「猿芝居に次ぐ猿芝居」ゴジラ×コング 新たなる帝国 ふぇるさんの映画レビュー(感想・評価)
猿芝居に次ぐ猿芝居
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観客がモンスターが戦っているシーンを求めるのは分かるが、わけもなくモンスターが戦っているエンタメ要素も何もない作品になったしまった。限りなく言語を排除し、映像ありきで脚本を作ったのだろうかと思ってしまうほどただの映像作品である。ジェスチャーで意思疎通をするコングはまさに猿芝居だ。人間からもセリフを排除し、喋る人間はすべて説明しかしない。その説明も意味不明な創作用語ばかりで説明にすらなっていないのである。新しいモンスターもオリジナリティがなく、何かに似たようなもでしかない。
良い点を挙げるとすれば、中年オヤジと化したコングの気怠そうな表情が見れたことだろか。制作陣もこのフランチャイズには心の底から疲れ果てているのかもしれない。
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トミーさんのコメント
2024年4月27日
共感ありがとうございます。
今回の遺跡の文字解読シーンはご都合そのものでした。もうちょっとぼかした感じ、そうだったのか! と思わせる演出は出来なかったんでしょうか。“黒い山、西から太陽が昇る時”(「ゴジラ対メカゴジラ」より)の方がずっとマシ。