劇場公開日 2023年7月28日

「シリーズ一番の感動号泣シーン!&迫力の戦闘シーン」キングダム 運命の炎 飯田亜美さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0シリーズ一番の感動号泣シーン!&迫力の戦闘シーン

2023年8月1日
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泣ける

興奮

実写化シリーズの第三弾。
前半の途中から、紫夏(しか)が登場する部分が存分に描かれていて、ここがクライマックスでした。嬴政(えいせい)の幼少期の過酷な過去を回想するシーンです。
紫夏は、闇商人らしいしたたかさ、強さを持ち合わせながら、母性があふれ、嬴政にかけるやさしさに心打たれます。実写のリアルさがドラマみたいです。文字通り命がけで嬴政を守るところは心に刺さるものがありました。思わず泣いてしまいました。

後半は打って変わって、アクション映画さながらの大規模な戦闘シーンです。シリーズのなかでも一番迫力があったように思います。映画館で重低音が効いてたせいもあるかもしれませんが、轟音をたてて迫りくる騎馬隊の迫力がすごかったです。

そして私の好きな王騎将軍は、一作目で登場し二作目は出番がほとんどありませんでしたが、本作ではたっぷり登場します。やはり存在感がハンパないです!

最後まで見た直後の感想は、アニメも見ていたのでストーリーは知っていたので「え、そこで終わり?」という終わり方でした。ストーリーを知らずに初めて見た人にとっては、誰この人?という状態で登場人物をチラ見せする感じで終わったと思います。
ですが、次回作に期待です。おそらく王騎が引き続き登場して、山場となるのは次回作か?と想像します。連続ドラマのように続編をすぐ見たいと思ってしまいました。

このシリーズを三作まで見ていくうちに、実写化とはいえリアリティをもたせるというより、原作に寄せているのだなと思いました。キングダムが大好きなファンや世界観に浸りたい方が見る映画だと思います。

飯田亜美