「タマを狙え!」ジョン・ウィック コンセクエンス t2law0131さんの映画レビュー(感想・評価)
タマを狙え!
このシリーズは、有無を言わせぬキアヌ・リーブスのフルコンタクトアクションが売りで、その第一作から僕らを熱狂させた。毎作品のストーリーはもとより、シリーズの世界観さえも、すべて俳優たちの肉体を駆使したアクションが〈必然〉となるように仕掛けられている。完結編?となる本作も、どんなハードなアクションシーンを仕立てるか、さらにはそれを如何に迫力満点でフィルムに焼き付けるかに、監督や撮影は命をかけているのだろう。特に終盤に描かれる、ワンカットで真俯瞰移動の数分間に渡る肉弾&ガンアクションは目を見張る。このシーン(2回見せてくれる)だけでも木戸銭の価値は十分ある。銃弾飛び交う中でのフルコンタクトアクションが可能なのは、特殊素材のスーツは弾丸には無敵、という『発明』が物を言う。スーツで頭部を保護しながら戦えば、首から下は無敵というお約束が、ジョン・ウィックシリーズを支えているのである。
本作も『犬』が大活躍なのも記憶しておこう。
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