君たちはどう生きるかのレビュー・感想・評価
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宮崎監督の本音と遺言
大叔父は宮崎監督。
石の世界は宮崎監督の創作世界そのもの。
その世界は悪意ある墓石の積み木の塔である。
つまり金と欲にまみれていると監督は自認している。
しかし後悔してるわけではない。
眞人に渡す13個の悪意なき積み木は彼のこれまでの作品数。
監督は、純粋な人間になら跡を任せてもいいと思っているが、眞人ですら悪意の証を持っているわけで、つまり監督の跡を継げる人間なんていない。
だから自分の代で世界が終わるのを受け入れている。
これを裏切りだと非難するインコ大王とは鈴木敏夫プロデューサー。
鈴木Pはこの世界をなんとしても存続させたい。
しかし私利私欲だけではなくスタジオジブリ王国ならぬインコ王国のため。
結果、鈴木Pことインコ大王は自分で積み木の塔を積みなおすが見事に失敗し塔は崩れる。
それはスタジオジブリ王国の終焉であり宮崎監督の世界の崩壊。
石の世界は消え去り、眞人は現実を生きていく。
石の世界の記憶は現実では維持出来ないので最終的には忘れる。
タイトルである「君たちはどう生きるか」というのは宮崎監督=僕に対しての意味。
僕(宮崎監督)はファンタジーに生きた。
しかし君たちは僕のことはそのうち忘れていいから現実を生きなさい。
つまりファンへの遺言でした。
メッセージ性の高い作品
物語としては、?が飛び交い最終的にも、
もやもやが残りました。
しかし、この作品が宮崎監督の最後の作品だと
したらこの作品自体が宮崎監督のメッセージなのかなと思いました。
大お爺さんが宮崎監督だとして、下の世界(地獄)がこれまで宮崎監督が作り上げたジブリの世界だとする。
眞人がジブリで育ってきたジブリファンやこれからアニーメンションを作っていく若い世代だとすると、
宮崎監督は、「私はここで終わるが、君たちは過去にとらわれず前に進んで行ってくれ。」と伝えたかったのかなと感じました。
作中で、眞人は継母のことを受け入れることができず友達もできないまま孤独でしたが、最終的に自分一人ではなく周りに愛され守られていることに気づき前へ進むことができました。
そして、題名でもあるように現実を受け入れることができたからこそ、これからどう生きていくのかは君たち次第であって、あえて完結的には描かなかったのかな?と思います。
初めは、これまでのジブリ作品の要素が多く、
あれ?っと思いましたがこう考察すると納得し、映画館で観に行くことができてよかったと思います。
自伝なんだろうな
空襲シーンから始まり父親が航空会社を経営している設定のようなので、これはきっと宮崎さんの自伝なんだろうなぁと思いながら鑑賞しました。
私は青鷺=手塚治虫、大叔父=高畑勲、インコの大将=鈴木敏夫、かなと予想します。
積み木のくだりがいいですよね。
高畑勲から託されたものを、結局自分は受け継ぐことができていないと宮崎さんが言ってるように思いました。
この映画一回観ただけでは見過ごしてしまうところが多いのでしょうね。
でも正直言うと、すごいけど面白味は欠ける作品かなぁ。
ケイトブランシェットのTARを観た時も同じような感じでした。
どちらも好きですけどね!
あとおばあちゃん達が可愛くてすてきでした。
あのサイズ感はどうしてなんだろう??
宮澤さんにはあんな風に見えてたのかしら。
予備知識なし
ひさびさのジブリの新作なので、IMAXで鑑賞。マルチバースのような展開は、難解。
ただ徐々に作品世界に惹き込まれていくが、今どきの直球映画に慣れてしまったためか、だいぶ複雜。わかりやすくいえばわかりにくい作品だった。再度鑑賞の機会があれば変わるかもしれないが、初見はそんな感じでした。
もしかしたら私の期待値が高すぎたのかもしれません。
缶詰
予告、宣伝無しでジブリの新作が出ると聞いて朝一で見てきました。映画館に行くと結構人がいて、やはり皆さん気になるんだなぁって感じ。
映画を見終わった感想を上手く伝えられるかと言えば、自分の中で完全に理解することはできなかったし、人によって感じ方は違うと思う。でも少なくとも小さい子供がわいわい見る映画ではないとは思った。ネタバレを含めて話すと、今までのジブリ作品の既視感を感じる部分はたくさんあったし、作画は唯一無二ではあったと思う。声優もエンドロールで見たら結構豪華だったし。年代的には第二次世界大戦中くらいなのかなと思ったけれど、中盤以降は異世界のような感じで時間軸だったり、展開について行くのが難しい感じでセリフの意味も理解するのが難しいと感じた。でも、タイトルにもあるように、宮崎駿監督からのメッセージ性みたいなものは感じられたし、映画好きな人は何回か見に行くような作品だと思う。個人的には主人公のお世話役のおばあちゃん達がポニョの老人ホームのおばあちゃん達みたいで、可愛かった。見て損をする作品ではないと思うが、難しい作品だとは思う。
宮崎駿監督お疲れ様でした。
初日初回鑑賞してきました。
冒頭から戦時中の描写が出てきて宮崎駿監督はやっぱりこの時代に思い入れがあるのだなと改めて感じた。
冒頭の映像の展開の速さや描写は新しい試みで描かれていてスピード感やある意味生々しさも感じなるほど面白いと感じる。
ここからどう展開していくのだろうと思いながら見ていくが序盤から次の展開までの描写が長く間延びした感じも否めない。ここはもう少し短く出来なかったのかなって正直思う。
そしてどうファンタジーに展開していくのかなって思いながら時間がすぎていく感じ。
もっと説明しないといけない様な描写もあまりなくそこはもっと描かなきゃならないんじゃないって思うことも。
物語だがこれは一度見ただけではなかなか分かりづらいところも多々あるし表題にある「君たちはどう生きるか」という本を読んでない僕としてはその本から宮崎駿監督がどうこの作品のインスピレーションを受けたのかとかわからない。
総じて言えば一言では言えない映画だった。
冒険ファンタジー活劇でメチャメチャ楽しませてくれる映画を期待するとやられちゃう。
宮崎駿の考えに触れる様な内容だった。
今のこの混沌とした世の中にまだ希望を持ってみんなに向けて発信してる様な内容だった。
そして事前情報を全て排除した鈴木敏夫プロデューサーにはここまで情報絞るほどの作品なのかとも言いたくなる。
それでも宮崎駿監督お疲れ様と言いたくなります。
本当に本当の引退作品 としての一つの解釈
幾度となく引退表明を公表してきた宮﨑駿ですが、いよいよ今回が本当の引退作品になるようです。
ある日空から《アニメーション》が降ってきた。
《宮﨑駿》は《アニメーション》に魅入られ、《アニメーション》を使って《スタジオジブリ》を作った。
《宮﨑駿》はその世界に心酔して行き、狂人となった。
《宮﨑駿》は《スタジオジブリ》で世界を創造し、新たに生まれる子どもたちを現実世界に送り出していった。
《鈴木敏夫》は《宮﨑駿》の血縁者の《宮﨑吾郎(眞人)》をこの《アニメーション》の世界に連れてきた。
《宮﨑駿》が作り出した世界(地獄)を《宮﨑吾郎》は目の当たりにする。
その世界(地獄)は子どもを食い物にする《大人達(インコやペリカン)》に満ちていた。幾人か作った世界を理解し、子どもたちを送り出してくれる大人も居たが、
子どもの為に作った世界は大人達に奉り上げられるばかり。
《宮﨑駿》は己の終わりを悟り、《宮﨑吾郎》にこの世界を引き継ぐ事を勧める。
《宮﨑駿》からこの世界を引き継ぐ事が出来るのは血縁者だけだ。
《宮﨑駿》は《積み木(この作品)》を作る事でほんのわずかこの世界が終わる事を延ばした。
《積み木(作品)》を定期的に積み上げれば、《スタジオジブリ》の世界は続くらしい。
しかし《宮﨑吾郎》が拒むまもなく《どっかの偉いインコ》によって《スタジオジブリ》の世界は崩壊を迎えた。
《宮﨑駿》のいない世界で、
《宮﨑吾郎よ(眞人よ)》『君たちはどう生きるか』
そんな話だったと思います。
そう解釈すると、宮﨑駿が《スタジオジブリ》が崩壊する様を作品で表現した事に、本当にこれが最後の作品なのだと感じました。一つの歴史が幕を閉じる場に立ち合い、劇場で一人泣きました。
今にも崩れそうな積み木の上で
"今日一日は大丈夫。"
"たったの一日?"
今にも崩れそうな積み木の上で生きるわたしたち。
ジブリらしい和風ファンタジーでした!子供には難しい作品かもしれません。
ただ自分が何かに悩んだ時、子供をもつ時、歳をとった時。ずっとそばにあると御守りになるような作品だと感じました。とても難しいです。わからない。
でもエンドロールの頃には涙が噴き出していました。
わからないなりに真剣に観るといいです。
心を開けて真っ直ぐ。
この作品を"意味不明"の一言で終わらせてしまうヒトとは一生分かり合えることはないと確信しました笑
個人的にアオサギが大好きなのでジブリの作品にアオサギが出て嬉しいです。観てよかった。
高校生ながら考えさせられました
ストーリーとしての面白さはあまりなく、引退したけど湧き上がってきた監督の表現したいことを詰め込んだような作品であると感じた。登場人物達の感情の動きというよりは、その登場人物たちの生きている世界のあり方を重視して描いているように感じられ、感情移入などをするというより、自分達に考えさせる作品となったと思う。タイトルが「君たちはどう生きるか」というなげかけになっていることからも、監督が捉える世界を映画として表現し、そこからみんなはどう考える?と問いかける作品に感じた。
過去の作品にも見られるような宮崎駿監督の自然に対する畏敬の念は随所に感じられた。また、今回の作品は生と死とを横断するような世界、また、時間が交錯したような世界が舞台となっている点で、自分たちが生きる宇宙といった広い世界の解釈を与えてくれるように感じた。
事前情報が一切ないため、多様な観客層が集まり、求めているものと違ったと感じる人が多くでてきてしまうと思うが、逆にいえば普段見ないようなジャンルに飛び込む機会となると思う。特に今回のような観客側の解釈しようとする態度が求められる作品において、現代の受動的な情報の触れ方に慣れている人たちに、自分で、深く、考えてみる、機会をもたらすことはとても意味があるように思える。
とりあえず、君たちはどう生きるかを読もうと思った
あの世とこの世を繋ぐ謎の建物みたいな石に魅入られた大叔父が、石を伝ってあの世に留まり、争いばかりで嫌気がするこの世から離れ、自分の理想の世界を作っていた。そこに迷い込んできた娘や手伝いの女性、そして呼んできたインコやペリカンなどと一緒に暮らしていたが、やがてその世界の均衡も保てなくなっていた頃に、真人が紛れ込んできた…
という解釈をしたんだけど多分違うと思う
この映画がなにを伝えようとしてるのか、分析しながら序盤は見ていた。
突然の母の死とそれに伴う新たな生活(田舎の屋敷での生活・新しい母親、夏子など)を受け入れられない真人の気持ちがOPのお話で、そこから謎のアオサギとの出会いをキッカケに、つまらない生活から抜け出すかのようにアオサギを仕留めることに熱意を向け始める。そんな矢先に夏子が森に行ったきり姿を消し、夏子の後を追って、森の中の建物に入り、そうしてあの世へ…という展開だったはず
あの世での冒険や交流を通して、夏子を母として受け入れたり、母の死を乗り越えることを経験するのかと思ったが、そんな描写は無かったように思う。(あったけど分かりにくかった…?)
おそらく「あの世」の設定や、登場人物たちの繋がりは非常に練られていてきっと面白い物なのだろうが、それがあんまり見てて感じられなかった…なんならOPの火事のシーンが1番好き
というか結末、世界を犠牲にして自分の家族と家に帰ることを選ぶっていうのは、なんかもしかして新海誠っぽい?というか、最近の流行りに当てられて、宮崎駿は今回の主人公像を作ったのかなとも思った
でもだとしたらそれはちょっと物語に馴染んでないというか、来てまだちょっとしかたってない(劇中時間では数日経過しているかもしれないが、観客はその時間の流れも把握しづらかった)ような世界の命運をいきなり託されても(しかも積み木で)、知らんわ母さん連れて帰るわってなるし、そもそも表情が乏しい主人公だから尚更葛藤とか伝わりにくい。
分かり易さ、分かりにくさは作品の善し悪しを決める分けではないが、この映画は分かりにくいというより、とっちらかってしまったという感覚の方が近い。それは観客に「 伝えたいこと」を伝えられるかられないか以前の問題である
面白くなかったとかって言いたくないんだけど、こうやって噛み砕いて文字にしてしまうとやっぱり私は、この映画を面白くないと感じているんだなと理解出来て辛い。
いや、面白くなかったわけではないのかもしれないが、終盤の展開やラストシーンなどは「それで終わり?」って思ってしまったし、そこでこの作品の自分の中での評価が大方決まってしまったような気がする
ただ最後の米津玄師、米津玄師はマジで天才だと思った。「地球儀」というタイトルピッタリすぎるし歌詞も編曲もメロディも最高すぎる
ちゃんと映画の主題歌だった。普通に米津玄師の主題歌だけで泣きそうになったというか、米津玄師の主題歌でこの映画のこれまでが全て浄化・昇華されたまである
現実世界とは違う世界に迷い込んだ少年が、その世界をぶっ壊して現実世界に戻るまでの話、という情報だけが残る映画だった。
追記
他の人もみんな言っているが、そもそもこの映画は「宣伝はしない」と見越して作られていたわけではないので、宣伝をしないことによって期待されていたサプライズなど、とにかくハードルが上がっていたのは否めない。
ただ実際、全く事前情報なしで見たこの映画の冒頭のワクワク感は凄まじかったので、そういう映画の見方はアリだと思うが、宣伝しないなら宣伝しないことを見越した?作品作りが必要なのかなとか思った
音楽も含めこの映画はかなり静謐というか、地味という人もいるだろうというような雰囲気だった。それは全く悪いことでは無く、むしろこの雰囲気やテンション感で物語が進んでいくことへの心地良さを感じることができるはずだった。だが肝心の物語の部分がごちゃごちゃなので、よく分からず退屈だというように感じてしまう人もいるだろうと思った。
でもこれらは全てシナリオとか物語に対する感想であって、やっぱりアニメーションとしてはめちゃめちゃ、というか過去1番レベルの最高の物を見せてもらえたと思う。冒頭の走るシーン、ワラワラが飛んでいくシーン、などなど…
アニメを見る時、アニメーション技術とシナリオを切り離して評価するのではなく、1本の作品としてどれだけ観て感じることが出来るかが大切なのかもしれない
でもそうか、巨匠だからと言ってなんでもやってとっちらかった映画作られてもそれを良いとは言えんって思ってたけど、
絵描きとして、アニメーターとして天才的なセンスを持つ宮崎駿のそれ自体が作品であり素晴らしい表現の1つとなんだと思えば、それを浴びるように感じられた体験は良いことなのかもしれない。どんなに投げやりなラストシーンでも問題ないのかもしれない
あーまた風立ちぬのときみたいに、周りが分かってる風な態度とるから自分の視力が低いんじゃないかと思って、頑張って高評価しちゃってる。やっぱりあの終わり方は納得できない……。これまでの宮崎駿の作品や人生の蓄積があるから感動するっていうのは、長く続けてきた人、長く続けてきたシリーズが使える狡い武器だと思ってしまう。それで良いのかもしれないけど、それだけでは良くないと思う。
原作読んでみようかな?
私が観たい宮崎アニメと宮崎さんが作りたいと思う作品が大きくかけ離れてしまっているんですね...
千と千尋と基本的な構造は同じに思えました。表現的にも新しい物は無く、既視感を感じました。 内容を徹底的に隠したのも、このせいなのでは?と勘繰ってしまいます。(内容に対してタイトルのインパクトが大き過ぎる?)原作の何に魅せられて、この映画が作られたのか理解したいので、原作を読んでみます。
宮崎さん!次は爽快な冒険活劇をお願いします!
追記
タイトルに関しては、神?のいなくなった世界で、『君たちはどう生きるか?』なのかな?コントロールする者がいなくなっても、戦争は終わり世界は続く…
宮さん、お疲れ様でした。いままで本当にありがとう!
宮崎駿に自伝でしたね。まあ、最後の作品だろうから、さもありなん、って感じ。
それ自体は悪くないのです。作画も良かったし、最後もわかりやすいし、色んな過去作のオマージュが楽しめましたね。
覚えている限りでは、「しまい波だ」とキリコさんが言って、お〜未来少年コナン。崩れる橋桁や塔の外を登るところは、お〜天空の城ラピュタ。あの塔が崩れるのは読めていたので、いつ眞人と母親で「バルス」って言うのかドキドキしていました。
ラスト、青鷺から「普通は忘れるだよ」って、千と千尋の神隠し、でしたね。空にトビケラが飛んでいましたし、他にも探せば色々あったでしょ。
最後に言いたかったのは、大叔父が駿で、青鷺が高畑勲。インコの隊長が鈴木敏夫ですかね。駿は「早く引退したいよ〜」って言っているのに、インコ隊長は「そんな積み木遊びにスタジオジブリは翻弄されたくない!」と反対していましたね。高畑青鷺はパヤオから「友達だ」と言われてビックリ。なかなか笑えるシーンでした。
と、まあ楽しめる作品ですが、凄い!とか、面白い!って作品かと言われると、、、、
あとは岡田斗司夫の解説動画を観て、何か気が変われば再視聴しますが、、、、
とは言え「宮崎駿さん、いままで名作をありがとう!」という気持ちは確かです。
ずっと意味がわからない
何を伝えたいのか
なぜわざわざ戦時中にしたのか
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その他もろもろと疑問しかない2時間だった
作画はジブリの中でも1番良かったと思う。
特に火事の熱波が伝わってくるシーン。
あとは久石譲頼りの作品って感じでした。
塔が人体を表していたり、生命について表現されていたりしていたのはもちろん理解できましたが、正直なところ「だから何?」という感じです。
この作品をもって何を伝えたかったのか、まず何がテーマだったのか、、全く伝わりませんでした。
各所に散りばめられた表現に気づき、理解して「なるほど」となったとしても、作品全体は全く面白くないです。
不思議な世界観
全く予備知識なく鑑賞。
戦争末期が舞台で、田舎に疎開した少年と家族の物語り。初めは風立ちぬ的な展開かと思ったら,途中から千と千尋的な世界観に。美しい映像と不思議な世界を眺めている中で、自分の想いに気がつき、家族の関係に蟠っていた少年の心が溶けていく様が見事に描かれていて、あっという間の2時間でした。
声優陣もなんとも豪華。菅田将暉、あいみょん、木村佳乃、小林薫などなど。主題歌は米津玄師と、これだけ豪華で全く宣伝しないとは、なんとも贅沢な映画でした。
宮崎駿が最後に言いたかったこと
場面、状況が目まぐるしく変わるので子供には難解な映画です
今までのジブリ作品のオマージュも満載でジブリ飯も健在
そして内容は?
宮崎駿が生きた時代は果たして幸せな世界だったのか?
そして私が引退した後をみんな頼むぞ!という強いメッセージを感じました
この映画は予告編を作りにくいのは確かですね?
どこを切り取るかで映画の印象もかなり変わる
後半のファンタジー色を濃くしても、期待を外すことになるし、子供には前半はキツイでしょうね?
大傑作とは正直言いがたいけど、人の細かい動きの描写は流石に宮崎駿だと感心しました♪
映像のワクワク感は凄いが話は面白くない
主人公の母親が亡くなり、母親の妹なつこが母親代わりになる。
疎開先の学校にも、新しい母親にも、新しい屋敷の世話人にも馴染めずストレスが溜まる。
母親代わりのなつこが甘えさせてくれると思って自傷するも失敗。
そんな中、身重のなつこが森の中の塔にフラフラと誘い込まれるのを見て主人公は助けに行く決意をする。
塔の中には実は宇宙から来た巨大な石があり、その中には異世界が広がっていた。
なつこを探して旅をする主人公。
サギ男やキリコ(疎開先の世話役のばあさんの若い頃の姿)ヒミ(母親の若い頃の姿)と一緒に墓の主を避けたり海を超えたりワラワラが人として生まれ変わるのを見届けたりインコやペリカンに襲われたりしながら冒険する。
塔の中の世界の管理者は主人公の祖先で、主人公に世界の管理を引き継ぎたい。
主人公は拒否。管理者は元の世界に戻ってどう生きるか主人公に問う。友だちを作りますと答える。
インコの王様は管理者になりたかったが、管理の要となる善意の石でできた積み木を切ってしまう。
すると世界は崩壊し、主人公はなつこと和解し、母親はもとの時間軸に戻る。
2年後、仲の良さそうな主人公一家が東京に戻るため出発するシーンで終了。
所々に昔のジブリで見たことあるシーンが散りばめられていた。
足をバタバタさせて靴を脱ぎ捨てるシーン海の見える建物の外壁をよじ登るシーン
コダマみたいな白くてかわいい生き物がワラワラ集まってくるシーン
木のトンネルをかがんで進むシーン
謎の岩が爆発して祟り神の触腕みたいになるシーン
ハウルの動く城の入口っぽいドアが一瞬映るシーン
他にもたくさんあると思う
ジブリっぽい映像が怒涛のように沢山楽しめる作品ではある。
主人公が母親を失って精神的に不安定になるが、異世界を冒険して立ち直り、新しい環境に適応して現実を生きていくというのが主軸だろうが、主人公が自分の気持ちを語らないしずっと真顔だし周りの人が君はこう思ってるんだろと言うまでどういう心境なのかわからない。
前半のテンポが悪い。なかなか話が始まらない。
クライマックスも千と千尋とかのような爽快感や感動はあまりない
宮崎駿の集大成がこれと言われると映像は納得だがそれ以外はうーん…という感じ。
後半30分ほとんどの観客が振り落とされる
題名から説教くさくなると予想されていた宮崎駿の最新作。
実際は、忠実に跡を継いで欲しいという思いと若者が自らの意思で選択するべきという思いの両方が描かれていて、駿の中で葛藤があったように思えた。
物語の終盤はかなり抽象的な表現が多く、また墓や石といった単語が説明なしに使われるため理解が難しいと感じた。
作画に関しては流石の一言に尽きる。
家屋の崩落や獣の大群、炎の描写などまさに宮崎駿の集大成であった。
その一方でエンディングに米津玄師を起用するなどこれまでにない新しい試みもあり、今後のジブリの展望に期待したいと感じた。
わけわからん
ストーリーも出演者も謎で、宮崎駿監督作品、というだけだが、それがまた興味をひくわけで、公開初日の朝一で最寄りの劇場に行ってきた。
ストーリーは・・・第二次世界大戦中に主人公の少年は火事で母を亡くし、父が再婚し、継母が妊娠し・・・てな話。
ネタバレ禁止なのだろうからこの先はやめときます。
感想は、難しくて訳わからなかった。
絵は綺麗。声優も有名俳優や女優なども使ってて超豪華。音楽は久石譲。
・・・そうなんだけど、君たちはどう生きるか、の題との繋がりが理解できず、面白いかと言われれば、そうでもなく。
家政婦さんが婆さんばかりで興味も湧かず、青サギが魅力的ならまだ救いがあるのだが、そうでもなく、自分には合わなかった。
追記
予想通り、手厳しいコメントが来ましたので、教養のなさを反省し、評価を2から➕0.5の2.5に修正します。
まだ、わからない
かつて、ナウシカがマスクの世界を予見したように、
ポニョが津波の押し寄せる様を予見したように、
この映画が、この先の世界にいったいなにが、起こる事を予言しているのかは、まだわからない。
他の人のレビューを読むと、よくわからないと言う意見と、なにやら物凄い傑作だと言う意見に別れているし、
10代の自分だったら、友達とこの鳥は何の比喩か?とか考察に激論を戦わせる映画である事は間違いないが、
50代の今はわからない事は分からずとも、言いたい事はわかるくらいで楽しめた。
ただいい加減、気楽に見れるエンタメ映画を作ってもらえないだろうか^_^
今回は引退作でないらしいので、また次を楽しみにしよう
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