「正にこの実写版:岸辺露伴シリーズは主演の高橋一生が居なければそもそ...」岸辺露伴 ルーヴルへ行く idさんの映画レビュー(感想・評価)
正にこの実写版:岸辺露伴シリーズは主演の高橋一生が居なければそもそ...
正にこの実写版:岸辺露伴シリーズは主演の高橋一生が居なければそもそも成り立たない程に高橋さんの演技力と表現力が存分に生かされた作品だと思う。そこに脚本の小林靖子さんのキレるストーリー作りが見事にマッチして失敗しがちな二次実写作品としては強烈な印象を残した。
そして今作の劇場版はあのルーヴル美術館を舞台に”黒い絵”の謎を追うストーリー。原作は未読の為再現率などは気にせず画面に集中出来た。ドラマの雰囲気そのままのじっとりとした空気感にスケールアップした映像美がなるほど劇場版だと感じる仕上がりだった。ただタイトルにまでなっているルーヴル部分が全体の3割程しか無いのが物足りなく残念だった。またリアリティ感の為なのかやたら美術館説明などが多く場面としてあまり盛り上がらなかった。今シリーズは毎話インパクトのあるキャラクターも見所だが、折角の劇場版である今作は黒い女以外はキャラクター色が薄くそこも残念ポイントだった。今回二役を演じた高橋さんは流石の演技表現だった。
個人的楽しみである各衣装も上品さ意識なのかドラマ版より個性が落ち着き少し残念だった。
通算9話目?となる実写版:岸辺露伴シリーズだがこれからも是非続編を期待したい。
コメントする