「なかなか死なない飛信隊」キングダム 運命の炎 ヤマモトさんの映画レビュー(感想・評価)
なかなか死なない飛信隊
Amazon Primeでやってたので観ましたよ。
いやあ、全然ストーリーが進みませんね。いろんな意味で、私はこのキングダムという作品の最終回を観ることができるのでしょうか・・・?
いい所は、そうですね、合戦のスケールが大きくてかっこ良かったですね。特に高所から俯瞰で見るシーンは好きです。あの大平原にたくさんの兵がわちゃわちゃやってるのは見ていて楽しかったです。
しかしな~。
前半の嬴政が紫夏の手引きで趙を脱出して秦に逃げるシーン、これだけで半分近く尺使って無いですか?
わずか1頭の馬が曳く4人乗りの馬車を襲う騎兵。もちろん1頭の馬が1人を乗せてます。こんなの速攻追いつかれて囲まれてハリネズミになるに決まってますよね?
でもなかなか追いつかない。後半差が開いてたりして。不自然が過ぎる。
「嬴政!お前は下がってろ!!」とか言ってましたけど、あの馬車に乗っているのに下がったところでどれほど安全でしょう?むしろ彼にも戦ってもらって少しでも敵兵を倒してもらった方があの窮地を脱する可能性高そうですけどね。まあどっちにしろ無理だと思いますが。
でも何とか逃げ切ります。やれやれ。
もう少しリアリティが欲しかったシーンその1ですね。
羌瘣役の清野菜名さん。ちょっと羌瘣にしては老け過ぎと言うか、大人びていてなんか違うんだよな~。もっと幼いと思うんです、羌瘣は。画面に現れるたびにそう思ってしまいました。
そして飛信隊の大活躍。全然死なないんだもん、彼ら。
王騎将軍はしてやったりとドヤ顔してましたけど、そんなに威張れるほど見事な作戦ですか?いくら脇が開いたからって100人で軍中央司令官のところまで抜いていくのは無理ですよ無理。絶対無理。
映像的にも絶対無理だなと思います。ラグビーですか?と思わせる突撃シーン。
趙軍の皆さん、絶対手を抜いてますよね?
もう少しリアリティが欲しかったシーンその2ですね。
最後に龐煖として吉川晃司さんが出てきたのはクスっと笑ってしまいました。
なぜでしょう・・・?
文句ばっかり言いましたが続きもプライム会員特典で観られるのであれば観ます。
大沢たかおさんの王騎は嫌いではありません。