「モラルジレンマ」デシベル odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
モラルジレンマ
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軍事演習中に事故にあった韓国潜水艦ハルラの生存者の指揮官と家族、多くの市民が爆弾魔に次々と襲われる爆弾テロのパニック・ムービー、話が進むにつれ、政府の隠す犯人の驚くべき動機が次第に明かされます。確かに子供まで巻き込んだ爆弾テロの様は卑劣で緊迫感に満ちハラハラ・ドキドキですが驚きは事件の裏の方でしょう。
AIの究極の課題とされているのがモラルジレンマ、簡単に言えば、究極の二択を迫られた時に生じる倫理的な葛藤のことです。例に言われるのが暴走トロッコ問題、線路の先の分岐点の右側には1人の作業員、直進すれば5人の作業員、あなたは5人を救うために舵を切り、1人の命を奪えますか?… これがモラルジレンマです。映画の潜水艦ハルラにも同様のことが起こります。仕掛けた爆弾が大きな音に反応することから音量の計測値デシベルがタイトルになっていますがちょっと疑問、テーマとしては、死ぬも地獄、助かるのも地獄の究極の選択、あなたならどうするといった、モラルジレンマ問題でしょう。
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