「【”秦の若き王が、春秋戦国の中華統一を目指した訳。”そして、攻め入って来た隣国・趙の軍隊に王騎将軍が取った智謀ある戦術。今作は趙と秦との大決戦を壮大なスケールで描いた作品でもある。”んふ♡。”】」キングダム 運命の炎 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”秦の若き王が、春秋戦国の中華統一を目指した訳。”そして、攻め入って来た隣国・趙の軍隊に王騎将軍が取った智謀ある戦術。今作は趙と秦との大決戦を壮大なスケールで描いた作品でもある。”んふ♡。”】
■後の始皇帝である、秦の若き国王・嬴政(吉沢亮)が、秦に深い恨みを抱える隣国・趙の軍隊が攻め入ってきた時、伝説の大将軍・王騎(大沢たかお)を総大将に任命しようとした際に、王騎が人払いさせその”意図”を聞くシーン。
そこで、嬴政は長年、趙で人質になっていた際に、人扱いされなかった故に五覚を失っていた事と、彼を命懸けで救出に来た闇商人の恩人、紫夏(杏)が息絶える前に、中華統一を誓ったと語るのである。
- 史実とはやや違う部分もあるが、嬴政が趙に人質になっていた時代の苦労が、彼を
中華統一する程の人物にしたという説は、実は、根強くある。-
◆感想
・中華統一の理由:それはこれ以上、国と国の争いで血を流したくないという嬴政の想いだった。
それを聞いた王騎将軍は”んふ。腑に落ちました。”と言って総大将を引き受ける。更に彼は”これは、私の過去にも関わりますから・・。”と言うのである。
ー 私は、今作で、大沢たかお演じる王騎将軍のおねえっぽい喋りが好きである。(Myベスト大沢たかおである。”んふ。”)
それにしても再後半、王騎が言った言葉が効いてくるとはなあ。-
■今作の白眉
・矢張り、王騎将軍率いる秦軍と、趙の総大将・趙荘(山本耕史)、副将・馮忌(片岡愛之助)、副将・万極(山田裕貴)が率いる趙軍との平原での上映時間の2/3を当てた決戦シーンであろう。
・王騎の策略と趙荘の策略のぶつかり合い。王騎の中央軍は一気に攻め入り趙軍は押され、”鶴翼の陣”を取るが、それが王騎の策略だったことが分かるシーン。
ー 王騎は事前に100人隊を率いていた信(山崎賢人)の所に自ら行き、趙軍の左翼を任された副将・馮忌を趙軍の左翼の崖を乗り越え討て!、と指示する。
更に王騎は信に対し、100人隊に”飛信隊”と名を付けるのである。
人心掌握が絶妙に巧いな、王騎将軍!-
・張りきった信が率いる”飛信隊”は、趙軍の左翼のどてっ腹を矢のように突き進み、信は見事に副将・馮忌の首を取るのである。
ー 物凄く、コーフンするシーンである。尚且つ戦い後、王騎は30数名の死者を出した”飛信隊”の労を労い、名を付けた意味を告げるのである。
””飛信隊””の信が、馮忌副将の首を取ったと言えば、少しは名が上がるでしょ。んふ!。”ー
・で、良かった良かったと思っていたら、趙の総大将・趙荘は軍を山間地に一時引く。それを観て王騎は深追いせずに、一晩様子を見ると言い”この場が見える場所で、明日は戦いなさい。”と告げるのである。
ー 智謀あるなあ・・。策略に引っ掛からないなあ。”んふ。”-
<そして出て来たトンデモナイ強さの謎の男。(俳優名は書いて良いのかな。吉川晃司である。更に出て来た青色装束が派手な、一見軽そうな男。(この人も書いて良いのかな。小栗旬である。)
2時間弱があっという間に終わったほど、大画面に魅入られたぞ!
それにしても、更に魅力的なキャラが更に増え、一体いつ終わるんだ!このシリーズは!
”あと10作位上映しないと、天下統一は出来ないぞ!”と思わず、余計な心配をしてしまった作品でもある。>
NOBUさん、コメントありがとうございます。
>このままのペースで行くと、嬴政が始皇帝になった際には、現在の
>俳優陣の半分は物故者で、半分はお爺さんとお婆さんになっている
>のではないか
それ、ホント心配です。
原作に追いつくのは現実的にはムリかな という気もして
います。なので腰人的には「龐煖との決着」まで作って
もらえたら嬉しいな と(勝手に)思ってます。
※ もちろんそれだと「中華統一」 は道半ば、なのですが ・_・
原作を最後まで 作ろうとしたら、NOBUさんのコメント
通りになってしまいそうです。
こんばんは。
映画を観た時のようなワクワク楽しいレビューでした(o^^o)
ありがとうございます♪
それにしても王騎、
あ!大沢たかおさんは9月には潜水艦に乗っているようで、あのオネエ口調が思い出され、変な雑味にならないと良いけど。。笑 と、
一抹の不安を抱えております^ ^