「人生に迷える方にオススメ」丘の上の本屋さん サニーインティライミさんの映画レビュー(感想・評価)
人生に迷える方にオススメ
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小さな村の小さな本屋さんを中心に描かれる人間模様。
主役のリベロは誰からも慕われ、友人が常に訪れる。
彼は詐欺師もファシストも、かなりエキセントリックな趣味の御婦人も、落ち着いて紳士的に対応する。
彼にとっては全ての本も、目の前の人のそれも、等しく人生なのかもしれない。
本が買えない経済状況の移民の少年、少年エシエンに対しては、古本ならでは!本を貸しては返してもらい、それに対して議論をする、ということを繰り返す。
そして最後には、彼がこれから待ち受ける厳しい人生に挑んでいけるよう、世界人権宣言を送る。
主人公、リベロの言葉一つ一つがとても温かくて心に刺さる。
美しい景色にキャラクターの濃い人々、リベロの人生経験。
とても美しい美しい映画だ。
人生に迷うことがあれば、見てみると良いと思う。
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