「ドラマ未見者の感想」劇場版 君と世界が終わる日に FINAL hihinさんの映画レビュー(感想・評価)
ドラマ未見者の感想
あまりにも酷かったので久々にレビューしようと思いました。
ドラマシリーズは割と長く続いていたのですね、ですがドラマを観ていなくても一応ついていける内容でした。それはそれでどうかなとも思いましたが、劇場版ですものね、私のような初見者には優しい配慮です。
話が進むにつれ少しビックリしたのが、どうやらこの映画は超高層ビルの中だけで話が進むようだ!ということ。電気も水道も、たぶんガスも通ってる建物なので「ゾンビに支配された終末世界」の要素がほぼ感じられず、加えてこの映画のゾンビは量産型のありふれた本当に平凡なゾンビなので、なんかこう…つまらないと感じました。
予算の都合上やらそんな雰囲気を感じるのは仕方ないとしても、せめてゾンビの演出や設定はどうにかならなかったのでしょうか…。
話の展開はかなりのご都合主義。一つ例をあげると、今作には命をかけて必死に会いたい人を探す人が出てくるのですが、わりと簡単に会えちゃいます。なぜなら高度な技術力があると思われる超高層ビルの警備がザルのザルのザルだからです。主人公が喋っている時はなぜか撃ってこない警備兵もいました。
極めつけは感動の押し売り。同じ文言を何度も言っている印象です。ですが今までの主人公の活躍や葛藤を見てこなかった私ですから、感情移入しにくかったのかもしれません。
ですが、あの同時進行のもう一つの話、あれはいらないんじゃないかと思いました。あの二人の幼なじみも見た目全然変わらないし、アイドル映画かよ…。
なんかこう、私がおもう日本映画のダメなところを2時間たっぷり観せられたような気がして、なんだか勝手にヘコミました。
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