「細工はりゅうりゅう。役者は揃った!」ワイルド・スピード ファイヤーブースト pipiさんの映画レビュー(感想・評価)
細工はりゅうりゅう。役者は揃った!
うむ。結論から言うと「劇場で観て良かった」
本作に限って言えばスクリーンのお勧めは横幅16m〜18.5mくらいの300シート前後の箱だと思う。それくらいだと、視覚的にちょうど人や車が実物よりやや大きいくらいに見えて吹っ飛んでいく車などの臨場感満点なのだ。
小さいスクリーンでは本作の良さが発揮しきれないが、25mプールサイズのデカさとなると視野がスクリーンをカバーしきれず「見えていない箇所」が増えてしまうのも問題なのである。
今回ちょうど300シート規模の中央やや前方というベスポジで観られたので炎に撒かれた車が頭上を掠めていくシーンなどは素晴らしく迫力ある映像で鑑賞する事が出来た。
さて、今回のストーリー、ジェットブレイクのレビューにて「予測」した事柄がほぼ大当たり過ぎて笑ってしまうが、その割には話が破綻していない。
もはやワイスピワールドの予定調和になってしまったというきらいもあるが、今回の場合は「敵の狙いが、ドミニクファミリーを苦しめる事」に特化されている部分も大きな理由であろう。
ユーロミッション以降付き纏った「なんでお前らが秘密諜報員と渡り合って世界救ってんのよ?」という違和感が解消され、目的が「家族を守る事」のみなので話に説得力がある。
とは言え、味方になってくれるのはかつての強大過ぎる敵役(かたきやく)達。
この彼らを相手取って「とんでもない最強・最恐・最兇の敵」を演じるのは非常に困難なミッションだが、本作ではジェイソン・モモアがクリーン・ヒットを放ってくれた!
DUNE砂の惑星でダンカン演じてた人だな。こんなに良い役者さんだったのか!
(アメコミ映画はもうお腹いっぱいだが、DCエクステンデッドユニバーサルだけはとりあえず観てみるかな)
ダンテは陽気で人懐っこく、車&バイク大好きで技術も超一流だからこそドムの腕を認めてドラテクに関しちゃ敬愛すらしてる。
その裏でサイファーに「私以上の悪魔」と言わしめるほどの残忍性と凶暴性を持ち、知性も高く狡猾である。
若い頃に精神科で反社会性パーソナリティ(ソシオパス)の診断を受けた描写があるがソシオパスの代表的傾向は「法律規範の軽視」「自己利益の為に人を騙す」「衝動的」「楽しみの為に暴力的刺激を求める」「自他の安全を考えられない」「責任感・良心の呵責がない」という点だ。ダンテは見事にこれらの特徴をMAXに備えている。
そんなダンテが父親を殺された怨みを晴らさんと全力で襲いかかってくるのだからこれは期待大。
人を喰った陽気な言動の中で垣間見せる狂気。
ダンテ=モモアの配役が本作成功の5〜6割を支えていると言っても過言じゃないと思う。
(時折混じるバレエ絡みのフランス語ジョーク、吹き替えではどう扱ってるのかな?普段、吹き替えは観ないけど声が安元さんならVOD落ちで観てみるかな)
とは言え、次作ではまだまだ強力なアベンジャーズが集結する事がわかっているのだからダンテ1人じゃやっぱり足りない。と思っていたらダンテサイドにお一人様追加〜(笑)
今回、最初っからずーっと「嫌な奴」だったエイムスが敵方確定〜。
うん、スッキリした。お前、1番嫌いだわ。このあと寝返ったりしないでよ?頼むからw
車ネタで嬉しかったのは2点。
レースでイザベラが駆るZをRB-26に換装してること。
(でも、もしこれがドム絡みだったなら「ブライアンの心臓(ハート)を積んでる」みたいで更に胸熱だったのになぁ)
もいっちょはハンの2000GTV〜♪アルファ乗りには超嬉しいポイント(個人的喜びでごめんw)
あと、車絡みで言及しときたいのはショウのマクラーレンか。セナの名を冠したやつですねー。価格にして1億2000万!
ローマンが乗ってた金ピカガヤルドの6倍のお値段ですよー。絶対に縁がないなぁ、これは。
ショウの「格の違い」が表現されている感じがしてとても良いと思った。
(ガヤルドはランボルギーニ最後のMT。カウンタック以来ずーっとランボルギーニファンだったけど今後MT作らない方針にはガッカリだな。
まぁ、内燃機関の時代自体がもはや終焉迎えそうだから何を言っても仕方ないけどね。)
ローマン&テズ・ラムジー組にハンが加わった事で戦闘力&判断力が急激UP。言わばウソップ・チョッパー・ナミ組にサンジが加わったようなものだからドム単体程度のチート能力はあるだろう。
レティとサイファーの取っ組み合いは要らんかったかなー。体力温存が何より大切な場面であの暴挙はレティがまるっきりの脳筋に見える。個人的にはすっかりレティよりサイファー贔屓になっちまいましたわ。
スピンオフでのショウマミー&ホブスおっかさんに影響を受けたかトレットマムにまさかのリタ・モレノ!
「ウエストサイド物語」のイメージがあまりにも強い彼女は有色系代表たるトレットファミリーの家長に相応しい。
(Bからエレナの血が薄れてきてないー?生まれた時は、も少し白&ブロンドぽくなかったかー?)
そして、そして!
誰もが諦めていた「あの男」が帰ってきた!
功労者はレテリエ監督らしいがディーゼルも頑張った。
①レテリエ監督が「彼」と彼のチームを熱心に口説く
②とにかく完成したファイヤーブーストを観てもらい、作品を好きになってもらう。
③ディーゼルが出演を懇願する。
と、まぁ、情報のカケラを拾い集めて推理するとこのような展開があった模様。
まぁ、ワイスピというシリーズにとって「彼」がどれだけ重要かは本人が1番わかっているだろうし自負もあるはず。
ディーゼルに頭下げられて断っちゃあ、今度はこちらが「漢」じゃなくなっちまうよな?ロック様!
ワイスピシリーズ終焉の為の「祭り」だからね。粗もある程度は目を瞑ってやれる。次作にて最高の「花火」を打ち上げるための細工だと思えば色々許せる。
役者は揃った。仕上げをご覧じろってなもんだ。
と、、、「役者は揃った」と書いたんだけど、、、。ここで新たな情報入手。
・3部作になる可能性がある。
・トム・クルーズとロバート・ダウニーJr.にも声をかけている。
おい、おい、おい、大丈夫かぁ?(笑)
風呂敷広げすぎて失速しないでよぉ?
実現してもしなくてもいいから、最後はバッチリ星4以上をキメさせてくれ。
次回に大幅期待ってコトで本作は評価保留の3.5です。(精一杯の大甘ですw)
期待しているよ!
※ポール・ウォーカーのお嬢さん、わからなくて鑑賞後にクレジットで確認した。そうか、彼女だったのか。(スミノフ運んできてくれた人ね)
ジェイコブがBに「ワインはダメだ」のくだりも面白かったし、なかなか楽しいシーンでしたね。
あ!そう言えば、ジェイコブおじさん。「カセットテープ」は「90年代の常識」ではないからね?いくら古い車に乗ってたってオーディオはCDチェンジャー付きに変えてたっしょ(笑)
チェンジャー10連とか30連とか最新だったよねぇ。今では笑い話だなぁ、懐かしいwww
今晩は
どーも、誤解があるようなので・・。
私の愛車はダイハツさんの名車、軽トラの4WDです・・。
って、何でだー。
嗚呼、オイラが悪いさ!100キロオーバーしたオイラが悪いさ!でもね、社内でもホント大変だったんですから。
教習所で言われた言葉。
【車を運転する際には、制限速度を守りましょう。】
嗚呼、車は格安で売ったさ。で、180キロまでしか出ない安全装置バッチリの○○に買い替えさせられたさ!(涙)
傷に塩を塗り込まれたNONUでした。まさか、映画サイトで塗り込まれるとは。。
けれども、ホント当時の自分の奢った気持ちを修正させてくれた事でした。万が一、他人を巻き込んで事故を起こしていたらと思うとゾッとします。では。返信は不要ですよ。”ププッとか言わないよーに。”
沢山の共感とフォローありがとうございました
僕もフォローさせて頂きます
僕のレビューは削除される事が多いので、殆どのレビューは下書きのまま非公開にしてます…笑