「シャマラン作品限定の低評価に物申す」ノック 終末の訪問者 シューテツさんの映画レビュー(感想・評価)
シャマラン作品限定の低評価に物申す
先月から個人的にM・ナイト・シャマラン監督特集として未見の作品を見続けていて、今月も『ハプニング』と本作2作を鑑賞しました。
とりあえず、この二作も一般評価は非常に低い(笑)(ちなみに現時点で『ハプニング』2.6点『ノック』2.8点)
しかしこれほど映画をコンスタントに制作出るのは、それなりの安定した映画作りと集客率を見込める手堅い監督だからであり、それにも関わらず世間的評価の低さとのギャップは実に興味深いです。
この2作も個人的には映画的に評価ほど酷い作品でもなかったのはいつものことで、ここまで来ると観客(レビュアー)側に対しての胡散臭さの方が強くなって来るし、集団感染しているかの様なシャマラン映画ならどんなに酷評しても構わないという空気になってんのかなぁ。
もっと出来の悪いクソのような下らない作品に対して、もっと高評価されているのを目にすると、この低評価のレビュアー達に敢えて汚い言葉で厳しく言いたくなってしまいますよ。
「お前らなぁ~~、つまらん、酷い、意味不明などと毎回毎回同じ文句言いながら見続けてるんとちゃうんかい!! 何やかんや言いながら楽しみやがって、ホンマにおもろないんなら絶対にもう二度と見るなよ!!」ってことや。何回騙され続けて見てんねん!!
私が思うにこの監督、一つの「お題」に対しての発想力が目茶苦茶優れている様に思える。
今回も「原因なんて何でもいいから突然人がどんどんと死んでいくという話で1本の映画を作ってみて」とか「こんな訪問を受けて同じ状況になったらどうする?」とか無茶ぶりの企画を渡されて作ったという感じで、それなりの作品に仕上げてしまえる、娯楽映画界にとってはとても貴重な存在の監督だと思いますよ。
内容有る無しに関わらず(ジャンル映画って元々そんなもんでしょ)これだけ映画に引き込む技術だけでも凄いやん。