劇場公開日 2023年3月3日

  • 予告編を見る

「贈り物」丘の上の本屋さん MARさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0贈り物

2023年3月26日
Androidアプリから投稿

知的

幸せ

イタリアの美しい丘に竚む古本屋さんのリベロと本好き移民の少年エシエンを中心とした、本を通じ交流する人々を描いた作品。

本は好きだが買うお金が無いと言うエシエンに様々な本を貸出し、その感想を聞くことを楽しみにし始めたリベロ。しかしそんなリベロはある問題を抱えているようで…。

全体を通し、変わり者だが皆善人の登場人物達が織り成す、心温まるヒューマンドラマ作品。

昔は地元にもこんな古本屋があったよな〜、なんて思い出しつつ、今の日本じゃ希薄になった見知らぬ人との交流なんかも平和に描かれており、心が和む。

ワタクシ自身も、本は買ったらそれで満足してしまい中々読まない質なので(リベロに怒られちゃいますかね…笑)、改めて色んな本を読んでみたいなぁと。。

映画が趣味なワタクシですが、どの作品にも何かしらのメッセージがある所は読書も映画も一緒ですよね。

理解と考察…う〜ん深い。

たまには一度観た作品をじっくり見返してみるのもアリでしょうか。尤も、その時間があれば新しい作品を観てしまうのがワタクシの性ですが。

そんなことを改めて考えさせられた作品だった。

また、最初はコミックに始まり、段々と難しい作品になっていき…

心なしかエシエンの表情もそれに合わせて逞しく少し大人になったような気がしましたね。

強いて言えば、最後はちょっと急展開過ぎというか…エシエンがもうちょっとそれに悩まされたりする描写があれば印象は変わったかもだけど。。

90分もない短い作品なので、そういうのもちょっと見たかったかも。そしてこのロックバラード…。凄く良い曲ではありましたが…笑

とはいえ、終始ポカポカムードで進んでいくのが本作の良い所かとも思うし、ニコラを始めとする他のキャラも皆良い感じ。

本好きは勿論、そうでなくとも映画好きなら中々に感じるものがある作品ですかね。

とても面白かったです。

MAR
ねもちゃんさんのコメント
2023年4月13日

こんばんは
本も映画もメッセージ性がある!
おっしゃる通りです⭐️
読書と映画鑑賞は独り遊び😁で1番品のある行動だと思っております!

ねもちゃん