シック・オブ・マイセルフのレビュー・感想・評価
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怖っ!
上映開始時間を20分間違えて、
途中からになってしまったのだけど...。
いやいやいや、怖いわー。
これは最終的に彼女は、承認欲求病から抜け出せてんの???
なんか、もう、無理そうにしか感じなかったんだけど…。
まぁ、本来、誰かに認められたい気持ちというのは、
全くなかったら、それはそれで、ちょっと達観しすぎた人になっちゃうけど...。
SNS普及してからの、一般人が知らない不特定多数からも認められたい。
というこの風潮は、ちょっと、怖いよな。
ボタンひとつの承認じゃなくって、周りの知っている人に、
きちんと、言葉で認められた方がいいのにさー。
という現象の問題提起にしては、だいぶ怖かったよ...。
アホっぽい…(笑)
途中から何を求めて見にきたか忘れてしまった…
認められたい、愛されたいという欲求が根深い所で狂気と歪みになり、壊...
認められたい、愛されたいという欲求が根深い所で狂気と歪みになり、壊れていく様子を描いているということと、
狂っている当人の悲痛な心の叫びが台詞中で描かれるという点で、宣伝文句にもあるA24の「パール」とよく似ていました。
向こうは連続殺人という手段を用いていたのに対し、
こちらはとにかく人の注目を集めるために、ネットでもリアルでも悲劇のヒロインを自作自演し続け、肉体的にも社会的にも取り返しの付かない事になっていくお話です。
こういう作品を見る度に思うのは、
パールもシグネも狂いたくて狂っているのではなく、愛されなかった経験だとか、周囲の輝かしく生きている人々との比較だとか、何か原因が奥深い所に存在しているはずで、
それを生み出す社会構造の中で生きている私達のほとんどが経験していくことであり、彼女らは本来は特別ではないということです。
(その感情を処理しきれなくなり、度を越した行動を取る点では特別かもしれません)
障害者グループやインクルーシブという福祉用語が出てきますが、物凄く広い意味で捉えるのなら、こういう心の闇を抱えた人も、障害者や病人という名前の付いたカテゴリーには入らないけれど、課題を抱えながら社会での共生を目指していく存在だというメッセージも含まれているのかなと感じました。
駄作であり傑作
出だしから主人公カップルがロクデナシとわかるエピソード。
次々と襲い来る不快感。
他人から注目を集めるために、自分の身体を傷つけるという思考が全く理解できない。
しかし、山頂から生配信で滑落死したり、コロナ禍でのノーマスクノーワクチン連中や、因縁つけての私人逮捕を繰り返す恐喝連中のふるまいなどを思い返すと、大差ないなと。
承認欲求というより、何物でもないくせに自分が世界の中心じゃないと気のすまないモンスター駄々っ子で、見苦しさと不快感しか存在しない。
SNS依存症や活動家、自爆系迷惑ユーチューバーがいかにクダラナイのかを示していて、「そう感じる風に作っている」と、よくわかる。
不快感への耐性がない人にとっては、まったく面白くないというか、「主人公ら早く死ねばいい」しか感想が出てこないであろう駄作とも受け取られる可能性があるんですよね。
その意味で、傑作ですね。
どこまで妄想?メンヘラ女の話
ミュンヒハウゼン症候群ですか?
やばいってと思いながら、割といるよなー拗らせたかまってちゃん。コメディっちやコメディなんだけど笑えない完璧人格障害ですな。
自助会あたりだと思うのだが、最後がなんかの宗教か?って感じでキモイ。
え、これも妄想?
真性かまってちゃん。
なかなか面白いネタの映画である、新鮮であった。
初めは人気の出始めた彼氏への妬みや、妹設定にいらっと来たのが出発点だったような気がするが、どんどんエスカレートしてアイデンティティみたくなり、自己崩壊(顔と身体だけ)してく話。
落ちは少し緩めだったような気もするが割と淡白な感じが北欧映画の良さ、、という事でまあ許す。
早速決まった次回作はアリアスターがPで着くようだからもっとエグくなるかもね。
ロシア製の薬ってのが笑える。色々信用がない模様。
自分の事よい夢、悪い夢みて、だんだんごっちゃになるところがアメリカ映画と違って淡々としていて好感持てる。アメリカだと絶対音付けたりして盛り上げるよね。
子供の頃「徹子の部屋」に出演するのが夢でいつもシュミレーション、イメトレしてたが私の人生ではどうやら達成出来ない模様。まあ、しかしあの脳内シュミレーションはなんかの役に立っている様なきもする、、、という事にしておこう。
面倒くさい
病名:自己愛性パーソナリティ障害
ある意味自分らしく
シグネは彼氏のトーマスが有名になっていくのを見て、強い嫉妬と承認欲求が増していく。そしてエスカレードしていき、平気で嘘をついていきます。発端となったのは犬に噛まれ血だらけの女性が大衆に注目されているところでした。犬に噛まれることや他のことで試行錯誤するが、失敗が続き、副作用が強い薬に依存し、治療方法のない新しい病気と嘘をつきます。
誰かから注目されたい心理は誰にもあるけど浮き沈みもある。注目されるけど、親友が離れるか?親友との距離を取るか。シグネにとっては究極の選択。インフルエンサーはセンスも大事。
脳内で想像したのと違う結果も多い。
好き嫌い別れるが、内容は斬新で自由な想像ができる映画でした。映画でしか伝わらない話でもあります。依存が時には体をリラックスさせます。
私を見て見て病の恐怖
自身が話の中心でないと気が済まない人間は確かにいる。
が、当意即妙の受け答えや話題の豊富さが無ければ
次第に会話から離れて行ってしまうのは自明の理。
本作の主人公はまさしくそうした女性。
自己顕示欲の強さも相当のモノ。
話しを盛るのはお手のもの、
知ったかぶりも当然。時として
大きな嘘さえつくのも平気の平左。
同居しているボーイフレンドが
アーチストとしての芽を出すと、
あろうことかそれを引きずり下ろす発言をするのは手始め。
なんとか自身の話題に持っていこうとするも
先に述べた典型例のため、話は次第に尻すぼみに。
とは言え、大はSNS上で実力を伴わぬ大言壮語を吐き、
しかし次第に消費され話題にも上らなくなることがなんと多いか。
小であれば、自身へ注意を引きたい、かまって貰いたいため、
具合の悪さや詐病をする身内の存在。
昔から有った例かもしれぬが、
情報が簡単に拡散する現代では
甚だしく増加の気配。
『シグネ(クリスティン・クヤトゥ・ソープ)』は件のボーイフレンドに認めて貰い、
世間の関心をも引くため
激しい副作用の薬を意図的に服用、
顔が崩れ、体調も壊す中、
一時の耳目を確かに集め、承認欲求も満たされる。
とは言え、その後は規定路線。
素行はエスカレーションし
ついには身体の不調も増大。
それに反比例するように周囲は去って行き、
それでも自分に都合の良い妄想は止まることを知らず。
やがてにっちもさっちも行かなくなった彼女に
どうした選択肢が遺されるのか。
上映時間97分の短尺ながら
センセーショナルな盛り上がり多く、
物語りは起伏に富む。
冒頭の、主人公が世間の注目を浴びる快感に目覚めることと
その手法を理解したシーンから
もうスクリーンから目が離せず、
監督の語り口に一気に引き込まれてしまう。
『クリストファー・ボルグリ』の前作
〔わたしは最悪。(2022年)〕はイマイチも
今回の出来は素晴らしい。
『カーロ・ミラベラ=デイヴィス』による〔Swallow スワロウ(2021年)〕は
異物を食べまくる「異食症」の結果としての
妻や母性からの解放を描いたが
それとは真逆の、しかし驚嘆すべき一本。
犬を虐めちゃいかんね
私が、私を、私は…
自分を見失わないように
配信アプリに大量発生してる自称人見知りの汎用型モヴ
自称人見知りとか悲劇のヒロインorヒーロー症候群の人が多い。あと、自称メンヘラホイホイの人も本人が1番メンヘラだし、まさに大量発生してるモヴをとてもよく現してた。
なぜ誰からも見向きもされなくなる日が来る事をそんなに恐れてるのか、、初めから誰にも見向きもされていなければ誰からも認められず誇りにも思われない自分自身をもっと等身大で受け止めればいいのに。
自分のことで泣いて自分に酔いしれている人
過去にあったか無かったか分からない自分可哀想エピソードの垂れ流しで何がしたいのか分からない人達
※面白おかしく笑いに昇華できてる人は別
太ってもいないのに、何故か平均体重以下の体重を晒してもっと痩せなきゃという人達
メンヘラホイホイで変な女とか男に捕まってると言いながら色んな異性に手を出してる人達
全部おなじに見えてることに自分達で気づかないのがいつも不思議だから、是非この映画でも見て自分のことだって気づいて欲しい。
妄想だけでは我慢できなくなったのね。
この胸糞悪さをどうか味わってほしい。
一度観たら忘れられない何とも言えないこの気持ち。
シグネ役の子の演技がリアル過ぎて見たくないけど見ちゃう。我が子を病気にして承認要求を満たす親を思い出したわ。
そのままの自分を愛せないことの極みか?
彼もクセモノだったけど、何だかんだで似た者同士、お似合いだったと思う。あんなになっても常に注目を浴びることが一番の幸せで、妄想の中でも常に称賛を浴びてるのが凄かった。自分が思ってる反応が返って来ないと不機嫌になるとても面倒な人。
お互いに辛い症状を告白しあうセミナーの面々もなかなかで、彼女が意気揚々と自分の事を語っている間は仲間じゃない!な感じだったけど、切々と症状を語り出してからは親身になってくれるあの感じ。
なんか不幸でないと仲間に入れない感じ。
友人たちは常識人なのになぜここまでヒートアップしたかと言うとやっぱり付き合ってた彼だろなぁ。環境って大事だなと思いました。面白かった!
ミュンヒハウゼン症候群
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