シック・オブ・マイセルフのレビュー・感想・評価
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どこまで妄想?メンヘラ女の話
ミュンヒハウゼン症候群ですか? やばいってと思いながら、割といるよなー拗らせたかまってちゃん。コメディっちやコメディなんだけど笑えない完璧人格障害ですな。 自助会あたりだと思うのだが、最後がなんかの宗教か?って感じでキモイ。 え、これも妄想?
真性かまってちゃん。
なかなか面白いネタの映画である、新鮮であった。 初めは人気の出始めた彼氏への妬みや、妹設定にいらっと来たのが出発点だったような気がするが、どんどんエスカレートしてアイデンティティみたくなり、自己崩壊(顔と身体だけ)してく話。 落ちは少し緩めだったような気もするが割と淡白な感じが北欧映画の良さ、、という事でまあ許す。 早速決まった次回作はアリアスターがPで着くようだからもっとエグくなるかもね。 ロシア製の薬ってのが笑える。色々信用がない模様。 自分の事よい夢、悪い夢みて、だんだんごっちゃになるところがアメリカ映画と違って淡々としていて好感持てる。アメリカだと絶対音付けたりして盛り上げるよね。 子供の頃「徹子の部屋」に出演するのが夢でいつもシュミレーション、イメトレしてたが私の人生ではどうやら達成出来ない模様。まあ、しかしあの脳内シュミレーションはなんかの役に立っている様なきもする、、、という事にしておこう。
面倒くさい
女性ですね、彼女は。自分の魅力を発揮しないし、友達と上手くやる風でも無いのに、彼氏に嫉妬し、あんな事に走るなんて。気持ちはわからないでも無いけど、自分は付き合えません。でも、これだけ感情移入が出来るなんて作品としては上出来と言う事ですかね?
病名:自己愛性パーソナリティ障害
究極のかまってちゃん爆誕。 歯止めのかからない所業に見てるこっちがだんだん引いてくる。 インパクトのある外見のせいで、心の病に気づく者はおらず。 彼女には心理カウンセリングが必要かと。 鑑賞後に客は皆、 ドリフのコント※のいかりやみたいに、 「だめだこりゃ」って言う(笑) ※もしもシリーズ「もしも彼女が◯◯だったら」
ある意味自分らしく
シグネは彼氏のトーマスが有名になっていくのを見て、強い嫉妬と承認欲求が増していく。そしてエスカレードしていき、平気で嘘をついていきます。発端となったのは犬に噛まれ血だらけの女性が大衆に注目されているところでした。犬に噛まれることや他のことで試行錯誤するが、失敗が続き、副作用が強い薬に依存し、治療方法のない新しい病気と嘘をつきます。 誰かから注目されたい心理は誰にもあるけど浮き沈みもある。注目されるけど、親友が離れるか?親友との距離を取るか。シグネにとっては究極の選択。インフルエンサーはセンスも大事。 脳内で想像したのと違う結果も多い。 好き嫌い別れるが、内容は斬新で自由な想像ができる映画でした。映画でしか伝わらない話でもあります。依存が時には体をリラックスさせます。
私を見て見て病の恐怖
自身が話の中心でないと気が済まない人間は確かにいる。 が、当意即妙の受け答えや話題の豊富さが無ければ 次第に会話から離れて行ってしまうのは自明の理。 本作の主人公はまさしくそうした女性。 自己顕示欲の強さも相当のモノ。 話しを盛るのはお手のもの、 知ったかぶりも当然。時として 大きな嘘さえつくのも平気の平左。 同居しているボーイフレンドが アーチストとしての芽を出すと、 あろうことかそれを引きずり下ろす発言をするのは手始め。 なんとか自身の話題に持っていこうとするも 先に述べた典型例のため、話は次第に尻すぼみに。 とは言え、大はSNS上で実力を伴わぬ大言壮語を吐き、 しかし次第に消費され話題にも上らなくなることがなんと多いか。 小であれば、自身へ注意を引きたい、かまって貰いたいため、 具合の悪さや詐病をする身内の存在。 昔から有った例かもしれぬが、 情報が簡単に拡散する現代では 甚だしく増加の気配。 『シグネ(クリスティン・クヤトゥ・ソープ)』は件のボーイフレンドに認めて貰い、 世間の関心をも引くため 激しい副作用の薬を意図的に服用、 顔が崩れ、体調も壊す中、 一時の耳目を確かに集め、承認欲求も満たされる。 とは言え、その後は規定路線。 素行はエスカレーションし ついには身体の不調も増大。 それに反比例するように周囲は去って行き、 それでも自分に都合の良い妄想は止まることを知らず。 やがてにっちもさっちも行かなくなった彼女に どうした選択肢が遺されるのか。 上映時間97分の短尺ながら センセーショナルな盛り上がり多く、 物語りは起伏に富む。 冒頭の、主人公が世間の注目を浴びる快感に目覚めることと その手法を理解したシーンから もうスクリーンから目が離せず、 監督の語り口に一気に引き込まれてしまう。 『クリストファー・ボルグリ』の前作 〔わたしは最悪。(2022年)〕はイマイチも 今回の出来は素晴らしい。 『カーロ・ミラベラ=デイヴィス』による〔Swallow スワロウ(2021年)〕は 異物を食べまくる「異食症」の結果としての 妻や母性からの解放を描いたが それとは真逆の、しかし驚嘆すべき一本。
犬を虐めちゃいかんね
夢シーンと現実シーンの区別をつき難くしてあるのがいかにもおクスリっぽいですな。 才能がなくそれを補う為に努力する気もないのにただ目立つためだけに逸脱行為に走る馬鹿(◯走族とか迷◯系ユーチューバーと同根)の成れの果て。 ラストは生ぬるいな。
究極の破滅型自己愛。
全く共感出来る事はないものの今の時代こういう人、出てきそう。SNSとかない時代なら自分が注目浴びる手段とかそうそうなかったと思うけど。ホラーでなくても充分怖いお話だったから魅入ってしまった。
私が、私を、私は…
カマッテちゃんを拗らせて虚言癖にいたっている女性が、ロシア製のヤバい薬に手を出す話。 盗人アーティストとかいう訳のわからん彼氏が有名になるにつれ、構ってちゃんを拗らせエスカレードしていくストーリー。 彼氏が大して心配してくれないと見るや大量摂取して病院に担ぎ込まれて、原因不明の病気がなんちゃらと悲劇のヒロインを気取る主人公。 ここまでとは言わないけれど、こういう人いるよね。 何でもかんでもSNSに投稿してトラブっちゃう人とかは気をつけてくださいね。 つまらなくはなかったけれど、あまり意外性が無いし締め方もマイルドだしでぼちぼちという感じかな。
自分を見失わないように
SNSで不必要に他人と比較してしまうことはあるし、自分が注目されたいという価値観もわからなくもない。 注目されたいがために、アレルギーを騙ったり、わざと皮膚に影響が出る薬を摂取したり。はじめは軽い気持ちだったかもしれないが、さらに周りの関心を得るために、自分の嘘がバレないために、エスカレーションしていく様子は、とても目が離せない。 また妄想の中でも、自分の葬式に参列できる招待客のリストを作ったり、テレビ番組で父や知人が謝罪したりと、ここまで自身を特別視できる原動力は何だったんだろう。 なお関連グッズも販売されており、特にパンフレットは作中に登場した"Lidexol"を模したデザインでおすすめ。
配信アプリに大量発生してる自称人見知りの汎用型モヴ
自称人見知りとか悲劇のヒロインorヒーロー症候群の人が多い。あと、自称メンヘラホイホイの人も本人が1番メンヘラだし、まさに大量発生してるモヴをとてもよく現してた。 なぜ誰からも見向きもされなくなる日が来る事をそんなに恐れてるのか、、初めから誰にも見向きもされていなければ誰からも認められず誇りにも思われない自分自身をもっと等身大で受け止めればいいのに。 自分のことで泣いて自分に酔いしれている人 過去にあったか無かったか分からない自分可哀想エピソードの垂れ流しで何がしたいのか分からない人達 ※面白おかしく笑いに昇華できてる人は別 太ってもいないのに、何故か平均体重以下の体重を晒してもっと痩せなきゃという人達 メンヘラホイホイで変な女とか男に捕まってると言いながら色んな異性に手を出してる人達 全部おなじに見えてることに自分達で気づかないのがいつも不思議だから、是非この映画でも見て自分のことだって気づいて欲しい。
妄想だけでは我慢できなくなったのね。
この胸糞悪さをどうか味わってほしい。 一度観たら忘れられない何とも言えないこの気持ち。 シグネ役の子の演技がリアル過ぎて見たくないけど見ちゃう。我が子を病気にして承認要求を満たす親を思い出したわ。 そのままの自分を愛せないことの極みか? 彼もクセモノだったけど、何だかんだで似た者同士、お似合いだったと思う。あんなになっても常に注目を浴びることが一番の幸せで、妄想の中でも常に称賛を浴びてるのが凄かった。自分が思ってる反応が返って来ないと不機嫌になるとても面倒な人。 お互いに辛い症状を告白しあうセミナーの面々もなかなかで、彼女が意気揚々と自分の事を語っている間は仲間じゃない!な感じだったけど、切々と症状を語り出してからは親身になってくれるあの感じ。 なんか不幸でないと仲間に入れない感じ。 友人たちは常識人なのになぜここまでヒートアップしたかと言うとやっぱり付き合ってた彼だろなぁ。環境って大事だなと思いました。面白かった!
ミュンヒハウゼン症候群
2023年10月1日 映画 #シック・オブ・マイセルフ (2022年)鑑賞 承認欲求に取りつかれた女性が行き着いたのは何なのか シリアスであり、ホラーであり、その行動心理が分かるようで、一方で共感できないようで、でも、しっかりと取り憑かれました @FansVoiceJP さん試写会ありがとうございました
狂気の中にも共感。最高でした。
ロンドンにて。 個人的には大好きな作品。 主人公シグナはカフェで働く平凡な女の子。 人とは違う特別な存在になりたい彼女は 注目を集めるために嘘、奇行、ドラッグに手を出すなど その行動は徐々にエスカレートしていく。 出来事そのものには親近感よりむしろ恐怖すら感じるが 目立ちたいという心理、そして主演ソープの愛らしいコミカルな演技には 誰しもが共感してしまう人間の愛すべき愚かさが痛快に描かれていた。 「500日のサマー」を彷彿とさせるような現実と理想で 感情が乱高下するリアルな演出にも注目。
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