ノック 終末の訪問者のレビュー・感想・評価
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けっこう面白い
世界を救うために家族の誰かを殺せなどとんでもない話だ。どう考えても無理がある要求なのだけど、見ているうちにだんだんあり得るかもと思わされ、もしうちに彼らが来たら家族は殺せないから死ぬなら自分かななどと思う。
4人の使者がそれぞれ全く別の立場や人格でキャラが立っている。ただ、順番に一人ずつ死ぬと災害が起こるのだけど、死ななかったらどうなるのだろう。説明があったような気がするがよく分からなかった。
男性同士の同性愛カップルの里親映画でもある。あれで子どもが男の子なら、おいおいと思うのだけど女の子なので安心するのだが、この考えも差別的なのだろうか。
なんだこれは、、 42点
お金を返してほしい!この映画、思っていたのとは違い、まるでBL映画のようだった!
物語の理由や動機がよく分からない部分もありました。なぜ普通の人たちが突然襲ってくるのか、彼らが死んだことが何故災害を引き起こすのか、全く理解できません。
全体的には予想通りの展開で、新たな驚きは少なかったです。
予告編で十分でした。
予告編を観てからどんなもんかと鑑賞。
世相に配慮して多様性を体現した様な2パバ+中国からの養女家族が携帯も繋がらん山荘で、「家族の内誰か1人を殺さないと世界が滅ぶ」と告げる面識の無い4人組男女の訪問(進入)を受け、拘束はされるものの危害は及ぼさず(と言いつつ2人のパパに少なからぬダメージ与えてるw)1人ずつコイツラが死ぬ事でニュースで大惨事が次々おこり2パパは次第に決断を迫られていく、、、ってまんまこの通り。
四人組のうち最初に死んだ男がエリックパパを酒場で殴った奴だったとか結局なんだったんだ?たまたまヴィジョンを受けたのか?等々何の捻りもなしにエンディングに、、、はぁ?って感じ_| ̄|○
そもそも四人組が死ぬ事で世界に災いが解き放たれるならオマエ等が死ななきゃいいんじゃね?とかモヤモヤした。
週末の訪問者とゲイの選択
シャマラン先生の映画は結末のどんでん返しを期待しすぎて
肩透かしを食らわされるのもまた楽しみになってきましたが
今作もそそる予告編にワクワクで挑みました。
どっかの森の山小屋で週末休暇中のゲイカップルと
養子娘の元に謎のおじさんが現れバッタ(昆虫)をネタに
「お友達になってちょ」って怪しさ炸裂。
普通に見れば変態です。しかも森の奥から更に3名接近中。
警戒心を解き始めていた娘ですが一目散に家に退避。
ちょっとイケメンなゲイカップルは侵入者に対し防戦開始。
意外にも善戦していたのに堅牢な要塞ではなく普通の山小屋
なのであっという間に陥落。ロープで縛られて監禁状態に。
某湖のマスクを被った殺人鬼なら出会い頭に瞬殺ですが申し訳
なさそうに自己紹介を始めたり何やら悪い人達では無さそう。
ところが彼らの要求は「君達3人の中から誰か選んで殺さないと
世界が終わるんでよろしく」いきなりアポ無しで現れてこれかい。
とまぁ謎めいた序盤の掴みは良いです。
詳しい説明無しで「時間が無いので早く選んで死んで下さい」
では普通の人なら当然拒否ります。
その回答に落胆した侵入者達は衝撃の行動に出る。
仲間の1人を持参した凶悪な武器でフルボッコにして殺害し
TVをつけ現在起こっている津波災害はお前らせいだと
難癖をつける超迷惑な人達。そんな非生産的な事を繰り返し
遂に最後のおじさんも自決。果たして世界は救われるのか
はたまた偶然が重なっているだけの壮大なペテンなのか。
聖書の黙示録的な展開は日本人には馴染みがないので
ピンとこない。神の摂理に反するゲイカップルが重大な選択を
迫られる家族に選ばれたのは意味ありげだが養子娘がアジア系
という点も流行りの「多様性」も兼ねているのか狙いすぎ。
さんざん煽った挙句の結末は、あーそうですか…それで?
私含め観客5名でしたが皆んな納得してない消化不良感が
劇場内に漂っていましたが原作通りなら仕方ない。
嫌いじゃないけどシャマラン作品としては凡作。
雰囲気はいい
話の展開とか設定は好み。
終末とか宗教感とか。
ただ、話し的には何も無いというか、それで?という。
いやまあ、予想はしてたけどね。
でも、話し的にはどういうオチでも納得はいかないかもな。
そうすると、これが一番リアルな終わり方なのかも。
人の決断とか、そういうのであれやこれや話すのは楽しいかもね。
米国ペンシルベニアの人里離れた森の奥深くにあるキャビン。 週末を過...
米国ペンシルベニアの人里離れた森の奥深くにあるキャビン。
週末を過ごすため親子3人がやって来た。
ゲイカップルのアンドリュー(ベン・オルドリッジ)とエリック(ジョナサン・グロフ)、その養女である中国人少女ウェン(クリステン・キュイ)である。
ウェンがキャビンの外でバッタ取りをしているところへ、筋骨隆々の中年男性レナード(デイヴ・バウティスタ)が来、ウェンに告げる。
「仲間とともにやって来た。きみたち家族に重大な選択をしてもらわなければならない」と・・・・。
といったところからはじまる物語で、レナードたち4人の目的はおいおい判る。
終末が近づいている。
アンドリュー、エリック、ウェンのうち、誰か一人がサクリファイス(犠牲)になってもらわなければならない。
でないと、終末は避けられない。
アンドリューとエリックにとって彼らはゲイ差別者か新手のカルト集団にしかみえない。
ウェンも対象のひとりだから、もしかしたら、アジア人差別者かもしれない。
そんな思いが去来する中、「時間だ」として、レナードは仲間のひとりの男性の脳天を叩き割ってしまう。
テレビを点けると、大津波が北米海岸を襲うニュースが流れていた・・・
と展開するが、観ていると、えええ、だ。
なんだこりゃ。
ある種の暴力性が映画全体から放たれている。
ミヒャエル・ハネケ監督の『ファニーゲーム』やセルフリメイクの『ファニーゲーム U.S.A.』に近いが、暴力性や確信性においてはそれ以上。
キリスト教的終末を描いた映画であることは終盤明らかになるのだが、キリスト教の下地がないと木で鼻をくくったような感じになること請け合い。
合理的なオチがあることが当然と思っている観客には「なんじゃ、これ」となること必定。
似たようなキリスト教的帰結の映画としては、ニコラズ・ケイジ主演の『ネクスト』を思い出しました。
個人的には3人がサクリファイスを選ばずに、世界が荒廃する図を観たかった気もするが、現在の世界は、それほど無信心ではないということなのでしょうね。
人生は選択
親子👪の愛を
真正面に描いた愛の物語。
世界の為に人類の為に
命を捧げることは出来ますか?
父親役2人が実際に
ゲイ当事者だからこそ
描かれるリアリティに
演技以上のものを感じた。
これをカルトと捉えるか。
信仰捉えるか。
過去作「ハプニング」に似た物と捉えるか。
それはあなた次第だ。
さて私の場合の答えだ。
もし私がこのような状況だったら
愛する人愛する娘
「今」を大事にしたいので
世界が破滅しても家族を大事にしたいと思う。
私もひとりのゲイとして生きている分
子どもを望みたい気持ち
子どもを愛でたい気持ち
愛するパートナーへの気持ち
世界が破滅する結末は
ラースの「メランコリア」で描かれていた
この映画の結末は
「犠牲になり世界を救った」と
周りは言うだろう
でも大事な家族が👪犠牲になったことを
美談にするのか
悲劇にするのか
余韻を残したシャマランならではの
先の読めない展開とストーリーの盛り上げ方
映画史にはシャマランはエンターテイメント界で
必要な人材である
結局4人はホラ吹き?
最後、バラバラにきて、遊歩道で初めて会ったといっていたが、車の中には4人のそれぞれの荷物があり、明らかに1台の車で来ていたんだよね
となると、あの終末論も法螺話?起きてたのは、何らかのテロ行為で起こしてた人的なもの?
そこまでして3人を襲った理由は結局なんだったんだろうか?やはり、昔のバーでの揉め事?それにしてはやることが派手すぎて意味がいまいち分からない
あと、今回の厄災は、彼ら4人が死ぬ事で発生してるようだが、それだと原因作ってるのお前らなんじゃないのか?と死んでいく度に思っちゃいました
また、自分の子供が自分の腕の中で燃えて死んでいくのをビジョンで見たと言うが、でも、その前に自分はここで殺されちゃってそれは現実にはならないんじゃないのと言う、話が破綻してるようにも…
この辺からも、やはり厄災は法螺話で彼らの仲間なりが起こしてる人的なテロ行為なんじゃないかとしか思えないんですよね
なぜゲイカップルだったのか
今までのシャマラン作品と比べると、派手さは無いけど面白く鑑賞は出来ました。
その要因の一つは主人公達の関係性。人類終末の選択を迫られるのがゲイカップルなのはどうなのって意見をチラホラ見たけど、自分は逆の意見です。
これが男女カップルとその子供だったらより凡庸な作品になっていたかなと思います。
彼らは同性愛者だって理由でバーで暴力を振るわれるし、結ばれても家族に祝福して貰えない。アジア人の子供を養子にしていたのは、正規のルートでは同性愛者のカップルが養子を迎える事が困難だからじゃないでしょうか(コーディネーターに関係性を偽っていたし)。
子供ちゃんの唇に傷があるのは口唇裂という先天性異常の跡で、受け入れられない家族による虐待や捨て子が問題となることもあるので、彼女が養子に出された事と関係があるのかなと思います。
つまり男女のカップルが結ばれて子供を育むのに比べて、主人公達が〝家族であり続ける事“には何重にも高いハードルが課せられてるんですよね。
そんな困難を乗り越えて紡いだ家族だからこそ、世界と引き換えに誰か一人を犠牲にしなければならないって突きつけられる理不尽と、主人公達がそこでどんな決断を下すのかが、よりドラマチックになるのかなと思いました。
現実社会でも、〝ゲイは世界を滅ぼす“って偏見を元にしたヘイトクライムは海外で起こっているし、日本でも伝統的な家族観を破壊するって理由で結婚の権利すら認めてもらえない現状もあったりして、、、
「でも本当にそうなの?彼らは世界を破壊する様な選択をする人達なの?」って疑問に対する監督の一つの答えが、映画のラスト主人公達の選択に込められているのかな、とも思いました。
言いたいことはだいたいわかるが
※自分は禅宗です
ヨハネの黙示録
(すごくかいつまんで言うと)
キリスト教の聖書の中でも異色の
将来に関する予言を記した「黙示文学」
キリストの再臨や災厄
サタンの出現や
最後の審判・天国と地獄
などを記したもので
圧政に苦しむ民衆を
励ますために書かれたなどと
言われているが
現在においても信仰において
用いられている
何をいきなり言い出すと
思うかもしれませんがこの映画
感想としては
言いたいことはわかりますが
日本人の宗教観からはなかなか
理解しづらい映画だと思いました
だから見終わった後にちょっと
調べてわかった感じです
主人公の
エリックとアンドリューは
同性愛カップルで同居しており
家族すらも偏見にあふれ
先天奇形(口唇口蓋裂)のあった
アジア系の乳児ウェンを引き取り
人目を逃れた山奥で暮らしていました
するとそこへ奇妙な武器を持った
男女がやってきて中へ入れろと
迫ってきます
わけがわからんので入れませんが
押し入るように入ってきて
エリックもアンドリューも
拘束されてしまいます
エリックはもみ合ったときに
頭を打って意識が朦朧しています
すると一番大男のレナードは
3人から犠牲になる人間を選べ
そうしないと終末が始まって
何万人もの人が死ぬと言います
エリック達からすれば
ただでさえ人目を逃れてひっそり
暮らしていたところにようわからん
人間がやってきて犠牲になれです
まったく冗談じゃありませんが
「時間が来た」と言うと仲間の
ドタマをかち割って殺してしまいます
そしてテレビをつけると
台風で大災害が起こってますと
確かにやり始めます
それでも犠牲になれとか冗談じゃ
ないので逃げ出そうとしますが
それも許されず狂気の儀式は
続いていきます
どうも男女はイメージに浮かんだ
事が現実でも起こっており
全く知らない者同士集まって
導かれるようにエリック達の
元へやってきたとのこと
そして時間が来ると
コックをしているという
女性が今度はドタマを
かち割られテレビを付けると
今度は殺人ウイルス大流行
アンドリューは激高し
こんな事は許されない
全部トリックだデタラメだ
偶然だ陰謀論だと
確かにそうも言いたくなります
いよいよ来訪者もあと二人に
エリックとアンドリューは縛られた
ロープをほどき銃を持ってきて
形勢逆転かと思いきやテレビでは
世界中で飛行機が墜落
落雷で火事や大津波
すべてイメージに浮かんだ
ものだそうです
レナードはキャスターのセリフを
先読みするように読み上げます
しかし彼も時間が来ると
喉を自分で掻っ捌いて絶命
これもイメージの最後
だったというのでしょうか
するとだんだんエリックの
様子がおかしくなり
「イメージが見える」と
そこにはアンドリューと
成長したウェンが幸せそうに
歩いている映像
エリックは「僕を撃て」と
アンドリューに言います
もうどうにかわからなくなった
アンドリューは引き金を引きます
すると世界はだんだん元に
戻っていきます
アンドリューらの側は
いわゆるLGBTQといった
多様性を受け入れようとする価値観
考え方に基づいた現代的なもの
これに対し世界の終末がくるから
救うために犠牲になるものを選べ
という全く別の理屈がぶつかって来る
これは実際に政治運動やネット上で
起こっているある種のイデオロギーの
対立を揶揄しているんだろうと思います
QアノンとかBLMとかもそう
Covid-19の世界的パンデミックでも
更に加速したとこがあります
そういう現代的イデオロギーも
やり方がマズすぎて
最終的には誰の理解も得られずに
滅んでいきそうに感じます
そう考えるとキリスト教と
いうのはそういった教義を長年
培ってきたわけですからそんな
ものがあるのに何をご都合主義で
自分の好きなようにものを言ってるのか
という作り手のメッセージのような
ものを感じる部分がありました
いやある意味
今も昔も変わっていないじゃないか
ともとれます
だからエリックとアンドリュー
ウェンの三人の間にある
愛情は間違いなく「本物」であると
描写されているんだと思いました
シャマラン本人も
ちゃんと出てきたし
変な映画だけどなんか嫌いに
なりきれない作品だったかなぁ
悲劇的な結論
を迎えるのは、仕方ないし、想像もつきますが、どうしてあの4人なのか?どうしてこの家族なのか?がハッキリしないままなので、なんか消化不良です。展開は斬新で記憶に残るシャラマン監督らしいとは思いますが。
残念、意味不明💦
シャラマン監督の新作と言うことで、期待値バリバリで行ったんですが。
まずは、冒頭のバッタシーンから画面に釘付けに。この観る者を惹きつける画力、演出力はさすがです。
が、洋画あるあるで、キリスト教の知識がない日本人には多分あるであろう"隠された何やら"がさっぱりわからない。
いきなり押し入られて世界が滅ぶか家族の誰かを殺すか選べって言われても、そんなのカルト宗教の妄想としか思えないですよね。
我々は同じビジョンを見ているから間違いない。その証拠にあなたたちが死ななければ我々が仲間を一人殺す。そのたびに津波、飛行機の墜落、疫病パンデミック、次々と終末のビジョンが現実になる。と言ってもこいつらが殺し合う事と災害が現実化することの因果関係がわからない。別に死ななくても起こる事は起こったんじゃないの?
よしんばこの終末預言が本当だとして、家族3人のうち誰かを殺せば世界が救われるという説明にはなっていない。
聖書のどこかにそんな事が書いてあるんですか?
だとしたら信じる者は救われない。
家族の一人を殺して残った親子は幸せになったんでしょうか?
落ち無し
シックスセンスを皮切りに、内容は悪くても、必ずエッ!?と驚く落ちを用意してくる監督、というイメージだったのですが‥
今回の映画はなんと落ちが無く、投げっぱなし‥
結局、なぜあの一家が犠牲を払うと、世界が救われるのかその理由が全くわかりませんでした。
正直、アイデア浮かばないならもう映画作るの止めたらレベル。
前作も結構ひどかったけど、まだ落ちはあったんだけどな‥
もうこの監督の新作出ても見ないと思います。
ノックは7回
なんだかストレートに終わってしまい、予告以上のものがなかったような。
導入がスムーズなのはよいのですが、そこからが冗長。
いきなりあんなこと言われても信じないのは当たり前だし、せめて最初は武器を隠しなさいよ。
最後にはようやくキャスターの言葉を予言しますが、それを最初にやらない理由がない。
地震の震源地とか津波の被害者数とか、信憑性を上げる方法はあるだろうに。
選ばれた理由とか色々明かされないのは覚悟してたから別にいい。
でも、4人の話を信じる信じないかなんてのはどうでもよくて、信じた先の葛藤と決断が見たかった。
密室劇にゲイカップル、そこに寄り添うアジア人女性など、前日に観た『ザ・ホエール』との共通点が多数。
他作品と比較するのもフェアではないが、あちらと比べてゲイ要素の意味が薄かったような。
サブリナが黒人女性ということも含めて、やたらとLGBTQだのポリコレだの前面に出されても冷める。
ウェンの傷とか、レドモンドだけ本名を偽っていた点とか、意味深なところも活かされない。
『オールド』は割と面白かったし、シチュエーションスリラーは好きなのですが、これは残念でした。
気まぐれとしか
黙示録とか全く知らないので勝手なこと考えちゃうんですが。
これが神の思惑としたら全くの気まぐれとしか思えない。
っていうか
恐怖を植え付けて洗脳していく感じがして非常に不快だった。
なんだよ、あのいちいちえげつない死に方。
教師なら子どもへの影響考えなよ。
僕は面白かった!
謎だらけで
ほんまかいなって内容
ゲイの夫婦にアジア系の養女
そこへ
4人の訪問者
悪いけど人類のために1人死んでくれませんか?
って
悪い冗談やろ!
4人も時間がきたら
1人づつ死んでいく
どないやねん。
果たしてオチは?
エンドクレジットのアニメも良かった。
残念な映画
結局、何のオチも無かった。なぜあの家が選ばれたのか、訪問者4人が殺されるたびに何故惨事が起きるのか、バーでの乱暴はどんな関係があったのか、イマイチすっきりしない映画だった。
いつも通りのシャマラン
少し構成が古臭い気がするが、シャマランらしさ全開の作品だったと思う。
ゲイカップルの家族のもとに、突然4人が訪れ
家族から1人選んで殺さないと世界が滅亡すると言われる。
にわかに信じがたいが、時間が経つにつれて彼らの言う災害が実際に起きていく...
あくまでカップルが主人公なので、彼らがどういった人物なのかは明かされていくが、4人の素性は分からず。
なぜ4人が選ばれたのか、全ては運命で片付けられる。
怪しい人達に、早く選ばないと世界が滅亡すると言われても信じられないよ..と思うが、その不透明な不穏さこそ、シャマラン作品の魅力だと思う。
ただ主人公は同性愛カップルなので、偏見・邪険にされされた過去があるだけにさらに納得するハードルが高いし、観客も理解出来ないだろう。
いまや情報が全ての世の中で、人の予言だけで信じて行動することは難しい。
それを強行する構成が、古くささを感じた。
彼らが4人だったことはヨハネの黙示録に登場する騎士を意味し、途中窓にバッタがたくさん付いていたことも世界の滅亡が近づいていることの暗示。
日本人には分かりにくいが...
それでもあの内容の濃さを100分にまとめるあたりは素晴らしく、オチも分かりやすかった。
個人的にはカップルが選択しない=世界が滅亡なのであれば、4人はわざわざあの場で死を選ばなくても良かったのでは、、と思ったが
ヴィジョンを見続け、自分が死ぬことでしかカップルを説得出来ないと分かっていたからキャビンに訪れたのだろう。
彼らも含めた5人がヒーローだった。
4人もヒーローだったともう少し分かりやすくすると観客も気持ちが救われる気がした。
【”「ヨハネの黙示録」そして究極の選択。”今作は、不条理ムービーであるが、”シャマラン監督!ヘラヘラと料理番組なんかに出演している暇があるんだったら、もう一捻りある映画を作るよーに!”】
ー ご存じの通り、今作は「ヨハネの黙示録の四騎士」をテーマにしている。ヨハネの黙示録の四騎士とは、未来の苦難の預言者である。
それぞれ、地上の人間に戦争を起こさせたり、飢饉をもたらしたり、疫病をもたらしたりするのである。-
◆感想
・シャマラン監督は、作品の出来不出来の波が激しい監督である。今作も途中までは、監督の意図が分からなかったが、”黙示録の四騎士・・。”という台詞を聞き、思い至った訳である。
・突っ込み処が多い作品であるが、シャマラン監督の作風であるワンシチュエーションスリラーとしては、ギリギリ及第点であろうか・・。(私、優しいなあ。)
・理由は、後半の展開が面白かったからである。
ー それまで、レナード(デイブ・バウティスタ)達4人の訪問者達の言っている事を信じなかったエリックとアンドリューが、彼らが一人、又一人と命を絶って行く過程と共に世界各地で起こる天変地異を知り、徐々に彼らのいう事に心動かされて行く様である。
そして、レナードが自ら命を絶った後に、”光りの中に人の影を見た”アンドリューの行為により、ギリギリ救われる世界の姿が、印象的だったからである。-
<それにしても、序盤は何が何だか分からず・・。”シャマラン監督!、カメオ出演なんかしてないで、次作は構成をしっかりするよーに!”>
期待はずれではある
事前情報なしで観たけど、どうやら原作ありらしいね。道理で期待していた、どんでん返しがないわけだ。シャラマン監督は個人的には、クライマックスの種明かしが好きなのだが、どんなオチがあるんだろう?とワクワクして観ていたら、なんのヒネリもなくそのまま終わってしまった笑。なんかすごい不気味な感じは出てるけどね。女の子の口に傷があった理由とか色々謎ですな。ヨハネの黙示録とか詳しいともっと分かるのかな?
ちなみに、はじめに死んだおじさんは、ハリー・ポッターのロンだってさ!なお、監督は今回は控えめに出てます。
全58件中、21~40件目を表示