「とてもよかった」ジョン・ウィック コンセクエンス 吉泉知彦さんの映画レビュー(感想・評価)
とてもよかった
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第1作目はすごく好きだったのだけど、2作目からは町中いたるところに殺し屋がいて、インフレを感じた。今作は2時間40分もあってジョン・ウィックにそんなにつきあっていられないと億劫だった。
普段は極力ネタバレを避けるのだけど、それほど思い入れがないので、ギンティ小林さんのネタバレ分も含めて解説をしっかり読んで見たら、非常に見どころが明確になり、2時間40分飽きずに楽しんだ。
大阪の変な日本の場面は、先日『グランツーリスモ』で違和感のない日本描写に感動したばかりなので、あちゃーと思ったのだけど、外国人が求める日本はむしろこういう世界観ではないのだろうか。こんな感じのホテルを外国人向けに開業したらインバウンド需要が高まる。
パリの凱旋門でぐるぐる回るアクションがすごく面白い。ジョンが何度も車にはねられてハラハラする。階段をせっかく上ったのに下まで落ちてつらい。
最後の決闘、銃を渡された途端、ドニー・イェンと一緒に親分を撃ち殺すのはダメなのかな。どこからどこまでがルールかよくわからない。
前から思っていたのだけど、あの殺し屋組織は理不尽がまかり通って、持続不可能だ。ジョンみたいな強力な殺し屋に親分が殺される。幹部も殺し屋もwin-winのシステムを作るべきだ。
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