劇場公開日 2023年7月28日

「『童‣信』から『飛信隊・信』へ」キングダム 運命の炎 bunmei21さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5『童‣信』から『飛信隊・信』へ

2023年7月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

春秋戦国時代の中国を描いた、人気コミック『キングダム』を実写化したシリーズ3作目。秦国の若き王・えい政と天下の大将軍を目指す戦士・信が、互いをリスペクトし合い、共に中華統一の実現に向けて、隣国との死闘を繰り広げていく歴史アクション大作。前作で魏国との闘いに勝利したのも束の間、本作では、隣国の趙国が秦国へと攻め入ってきたのを、迎え撃つ展開。

本作は、前半と後半で、主役が入れ替わり、2本の映画を観ているかのような内容になっている。前半では、えい政が、超軍との戦の総大将として任命した王騎将軍から、中華統一を目指す理由を問われ、嘗て、自分の命と引き換えに手助けをしてくれた紫夏との、切ない物語を追想していく。つまり、前半の主役は、えい政の子供時代を演じる吉沢亮。

後半は、本来通り信役の山崎賢人が主役に戻り、100人の兵『飛翔隊』の隊長と王騎から任命された信が、趙軍とのし烈な戦闘シーンが繰り広げられていく。魏軍との戦闘で同じ釜の飯を食った仲間の他に、新たな仲間も加わる中で、隊員からの信頼も得て、敵を欺く王騎の功名な戦略の元で、趙軍大将・馮忌の首を取るまでのストーリーが流れていく。

映像においても、これまでの日本映画には無かったような壮大なスケールで、何万の軍勢の迫力ある戦闘シーンを、CGを駆使して映し出していた。最後の飛信隊の戦闘シーンは、僅か数十人で大軍勢を蹴散らしていく爽快感は伝わってきた。しかし、弓矢や槍で対抗されれば、そんなにたやすく突破はできないし、無理があるシーンが何度も繰り返されていたのは、現実味に欠けた。まあ、そこが劇画原作の面白さなのかもしれない…(笑)。

それにしても、今回の出演者はこれまで以上に豪華だ。。主役の山崎賢人、吉沢亮はもちろん、前作までにも登場していた、大沢たかお、高島政宏、佐藤浩市、要潤、玉木宏の他にも、新たに山田裕貴、片岡愛之助、山本耕史が趙軍大将として出演。また、女性陣では、橋本環奈と清野菜名を筆頭に、本作のキーパーソンの紫夏役として杏が出演している。山崎賢人も、本作に合わせてかなり鍛えてきたとみえて、肩幅も以前に比べて一回り大きくなったように感じた。

そして、次作にシリーズが続く形で、1作目に活躍した揚端和役の長澤まさみも復活し、小栗旬まで意外な形で顔をのぞかせていた。そしてラストに、信たちの前に立ちはだかったのが死神の様な不気味な男。こうした役柄にはピッタリのあの男だった…。次作がいつ公開になるのかまだ分からないが、非常に楽しみな展開となってきた。

bunmei21
満塁本塁打さんのコメント
2023年7月29日

ありがとうございました😊

満塁本塁打
bunmei21さんのコメント
2023年7月29日

満塁本塁打さん(^^)最後は、死神みたいな鎌を振り回した男ですよ。貴殿のコメントの中にありましたが…😅

bunmei21
満塁本塁打さんのコメント
2023年7月29日

イイねありがとうございました。

満塁本塁打
満塁本塁打さんのコメント
2023年7月29日

最後のあの男とは❓小栗旬でも無く、吉川晃司でも無く誰でしょう!ヒントだけでも教えてください。有料パンフにも痕跡無しでした。飛信隊の快進撃は疑問でしたが、単細胞で、トイレの近い私にはGOODでした

満塁本塁打