君たちはどう生きるかのレビュー・感想・評価
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かしこすぎた男の生涯
ファンタジーなSFと感じた。
不思議な隕石の力で
世界を構築する術を得た男が
世界の複雑さを最期は理解して
やがて自滅を選ぶ。
若い頃、
世界の複雑さを汚れと感じ
美しい世界を
平等な世界を目指すことが
人々にとっての幸せだと
熱にうなされることもあるかもしれない。
不思議な隕石の力で
それを試みる機会を得た。
かしこすぎた故に
理想は実現可能だと
燃えた。
しかし
たかだか一人の妄想力には限界があり
もはや世界のバランスを取れなくなった。
この期に及んで、かしこすぎた男は
後継に純粋無垢さを求めたが
その少年は、
皮肉なことに
その妄想の世界で
現実を学び、
自らの卑怯さを自覚し
純粋無垢ではないと
継ぐことを拒んだ。
妄想の国の大王が継げるわけもなく
大王の稚拙な行動により
世界は崩壊、
少年は現実に帰っていく。
世界は複雑なのだ。
だから面白く美しい。
この世は一つであることを連想させる作品!
この作品は、宮崎監督の中にある創造の炎が散りばめられていて、見応えがとてもありました。とはいえ、私たちの生きている3次元の世界では、少々ストーリー無視なところがあるかもしれません。それでもあらすじはあります。少年の母が亡くなり、家族が引っ越して、父がその母の妹と結婚します。引っ越しした屋敷の周辺で、少年が青鷺に導かれ地獄と天国の世界を冒険するというものです。それでもかなりの抽象度ですから、見る人によってはまごつくのでしょう。それが、この作品の評価を下げているような気がします。地獄の世界、天国の世界、現実の世界を行き来する登場人物たちを見ていると、それぞれの主張が勝手に動いて言っているのですから、分離感は否めません。それでもジブリファンにとっては、10年ぶりの宮崎監督作品ですから、それぞれのシーンにリスペクトを感じないはずがありません。七人の使用人のお婆さんたちの動きを見ていると、かつてのジブリ作品を彷彿とさせてくれます。また、人間が現実世界に生まれる途中で、ペリカンが食べてしまって生まれないというシーンは、魂を食べているようで怖い表現だと思いました。さらに、主人公の少年に世界平和を託す異世界を創造する大叔父のセリフもかなり唐突ですが、監督の世界観の必然的な表現なのでしょう。海外でどうして高い評価なのかを考えますと、宮崎監督のこれまでの実績なのだと思います。あと、この作品にしかけられた東洋思想的(仏教)な生死感の秀逸さなのかもしれません。いずれにしても、宮崎監督の世界観をダイジェストで見ているような感覚に、感謝しかありませんでした。
絵は好き。
やっぱり絵はすばらしい。
内容は、よくわからなかった。
地下の世界や通常の世界、登場人物、どれが現実かわからなくなる。
いろいろあって、今後の君の生き方を問う、ということか。
どうして私の夢を知っているの?
「千と千尋の神隠し」のとき、そう思ったが、また同じことを思った。
「風立ちぬ」の時も今回も、タイトルから内容を誤解していた。違うと知って遅ればせながら観たが、有無を言わさぬ美しい映像に引き込まれた。内容も難解というほどではなく、いつものジブリアニメだった。
もともと背景の絵の趣味が泣けるほど好み。幼いころからどこで知ったのか、あの異国・異界の情景を何度か夢で見て、なかなか眠りにつけない夜は、ベッドの中で布団を被って空想を膨らませた。実際に外国へ行けたのは20歳過ぎてからだというのに。
日本だと北海道の野付半島を思わせる神秘的な光景がよかった。
宮崎駿さんが世に出る前から好きだったあの世界。日本の風景も交えてすばらしいアニメーションとにしてくれて、久石譲さんの大好きな音楽をつけてくれる。本当に感謝したい気持ち。
実はジブリアニメの人物造形がちょっと苦手だ。いつも判で押したように元気で勇敢な女の子と、男の夢を具現化したような清楚で優しく、しかし芯は強い女性や男勝りな女性が出てくる。なぜか歳を取った女性はゴブリンにされてしまう。
今回はアオサギが圧巻。清々しいほど憎々しい。ダミ声なので、途中まで菅田将暉だと気づかなかった。
声は主役の男の子が固くてもったいなかった。「千と千尋の神隠し」の時も千の言い回しが上ずっているのが気になったことを思い出した。なつこさんも割と棒読みだった。
母を亡くした少年が、不思議な世界に迷い込み戻ってくるってのがストー...
母を亡くした少年が、不思議な世界に迷い込み戻ってくるってのがストーリーのプロットだが、この世界、宮崎の内面で、これを打ち壊して、新しいものを作る!って宣言した映画だと受け取った。ひどく、私的な映画なので、受けないと思っていたが、アカデミーを受賞したのが意外だった。アメリカの人もいろいろということでしょうか?
平和への祈りと贖罪
終盤に登場するお爺さんが仮初の平和(崩れかけた積み木)しか作れなかったのは、現実の大人たちが真の平和を達成できなかったことを示している。そして自傷する主人公のように汚い人間である我々も、それを継承してすぐに達成することはできない。ただ平和について思いを馳せ、行動を起こすうちに変わることがあるかもしれない。主人公が積み木をひとつ持ち帰ったように、私自身もメッセージを受け取って持ち帰った。「君たちはどう生きるか。」
どう受け取るかは自由だけれど、かなり強烈な内容です。
アニメ業界に生きるクリエイターへ向けて、業界への痛烈な批判とともに、これからどう生きるのかを問うた、かなり強烈な作品だと思います。
若きクリエイターの卵であるワラワラは、同時に素晴らしい作品のアイデアの卵でもあり、大切に育てないと巣立っていけない、まだまだか弱い存在。
先人の作品からの影響でこの業界に入ってきたペリカンは、自分では食べる術がなく、望まないにしても、これから巣立とうとする汚れのないワラワラを食い物にするしか生きていくことができず、高くも飛べず、別の世界に行こうとしても戻ってきてしまい、いつしか遠くに飛ぶことさえも忘れてしまった悲しき業界の人々。
ボツになったアイデアやネームの墓場に群がり、ずる賢く自分は矢面に立たず、騒ぎ立て、誰か(眞人)を押し付け焚きつけ、無理矢理扉を開かせ、それに近づこうとする。
大半の人は生ける屍の、ただこの業界で働くだけの存在となり、眞人が礼をすれば、生気なく礼を返す、毒にも薬にもならない存在で、自分たちでは稼ぐことができないので、人が獲ってきた獲物の分前を静かに待っている。
規律正しく、団体行動もできる礼儀正しいインコは社会人の見本のような存在だが、迷いのない瞳で、自分たちの行いに一切の疑いを持たず、実社会では見かけよろしく糞を撒き散らし、この世界では、食べていくことが正義で、常に刃物を持ち、人を傷つけ飯の種にすることしか考えていない。
こんなアニメ業界で、君たちはどう生きていくのかと。
本来なら、夢や希望を与えるアニメーションを作る現場が、夢ある人を食い物にし、やる気のない人が蔓延し、作る人への批判や中傷が公然と許され、己が正義かのような振る舞いをし、平気でモノ作りの現場に土足で踏み入る、そんな悪意に満ちた世界で、どう生きるのか。
自分たちが去し後、この悪意に満ちた世界を、誰が立て直してくれるのか。
児童文学を愛し、わかりやすい、商業的な作品を作り続けた宮崎駿が、これまでの説明的な手法を一切排除し作り上げた、広告業界、制作現場、マスコミを含めたアニメ業界全体への警鐘なのでしょう。
自伝、自叙伝を文章ではなく、アニメーターらしくアニメーションで、業界への痛烈な批判とともに、自らの功罪をも認め、人間の強さや優しさ、弱さや狡さを描き続けた、宮崎駿の業界への思いの丈をぶちまけた、最後のメッセージに相応しい作品だと思います。
事前広告も、ポスターのみの特殊なマーケティングだと言われていますが、一般の人に向けたメッセージではないので、そうしなかっただけでしょう。
もう二度と映画を作ることはないのでしょうね。。
いや、それとも、石をひとつポケットに入れているというのは、まだアイデアがあるという暗示なのでしょうか。。
題名が全て、そこに尽きる。
アカデミー賞受賞と知り、久しぶりに映画館へ足を運びました。ジブリ作品は元々好きだが、大人になり仕事をし、手軽にサブスクで何となく面白そうな作品をダラダラ見る毎日を過ごす中。そういえば、映画を観る機会も減ったと感じた今日この頃。
予備知識ほぼ無し、少しの好奇心と観た後に何かを変えてくれるような期待の中いざ映画館へ向かう。
まず結論から言うと、明日にでもまた観たいと思える作品でした。考えが止まらないと言いますか。人生観にクリティカルヒットしました。
戦時中、幼い主人公が母親との死別から始まりますが、これはズルイですよ。
ええ、勿論すぐ泣きましたよね。(こういうの弱い人はハンカチ必須ですね)
とにかく、どのシーンで泣いたのかなんて覚えてないくらい何度も泣いてしまいました。
私的に印象深いシーンは、大お爺様の諦めの入った老人特有の瞳の色。(なんでやねんって聞こえる笑笑)
老ペリカンの瞳のドロっとした暗さ。
いやいや、人生って瞳に出るんですよね。ほんと。それが伝わるくらい描かれていると思いました。
あとは、母親の病院が燃えてると聞いた後の主人公が階段を降りる姿。もう、感情が先につっ走ってますよね。激しさだけで泣けましたよ。
炎の中走る姿は胸がギュッと締め付けられて苦しかったです。ハァハァ‥。
キリコが船で帆を操る躍動感も何故か印象に残ってます。最後の波?を越えたら静かになるよっていうキリコのセリフは、まるで人生を例えるかのような哲学的なものを連想しました。
主人公が父親の工場で作った特攻機のガラス枠?を見た時に、綺麗だと言ったセリフは恐ろしかったです。
石で頭を傷つけて親を動かし、登校拒否を叶える最短ルートを導き出せる子なので、理解した上での綺麗だという発言でしょう。
そして、色んな葛藤や矛盾が集約された瞬間が、夏子さんに大嫌いだと言われた時の主人公の気持ち。爆発的なあの一瞬で、頭の中で色んなことが巡って巡ってたどり着いたのが、お母さんという言葉。
すごいよ、少年。大きな壁を乗り越えたのね。私はまいったよ。
ああ、思い出したらキリがないくらい色々考えさせられる部分があって楽しいです。
そして、この映画で一番好きなところは、悪役がただの悪役じゃない所ですね。
人間の善悪、矛盾、多面性のあるキャラクターが本当に良かった。
特に、狡猾で傲慢で少しひん曲がっていて、臆病で少し抜けてて泥臭く、根は優しいけど現実的、お調子者で自由に生きている青サギがなんだかんだ1番魅力的だと思いました。
下の世界の住人なのか現実世界の住人なのか?
一見、綺麗な青サギかと思いきや、グロテスクな生き物に変貌し、曖昧で奇妙でなんとも不思議な生物。
でもそれは、私たち人間の事なのかもしれないですね。
主人公が現実世界へ戻って来て、向こうの世界の石を持っていたから記憶が残っていた。
でもいずれは忘れてしまうだろう。という最後の青サギのセリフが尾を引きます。
辛い事も良いことも、いずれは記憶が薄れて忘れていく。
心が引き裂かれるようなトラウマや過去の栄光が忘れられなく執着していると前には決して進めない。
そうして忘れられるからこそ人は前に進んでいける。
いずれは誰もが必ず辿り着く死へと続く道へ歩みを進めていく。
その死を迎えるまでに、私たちはどう生きるのか?
仕事と家事の繰り返しで変わり映えのしない日々。危機感のない贅沢な暮らしを貪っている日々。どうにかせんとなぁ。
少し考えたら気持ちがピシャンとなったような気が。
題名の通り考えさせられました。
また考察とかも色々巡って更に考えてみます。
宮崎駿監督、本当にありがとうございました。
ようやく鑑賞。映画館で観れてよかったー
アカデミー賞、長編アニメーション部門をあの、アクロスザスパイダーバースと一緒にノミネートされて受賞という大快挙。観るタイミングを逃していたが、再上映で最良の環境で鑑賞出来るチャンス。という事でようやく鑑賞。最初から最後までジブリ、宮崎駿祭りでとても楽しかったしワクワクした。コレを映画館で観れる幸せ。途中、置いてけぼりになってしまった箇所が何箇所かあったが総じて大満足。やはり宮崎駿の描く絵、描く世界は唯一無二なのだなーっと嬉しいやら誇らしいやら寂しいやらで最後のエンドクレジット、手書きで書かれた関係者達の名前の最後、宮崎駿 の名前を見た瞬間に落涙。一人の日本人が作った偉大な作品達の最期を見せて貰った様な気がした。この作品は何度も観てあーだこーだと好きもの同士で好き放題に語り合いたい。正直。スパイダーバース越えは無理だろ。っと思っていたがコレはコレはなかなか。凄く良い!アカデミー賞受賞も頷ける怪作、良作、感動作品でございました。そして鳥映画でもありました。インコ、キモかわー!
宮崎駿の集大成に思えます。
「よく分からなかった」という感想が多かったので、理解できるか少し不安だったのですが、結論から言うと私にとっては本当に素晴らしい作品でした。
観終わったあと、感情が昂っているうちに書き留めておこうと書きなぐった文なので、おかしなところがあったら申し訳ありません…💦
もし、真人が後任になっていたら
もしかしたらもっと平和で、良い世界だったのかもしれない。
けれど、真人はあえて元の世界で、「この世界」の「自分」が変えていくことを選んだ。
「真人」は「わたしたち」なのだと思う。私たちは、どう生きるか。そういう問いかけであり、次世代への宮崎駿なりのバトンなんじゃないかと感じた。
真人の世界(私たちの世界)は残酷で、辛い世界だけれど、真人自身が変えていこうと願った世界。
結局、誰かの力で世界が全て平和になるわけがなかった。真人と、私と、世界の全員とで頑張っていかなきゃならない。
世界のバランスを保つ『軸』は消えてしまったけど、それが無くても、どうしたって世界は存在してしまうのだ。だから、私たちが、「自分たちの手で」変えていかなきゃいけない、そういう映画なのではないだろうか。
構成についても。
最初は真人があまり喋らなくて、どこか浮世離れした世界に感じられたけど、どんどん真人が喋りだし、正体不明だった謎のアオサギも実は小物なオジサン(笑)だった事がわかり、何を考えているのかよく分からなかった夏子さんの本心も物語が進む事に判明した。
どんどん(段階的に)現実として考えられるようになってきて、最後はかなり真人に対して感情移入していた。すごい構成力だ。
別世界の物語が、どんどん現実世界の物語になっていった。だんだんと「私たちの物語」になっていくのが凄いと思う。
本当に、これが宮崎駿。宮崎駿感しかない映画だったなあと思います。
確かに、難しい部分や、「え?あれ、どうなったの?!」という所がいくつかありましたが、元々ジブリ作品はそういった難しい表現が多いので、私は深読みの材料として受け取りました。
本当に素晴らしかった。個人的にみんなにオススメしたい作品の上位でした。
正直よく分からなかったが、紛れもない宮崎アニメ。
正真正銘、宮崎駿の最後の長編アニメだと思い
オスカーを獲ったこのタイミングで
ようやく鑑賞してみた。
同じような人が多いのか、
公開からかなり経つにも関わらず
朝イチでそこそこ席が埋まっていた。
内容については全く知らないままだったので
果たしてどう言うものか期待していだが・・
正直に言うと最初から最後まで話が
よく読めなかった。
私の読解力や感受性が足りないのか。
鑑賞直後も頭には「・・で?」と
ハテナが浮かんでいる。
どうにもモヤモヤ感が抜けない。
どなたかの考察で、
これは宮崎駿の世界を表しもの。
自分が今まで作ってきた世界の終わり。
積み木の数は今までの作品数。
息子には跡を継がず自由にと。
この世界を終わらせたくないインコの王(鈴木P)が
世界の再構築を試みるも崩壊(ジブリの終焉)
・・と言うものがあって、
なるほど腑に落ちた感じもする。
これは宮崎駿の自伝なのだ。
自分が描きたいように描いているので
他人が理解できるようなものではない。
ましてや商業的に売ってやろうと言う
つもりは毛頭ないのだろう。
アカデミー賞はもちろんすごいけど、
手放しに面白かったとは言えない。
それを言っている人は
ものすごく深く物事を見ることができる人か、
よく分からん高級な食べ物を褒めちぎるような
食通ぶった感じの人だろう。
・・と、いろいろ書いてみたが、
映像や演出についてはこれまでの宮崎映画の
まさに集大成といった感じで素晴らしかった。
人物や背景、小物の動きや表現一つ一つに
細かい演出がなされ既視感を覚える。
これぞ宮崎アニメだと思う。
今、この時代にラピュタやもののけ姫を
このクオリティで描けたらさぞすごい映画に
なるだろう。
主題歌の米津玄師「地球儀」は
とても良い歌だった。
それことドラえもんの映画のエンディングにでも
流れたら、多分涙腺崩壊する楽曲だった。
しかし、今作では終始「?」で感情移入が
全くできなかったので、ただのいい歌だなぁ
といった感じだった。もったいない。
子どもの頃から成長と共に宮崎アニメに
慣れ親しんできた。
好きな作品はそれことセリフを暗記しているくらい。
それが、本当に最後かと思うと
寂しいものはある。
宮崎監督には「今までありがとうございます」
そして「お疲れ様でした」と言いたい。
宮崎駿
この映画を見終えてまず初めに思ったことがあった、
どこか懐かしいと、そう思えたのは過去作品のノスタルジーに起因するようだ、過去作を鑑賞しないとこの気持ちは分かり合えないかもしれない、ラピュタ・もののけ姫・ナウシカ・火垂るの墓などの面影を感じ取れた気がした、
きっとこれこそが宮崎駿の作品だと、
誠に申し訳ないのだが、私は気持ちを言葉にするのが苦手なので、この文章も何が言いたいのかわからないと思う、
ただ一つだけ言えるのはこの「君たちはどう生きるか」は
宮崎駿自身の世界であり同時に私達の世界でもある
そう感じた
彼の世界を感じた 彼を感じた 世界が彼だ 彼が世界だ
この先この作品は見るたびに問うてくるだろう
君たちはどういきるかと‥君たちの世界はどうだと‥
その度に私は思う私はこう生きたと
今頃ですが、、、
映画館行って覧てきました。
高い評価もあるので人を選ぶのかも?
私には合わなかったです。
この先は不快に思う人がいるかも知れないので読まないで下さい(^_^;
面白くなかったです。
時間とお金を無駄にしたと思うレベル(^_^;
昔、トトロを見たときは宮崎監督には死ぬまで沢山沢山作品を残して欲しいと思うくらい大好きでした。
ラピュタや宅急便、紅は面白かったー
序盤から中盤まではとても丁寧に作られていたように感じます。中盤以降はなんか雑に感じました(^_^;
しかし嫁さんの妹に手を出しますかね?その妹とキスする音も生々しくて気持ち悪かった(´Д` )
このストーリーは何を視聴者に伝えたいのかさっぱり分かりませんでした、、、
今頃見たせいですかね、映画館で視聴していたのは私だけの完全貸切状態でした、、、
宮崎監督、お疲れ様でした。
もう映画作らなくて良いです(^_^;
えっと、、、。どーゆーこと?
話題になったので重い腰を上げました。
序盤に、映像として火の苛烈さが伝わってくるようでいいな!とか主人公可哀想だな、、、とかあったけど。主人公が思ったより態度悪いし、青鷺を狩ろうとするくだりとか諸々つまらなくてウトウト、、、。
ぼんやりみていたらファンタジーものに。目は覚めたもののよく分からん。寝てたからか難しいからか。
お母さん(若い)はどうして火を使えるの?とかそれなのに火で死ぬの?とか。場面展開は早いし、説明は少ない。それでいて、意味深っぽいことばかり言うから何がなんだか。あの石の積み木どんだけ重要なんだよ。石が壊れるとは思ったけどそのくだり雑じゃね?とか、最後ジーさんどうなったんだよ。とかとか。
上げればキリがないほど訳分からない。どこが起で承で転で結なのか。終わり方もこれ?みたいな。
友達からの前評判あまり良くなかったけれど、その通りで訳が分からないよ。何かを伝えたいのか、感動して欲しいのか、主人公が成長したのか、、、。
あと、悪くないけど、声優も俳優だしさ。
※これは、あくまで個人の感想です。評価されてるってことは、自分に発見できない何かがあったんでしょう。
少年と青鷺
少年と青鷺と義母と実母と大叔父さんの話
戦時中の日本が舞台
少年は母親をなくし、新しい母(実母の妹)の家に疎開する
その場所で青鷺に出会い
不思議な塔でさまよう
全体的に何かを伝えたい感じがあるが作中の情報から理解するには深く考察する必要がある
映像と音楽はきれい
この映画は「私はこう生きた。君たちはどう生きるか。」であり、「私...
この映画は「私はこう生きた。君たちはどう生きるか。」であり、「私はこう生きた」というタイトルの方がよりフィットしているのではと思う。
このような映画はどのように解釈してもよいのだろうが、自分的には下記のように解釈した。
・大叔父は宮崎俊、主人公の眞人は息子・宮崎吾朗 (青サギは鈴木敏夫)
・塔の世界=今まで宮崎俊が作り上げてきた世界(より広義でアニメーション業界でもよい)
・崩れて世界崩壊につながった13個の積み木は宮崎俊の監督作品(13作品)を示唆
何を暗喩しているのだろうと考えながら視聴しないことには、ストーリーの破綻/無理が受け入れられない。すなわち考えながら視聴することを前提に制作された映画と言え、ファンタジーの世界を扱っているにも関わらず、子供を置き去りにしてしまっている。
本作を一言で評価すると『加齢臭感満載のファンタジーアニメーション映画』である。
少年の心の旅。
どう捉えるべきか、この作品。なにせストーリーが解りづらく、観客が場面ごとにここはこういうことかな?あのキャラは何を象徴しているのかな?と考える必要が出てきます。よって、人それぞれの解釈が出来ると思います。
私はとても前向きなメッセージが込められていたと受け止めました。エンディングへ向かうにつれてそれまで「?」だった部分が繋がっていって面白かったです。まぁ「?」なまま終わった部分の方が多いですが(笑)
抽象的な表現が多く、ストーリーもフワフワした感じ。天国?地獄?この世ではない、どこか寂しい雰囲気の世界観。そこがすごく好き。でっかいインコやワラワラは可愛かったです。
そして、ジブリといえば久石譲。強い。あのピアノが流れた瞬間、あぁ、ジブリ映画だ。と思えるほど安定の久石譲でした。
最後に、エンドロールに「スタジオポノック」の名が載っているのを見て「屋根裏のラジャー」を思い出しました。私はラジャー推しなのですが、ジブリの良さ、ポノックの良さを再確認出来た映画でもありました。
そして、私はどう生きたいのか。
まず初めに、宮崎監督の作品は個人的に、観ているものも観ていないものもあり、また製作者の方々のインタビュー記事などもあまり読んだことがないので、自分の宮崎ワールドへの理解度は低いだろうな、、と思っています。その上でコメントを上げさせて頂きますこと、ご容赦ください!
もともと哲学とか、頭で考えることは得意ではないもので、この映画が公開されても、映画館に足を運んではいませんでした。ですが、ゴールデングローブ賞受賞の際、発表者の方(女性)の表情が「あの素晴らしい作品ですもの、受賞は当然よ!」というような、とても誇らしい表情だった(私にはそう見えまして、、、笑)のが印象的で興味を持ち始め、その後、テレビで映画の紹介として映された、アオサギが日本家屋の長い縁側の上を滑るように飛んで去ってゆくシーンを見て、その素晴らしさにノックアウトされまして、原作についても映画のレビューについても一切見ず/知らずのまま、映画館にすっ飛んで行きました。
見た感想ですが、まず映像については、輪郭が線で囲って描いてある人物たちと、その後ろに描かれた美しい絵画のような風景は、いつもながらだと思いますが、素晴らしく調和していて美しかったです!
人物の方は、冒頭の、玄関で下駄を脱ぎ捨てて階段を駆け上がる動き、病院に向かって走る動き、どれもスタジオジブリ独特のもので躍動感、疾走感が素晴らしかったです(個人的には、プリプリ怒ってお尻を振るドナルドダックの動きも大好きですが、ジブリ映画の人物の動き、特に走る姿は世界中で唯一無二で最高だと思います!)。
風景の方も、他の作品もそうですが、日本の里山の美しさが描かれていて本当に素晴らしく、もしゴールデングローブ賞の発表者がこの美しさを共有してくれているなら、うれしいなぁ、、と思いました。
ストーリーの方は、画面を追って見ている限り、分からなくなったり、混乱したりすることはなかったように思います。個人的に心にストレートに来たのは、
主人公の2人(宮崎監督の映画でよく描かれる、純粋な少年と勇気のある少女)が、 « 人間の住まない異世界に身を置きながら、なんとか人間界の調和を保とうとする » のではなく、自分自身が業もある人間として生きながら、同じ志の仲間を作って、世界の調和を達成しようという生き方を選ぶところです。
私たちはこの映画とは違い、もともと、人間界に生きるしか選択肢がないですが笑、例えば聖職者の生きる世界と、一般人が暮らす世界は全然違っていて、聖職者の世界はこの映画で描かれた異世界に近いのかもしれないなーなんて感じました。そして、仮に昔の自分に聖職者として生きる選択肢があったとしても、自分はやはりどうやっても、聖職者としてではなく、人間の中に身を置いて、同じ方向を目指せる仲間を探して行く人生を貫くだろうな、と思いました(きっとこういうことって、選ぶ選ばないに関わらず、生まれた時から決まっている、一人一人の使命のようなもののようにも感じます)。
ちょっと話がずれてしまいましたが、この映画はまさにタイトルどおり、自分が生きて目指したい方向について、考える機会を与えてくれたように感じました!
上映期間に間に合って良かったです!
(最後に、、、。たまたま映画の中の人物が自分と同じ名前で、名前が出て来た時に一瞬、わあぁぁ、、と焦りました。
別に焦る必要もないんですが、なぜこういう時、人はドキッとしてしまうんでしょうね〜)
奇妙で夢のような作品
不気味で怖くて奇妙で興味深い次々に変わるたくさんの世界を新しいお母さんになる夏子を探して勇敢に進んでいく眞人くん
世界の一つ一つに奇妙に惹かれてなんだかいろんなシーンで泣いてしまった
バディが変わっていくのもおもしろい
インコやペリカン、カエル、ワラワラの奇妙、怖い、可愛いの絶妙なバランスが心地よかった
ちょっと夢のような感じがある
時空の歪み的な面白さもあるだろけどしっかり映画を見た感じした、映画館が非日常へアクセスする装置として機能していると思った
ジブリで出てくるおばあさんが7人登場、しかしそのうちの1人はちょっと違うなと思ったらバッチリ仕掛けになってた
大叔父さんの世界を継ぐかどうか選択を迫られて元の世界に帰るのはハードボイルドワンダーランドを連想した、街とその不確かな壁も読もうかなあ
またこの映画みたい
全741件中、21~40件目を表示