「期待度○鑑賞後の満足度○ 此方が『猿の惑星 キングダム』みたい…プラス…ゴジラ対バルゴン…走れ、ゴジラ!…ん?」ゴジラ×コング 新たなる帝国 もーさんさんの映画レビュー(感想・評価)
期待度○鑑賞後の満足度○ 此方が『猿の惑星 キングダム』みたい…プラス…ゴジラ対バルゴン…走れ、ゴジラ!…ん?
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①『ゴジラ-1.0』より怪獣映画らしいが、何となく東宝ゴジラシリーズが辿った道を歩んでいるような、マーベル化しそうな不安を少し感じます。
②世界観は前作から上手く繋げているし、地底世界というのも手垢のついた設定ながらまあ悪くないし、そこに滅んだ筈の部族が生き残っていてアトランティスやムー帝国より古い文明を守っていたという設定やその部族の守り神がモスラだった、というのも東宝特撮シリーズをリスペクトしていてニヤニヤさせられたし、最後はゴジラより好きなモスラが大活躍するし(造形には不満は有るが)、ラストお約束のお涙頂戴シーンにもホロッとさせられたのだが、アスリートみたいなゴジラには違和感があったし、悪役がエテ公(見るからに強そうに見えない)の上、冷凍怪獣をどう操れるようになったのか(あの骨の鞭の先端の石?はどうやって手に入れた?何故にあれで操れる?)説明が無いので物足りない。
③それと舶来ものゴジラ映画は、「怪獣(まあ、英語ではTITANSと読んでますが)」がどうも造形的にワンパターンだし(実在の生物に似たものばかりで想像力が足りない)個性的でない(記憶に残らない)ので、「怪獣」は世界共通語になったけれども「怪獣」のコンセプトまでは理解されていないように思えます。
④あと、もともとゴジラは原水爆実験の産物なのだから、いっそ完全な空想化学映画として『ゴジラ対オッペンハイマー』なんて作ったら面白いかも。
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