「王道の中にある美学。」不思議の国の数学者 はるたろうさんの映画レビュー(感想・評価)
王道の中にある美学。
ある意味王道のストーリーだけど、生きる上での大切なヒントが詰まった素敵な映画でした。脱北して高校の警備員をしている天才数学者のおじさんと超進学校で早速落ちこぼれる男子生徒。
数学を愛するその生き方に触れながら二人の秘密の授業が行われる。たとえ誤答だったとしてもそこまでの過程が大切。今日がだめならまた明日。勇気を出して向き合ってゆく。韓国ならではの問題も交えながら正しい答えが導かれてゆく。
それぞれのキャラクターも分かりやすくて良かった。腹立つ奴はちゃんと腹立つし、真の仲間は裏切らない。ジャンプの青春漫画みたいな終わり方も清々しかった。良作!
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