「激戦の中での主人公達の成長に燃えました。」キングダム 運命の炎 シネマディクトさんの映画レビュー(感想・評価)
激戦の中での主人公達の成長に燃えました。
第三作目でも作品の勢いは衰えず、相変わらず胸アツな展開にテンションがあがります。前半はえい政の悲しい過去とド派手な脱出劇、後半は平原での大軍同士の激突編と二部構成になっていてお得感があります。一貫しているのは,登場人物達の成長が実感できるのがいい所です。王の自覚と宿命を受け止めるえい政、軍師を目指す貂、猪突猛進の暴れん坊から百人隊長としてリーダーシップを身につけていく信達を応援したくなります。また、平原での両軍の陣営や配置を将棋のコマのよう俯瞰図で説明する演出も分かりやすく効果的で、その後の激闘がより盛り上がります。単に大軍同士のぶつかり合いだけでなく、このように戦術を説明するのは丁寧ですね。あえて言うならば、次回へのつなぎ篇みたいな終わり方で、後半の戦争編の尺がもう少しあってもよかったかな。役者では、山﨑賢人が演じている役と連動して成長している感じです。大沢たかおの怪演ぶりもますます油に乗ってきたようでいい感じです。
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