「【”父親とは命を懸けて家族を守るモノなのである。”滅多に見られぬ邦画ゴーレム(ゾンビ)ディストピアムービー。突っ込み処満載だが、ラストシーンは可なり沁みてしまった作品である。】」劇場版 君と世界が終わる日に FINAL NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”父親とは命を懸けて家族を守るモノなのである。”滅多に見られぬ邦画ゴーレム(ゾンビ)ディストピアムービー。突っ込み処満載だが、ラストシーンは可なり沁みてしまった作品である。】
ー 劇中、後半から後部座席女性トリオの涕泣が激しくなり、”TVシリーズから観て来た方々なのだろうなあ。”と推測しつつ、思わずラストシーンは釣られて沁みてしまった作品である。
これを、”映画館、涙の連鎖”と私は読んでいる。
パブロフの犬のようだと思って頂いて、全く構わない。-
◆感想<TVシリーズを見ていないので、的外れな事を書いています。あと、内容にも少し触れています。>
・序盤は、TVシリーズを見ていないので、全体状況を把握しながら、尚且つイロイロと突っ込みながら楽しく鑑賞。
ー 舞台は日本だよね。それにしても希望の塔、ユートピアってツインタワーに金持とワクチン開発する人たちだけが住んでいるのだが、皆どうやって集まったのかな・・。そもそも金持ちタワー内の事が一切描かれない。-
・ミライちゃんの血液を使うと何で人類を救うワクチンが出来るのかな。間宮響(竹内涼真)の恋人(中条あやみ)が特別な資質を持っていたとか言ってたな・・。
ー と思ったら、ミライちゃんの血を使って作ったワクチンがナカナカ効かない・・。菅田将暉さんも大変な事になっている・・。
(因みに菅田さんの演技は絶品である。流石としか言いようがない。)-
・今作品を激しく熱く牽引しているのは、間宮響を演じた竹内涼真さんであるのは、間違いないし、彼がミライちゃんを救うために行った事は可なり沁みるのである。
ー ”成程ね!!”と思ってしまったぞ。不死の身体にするために自ら”ゴーラムワクチンを首筋に打ち、愚かしき吉田鋼太郎演じる博士の銃弾から、ミライちゃんを庇うシーン。-
・そして、20年後”間宮響を殺しに来た”。という謎の少女がアオイとヤマトと、謎の男を引き連れて、ユートピアのタワーに入り込むシーン。
ー 愚かしき謎の男の姿は暴かれ、少女は20年振りにゴーラムと化した父、響と再会するのである。
響が且つて言っていたように、ゴーラムになった人間は額を打ち砕かれない限り、死ぬ事は無い。大人になったミライは、自身を救うために敢えてゴーラムになった父を葬るために、忌まわしき塔に来たのである。そして、ミライは且つての面影がない父の額に涙を流しながら銃弾を撃ち込むのである。
そして、父響は、涙を流しながら息絶えるのである。-
<邦画でゾンビディストピアというジャンルはナカナカないぞ!。
と思っていたら、20年後の主要登場人物達の姿を見て(ここで、アオイを演じた堀田真由さんや、ヤマトを演じた高橋文哉さんを見て”あんまり老けてないじゃん!”とか言わないよーに。)、大きくなったミライちゃんの行動を見て父親として、少し沁みてしまった作品である。
響に取っては、あの最後は本望だろうなあ。(少し、涙。)>
この作品に対して様々ツッコミながらも、俳優や制作者をリスペクトして鑑賞していることが伝わります。私も基本はそうしたいのですが、本作に対しては謎が多すぎてモヤモヤしました。次編では全ての謎が解明されることを望んでいます。そんなこと考えずに、人間ドラマとして観る方が泣けると思いますが。
共感&コメントありがとうございます。
なんだかんだ言いながら、ラストでの響の最期は胸に込み上げるものがありましたよね。それだけにゴーレムウィルスの件は決着をつけてほしかったです。
ちなみに、私も劇場ではいつもど真ん中のちょっとだけ前よりの席をキープしてるので、きっとすれ違ってますね!