丘の上の本屋さんのレビュー・感想・評価
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リベロとエシエンの友情は◎
配信(DMMTV)で視聴。
イタリアの古い古書店で店主の男性リベロと移民の少年エシエンの
古書店内での会話から友情を築くストーリーには感動。エシエンが
本に興味を示す姿にリベロは好感したのだろう。これだけでもこの作品の
目玉。ただ、単調なストーリーは残念だった。
美しい街の景色と、本屋の主人の優しさが心地いい
イタリア映画ってなんでこんなに綺麗なんやろ
まず映像の美しさに惹き込まれた。
あんまりイタリア映画って見ぃひんけど、なんでこんなに綺麗なんやろな〜。
もちろん「イタリアの最も美しい村」のひとつに数えられるチビテッラ・デル・トロントを舞台にしてるからなんやけど。
物語は、盛り上がりもなく、淡々とした古本屋の日常を描いているだけ。
でも、暖かな日差しと細やかな人情に溢れて、いつまでも観ていられる。
ブルキナファソからの移民であるエシエンの子役が表情豊かないい演技をしていて良かった。
彼なくしてこの映画は成り立たへんと思えた。
古本屋の店主がリベロって名前、『自由』という意味なんやから結末は回収できたんかなと…。
『人にとって最も大切なのは幸せになる権利だ』が映画のテーマであることはリベロとエシエンの会話に散りばめられていた。
もう一度、
イタリア映画ってなんでこんなに綺麗なんやろ。
✱映画でリベロがエシエンに貸し与えた本をもう一度読んでみよう。
うふん、UNICEF😁!
なるほどね、“世界人権宣言” こういうクダリか… ふむ😌
美しい感受性を持つ利発な少年エシエン。
リベロは、自身が生きて行き着いた絶対なる希求、“地球上の全ての人々が平和で安全に、生きる喜びと価値を感じられる世界” を、未来に生きる若者のひとり、エシエンに託したのだ。
丘の上の古書店と、お隣のカフェだけが舞台の、善き人々が繰り広げる日常の物語。
リベロがエシエンに貸し与える本のレベルアップ。その過程は、一冊ごとに興味深い。
ただ、最後のタイトルを聞いた時、思わず苦笑い😅
優しい気持ちが余韻に残りました。
のどかな雰囲気
イタリアの風光明媚な丘陵地帯を見下ろす丘の上の小さな古書店。店主リ...
イタリアの風光明媚な丘陵地帯を見下ろす丘の上の小さな古書店。店主リベロは、ある日、店の外で本を眺める移民の少年エシエンに声を掛け、本を貸し読んだ感想を話し合う。
それだけの内容ながら、飽きずに見れる。出てくる人物は皆いい人ばかり。
ラストは賛否両論沢山あるみたいたが、個人的にはこの終わり方は好きじゃない。
ほっとする幸せなおはなし
Quel film fa piangere.
やっと今なら良さがわかる
正直退屈気味
丘の上の本屋さん
イタリアが舞台である事に惹き付けられました。古書店のリベロと隣人の青年ニコラとの何気ない日常のやりとりや、本が買えない移民の少年と出会いと会話、又、個性的なお客や知人、数少ない出演者だけど実にのどかで美しい
撮影の情景をすぐ側でみている錯覚に捉らわれるようにわかり易く、次が読める…💦
丁度、映画と舞台を併せたような感覚かな!?
ストーリーにはしっかりと芯があり、リベロの何となく漂う孤独と不安が本好きな少年との会話のなかで心満たされていくのがわかる。
イタリアの美しい光景と素直な感情が観ている自分もジワーっと心が和まれるような良い作品だ。心癒されたいと思うときはきっと何度も観たくなるだろう。
イタリアの最も美しい村
主人公は村の古本屋店主、やってくるのは隣のカフェのウェイター青年、アフリカからやってきた本好きの少年、ゴミを漁り本を見つけて売りに来る男、女主人が欲しがるフォトコミックを探す召使の女性、自分の書いた本を探してくれという元教授など。
イタリアの最も美しい村で、何気なく繰り広げられる日常は、ほのぼのとしていて癒やされる。
見終わった後に自然と微笑むことのできる映画
誰も泣かない
誰も喚かない
誰も落ち込まずに
誰もが自分を語っている
イタリアで最も美しいと言われる小さな町の丘の上
レンガと漆喰で塗り固められた壁沿いに並ぶ古い本
その奥の真ん中に据えられた机に向かい、店主のリベロ(=自由)は古い、捨てられていた日記を読む
BGMは静かなオルゴール
柔らかな陽光の中、同じように柔らかな気持ちの人たちが穏やかに暮らす様子が目に心地よい
そんな中で偶然やってくる移民の少年
本を買う余裕は無い、という彼にリベロは次々と本を貸し与える
与えられる本の内容が、少年の成長にそってどんどん変わる
それが縁の捲れ上がった、色褪せた古本であっても
どんなに豊かなおくりものだろうか、と思う
なんて、なんて贅沢な時間
至幸の時間をリベロはくれた
本の世界だけでなく、そのまま映画の世界にも繋がる一本
<映画のことば>
本は、二度読む。一度目で感じて、二度目で考える。
本を読むことで、考える時間ができる。
リベロがどんな動機で、いつ頃から、本作の舞台となっている古本屋を経営しはじめたかは、本作の描くところではなかったかと思いますけれども。
しかし、リベロが根っからの「本好き」であったことには、レビュアー諸氏にも異論のないところと思います。
本作の作中に「持ち主が代わり、新たな視線に触れるたび、本は力を得る。」という格言が出てきます。
リベロの「読書好き」を表現して、あり余る台詞だったと思います。
YouTubeによく動画をアップしている精神科のドクターは、映画を観たらコメントを書けということを、繰り返し説いています。
コメントを書くことで、鑑賞後の内省がより深堀りされるということを言うものでしょう。
その意味でも、本(読書)がモチーフの本作ではあるのですけれども、上掲の映画のことばは、それはそのまま、映画鑑賞の世界にも繋がっていたと思います。
少し考えてみれば「当たり前といえば当たり前のこと」なのですけれども。本(著作)も映画(製作)も、どちらも知的思考の産物に変わりはないわけですから。
佳作であったと思います。
評論子は。
(追記)
評論子の気のせいなのかも知れませんけれども。
最初に店を訪れた時に比べて、リベロから最後の本「世界人権宣言」を受け取った時のエシエンは、ずいぶんと「お兄さん」に成長していたように見受けました。
それだけ、リベロとエシエンとの交流が(時間的に)長くなっていること映画的な表現であったとともに、読書を通じたエシエンの(人間的な)成長も暗喩していたと言った
ら、それは評論子の独断(or思い込み?)というものでしょうか。
(追記)
もちろん、映画が好きだから映画サークルに入ったりもしているのですけれども。評論子は。
そして、映画ファンは、どうかすると鑑賞本数礼賛に陥りがち(かつての評論子がそうだったように)。
さんざん観(み)散らかしてきてしまいましたけれども(そして、それが今の礎石にはなっているのは否定できないとも思うのですけれども)。
それでも、観て考えることの大切さに気づいたのは、実は、そう以前ではありません。
上掲の映画の、やっぱり映画鑑賞の「真価」もそこにあることを再認識させてくれた言葉として、これからも映画を観(み)続けて行くことの、評論子の座右の銘にもなると思います。
イタリアの美しい村、チビテッラ・デル・トロントが舞台で 全てのビジ...
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