼い犬が殺されたことへの復讐だったのに、それが果たされるとまた新たな復讐を呼びどんどん話が大きくなっていった。主席連合の組織も徐々に明らかになるにつれ荒唐無稽さが増していく。
本作はその集大成と言える作品。ドニー・イェンと真田広之が絡むシーンはとてもいい。ドニー・イェンが演じる盲目の凄腕殺し屋がすごい。盲目なのに!って思うけど、「ローグ・ワン」のときにも観ているから違和感は少ない。
とにかく敵を殺しては、次の敵が現れてまた殺していくの連続。アクションゲームってこんな感じだよな。昔、プレイした「鬼武者」ってゲームを思い出してしまった(古すぎる!)。敵が妙な仮面をつけていたり防弾のスーツを着ているから銃で撃っても一発では死なないところがポイント。打撃やナイフなども駆使しながら次々と殺していくアクションは痛快そのもの。最初から最後までレベルの高いアクションを堪能した。
ただし、話の進み方はちょっと遅くて、個人的に少しダレてしまうところもあった。もう少しコンパクトにすることもできたよな。あの黒人のヒットマンの立ち位置が終始微妙だったのも引っかかる。
それでもシリーズ最終作としては満足の行く内容。犬を傷つける奴は許さないぜ!的なシーンもあって、シリーズの原点を思い起こさせてくれる。そうだよな。妻のヘレンとヘレンがプレゼントした犬が始まりだったんだよな。
ちなみにエンドロールでアキラのスタントに伊澤彩織(ベイビーわるきゅーれの主演)の名前があって驚いた。活躍の場を広げてるな!