劇場公開日 2023年7月14日

君たちはどう生きるかのレビュー・感想・評価

全1334件中、1061~1080件目を表示

2.0クイズ!この声、誰でSHOW〜( ˙˘˙ )ノ

2023年7月16日
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鑑賞方法:映画館

単純

全く情報公開なしの映画。
せめて予告やポスターや出演者は見てると思うのである意味貴重な体験。

出来れば製作者の意図通り前情報無しで見ると良いと思います。

ただ、、、とにかく声優が誰なのか気になってしょうがない。たまたま知り合いと話で、今朝のワイドショーで俳優○さんと歌手◇さんが出るらしいと聞いてしまったので、気なってしょうがない。特に◇さんは演技も声優もイメージがないのでどんなものかと、、、他にもら出てくるキャラクター、この声誰だっけな、、、あ〜あの人だ!とか、ストーリーと違うところが気になってしまいました。
そういう意味で1番集中してみたのはエンドロールですね。俳優陣も裏方もそうそうたるメンバーで映画史上これまで無駄遣いがあるのかと思ってしまった。

余計な事が気になったからか、ストーリーも平凡に思えました。オープニングで一気に惹き付けられて、なるほど、、、日本の夏はこういう映画も必要だ、この手書き風がさすがジブリ、と思ったのですが、開始15分くらいからトーンダウンして、どんどん薄味になっていきました。
キャラクターに没入出来ないので、事実としてストーリーは分かったつもりですが、感動したり泣いたりとかはほぼ無し。なんだったのか、、、

あと、歌手◇さんは大好きなアーティストだけど、さすがにあの役は無理がある。棒読み感が半端ないけど、◇さんのせいではなく、なぜ抜擢したのか、演出側の責任ですね。正直、戦犯扱いされそうで可哀想。
もともと、アニメ映画はプロの声優さんを使うべきと思っていますが、話題作りやテレビ番組の番宣のためには必要なことだと思いますが、今回のノープロモーションなら、意味がない。

ジブリとか関係なく、普通にハードルも期待もせずに観に行けばアニメ映画とてし☆3点、いろいろと納得できないのでさらにマイナス1点というところです。レビュー書いてたらイライラしてもう1つマイナスとも思いましたが、レジェンド達に敬意を込めて踏みとどまりました。
IMAXで観るつもりだったけど、混んでるから普通のスクリーンにして良かったです。

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だるまん

3.013個の積み木に何を見出すか

2023年7月16日
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現時点で私自身感想が定まっていない…というのが本音です。かと言って2度目を見たいか?と訊かれたらそうでもないという。
面白いとかつまらないとかは置いといて、とにかく人を選ぶ作品でした。
「風立ちぬ」以上に抽象的・観念的な描写が多いです。

では難解な作品か?と言われればそうでもないようにも思えました。ごくごくシンプルで身近にある大事な事にたどり着くために、めちゃくちゃ回り道をする作品です。
その回り道を楽しめれば最高でしょうし、楽しめなければ苦痛かもしれません。

作画面では冒頭が素晴らしく、新しい描写に惹かれました。
しかしそれ以降はごくごく今まで通りのジブリに終始してしまい、よく言えば安定感がありますが。悪く言えばいつものジブリといった描写が続きます。尺も長いので睡魔と戦いながら見ていたというのが本音です。

1番感心したのは音響でした。
セリフのないシーンでの環境音や、劇伴の入りのタイミングはどれも絶妙であり、作画の向こうにある世界を感じさせてくれました。モブキャラのガヤを極力廃したシーンも多く、音の使い方が繊細でした。ここは映画館で体感した方が分かりやすいかもしれません。

鑑賞後の気持ちは虚無ですね。「あ、ここで終わりか。」って感じでした。
でも振り返るとヴィルヌーヴの「メッセージ」のような問いかけを映像で見せようとした…そんな作品に感じました。

どこまでもアート映画っぽいなとも思えました。美術館で絵を見てて、解説とかなしに見ながらあーだこーだいうような。そんな感じ。
だから通り過ぎていく人もいるだろうし、立ち止まって見て自分なりに解釈して咀嚼する人もいるだろうし。
見る人の数だけ感想は出るけど、分かりにくさ故に離れてく人も多い。大衆エンタメ性を捨てて個人的なアート映画に徹した。世間の評価を考えず、好きなものを好きなように表現した。そんな映画です。

こんな感じなんで、この作品が世間一般にウケることはまず絶対にないと断言できます。それでもそれなりに観客動員できたとしたら、それは宮崎ブランドと鈴木プロデューサーの戦略あっての事でしょう。

しかしこれだけ個人的な感性のままに描いた映画を商業作品として大々的に公開できる宮崎ブランドの信頼性は伊達じゃない。普通この規模の映画でやれる事じゃないですよ、これ。
これまでの功績なしには絶対に作れない映画でしょう。そういう意味ではもの凄く我儘で、それでいて豪華な作品とも捉えられるかもしれません。

積み木の意味は一体何なんでしょうね?
私はこれまで大衆受けを重視してきた己の過去作品への別れ。その宣言のようにも思えました。
だとすれば、次回作以降が宮崎駿が本当にやりたい作品なのかもしれません。

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ジョイ☮ JOY86式。

5.0後からじわじわくる。

2023年7月16日
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「どう生きるか。」と問いかけられている通り、真人は今後どういう世界を作っていくのか、そして私たちはこれからどういう世界を作っていくのか、考えさせられます。
子ども向けのお話しではないかもしれませんが、是非小さな子ども達が今から今後何度もこの映画を観て、その意味を知り、これから自分の生きていく世界のことを考えてほしいと思いました。
お話しの中の登場人物(鳥達)の意味や行動など理由はあるのかもしれないですが、私はファンタジーとはこういうものとして理解しました。解釈は各人それぞれ、それがファンタジーだし、それでいいと思っています。
宮崎さんはこれで本当に引退されるそうですが、今までの宮崎さんが伝えたかったことの集大成のような素晴らしい映画でした。

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エンドラ

1.5不可解

2023年7月16日
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タイトル名からして、壮大な人生観を期待して観たが、前半の退屈な展開から、最後まで結局何を見させられていたのか分からなかった。
作画のクオリティは素晴らしかったが、宮崎駿監督が引退宣言を覆してまでも、撮りたかった作品とは、何だったのだろう。
この映画の世界観は、自己の権力の誇示なのか。少なくとも子供たちに勧められる映画ではなかったことが、残念だった。

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moto2

3.0宮崎駿の老いを、どうしょうもなく感じた

2023年7月16日
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鑑賞方法:映画館

わかっているけど人は老いる。

●根本的に人物が描けていない。
何に悲しみ、何に怒り、何を行動原理として動いているのかが不親切なほど不明確。
急に笑い、涙を流す。
人を描き観客に共感させる。こんな根本的なことができていない。

●焼きまわしにしか思えない場面の連続
どの場面もかつての宮崎作品の流用にしか見えない。新鮮な発想がひとつもない。

●起伏のない単調なストーリー
どこが話の山場なのかわからない、単調な展開。推進力がない。

●長い
そう感じさせるほどつまらなかったんだ。

●そもそもなぜこのタイトルか?
タイトルも意味がない。主題歌も意味がない。

期待したわけじゃない。期待しなかったわけでもない。
だから、たださびしい。

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ドラゴンミズホ

5.0ジブリがいっぱいコレクション

2023年7月16日
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第一印象はこれでした。
もののけ姫をベースに、千ちひ風立ちぬ紅豚ナウシカラピュタカリオストロポニョアリエッティマーニーあたりが勢揃いしてました。わあジブリ満載。
なので歴代の作品を愛している人ほど好きな描写が多いかと存じます。

宮崎監督は千ちひ以降物語の抽象化が進んでいると感じていましたが、今作はその集大成では無いでしょうか。
どういうことかと言うと、
「何が言いたいかは何となく分かるがなんとなくしかわからん」状態になりました。
説明らしい説明がないので、考察と推測を同時にこなしながらの鑑賞になってしまいます。つらい。頭空っぽにして楽しめる映画ではありませんから、寝不足でいくのは避けましょう。

生い立ちや家庭環境によって刺さる人と刺さらない人がハッキリ別れるタイプですね。個人的には星5ですが、星1評価したくなる人がいるのもよく分かります。

それからモチーフがとても多い。
ダンテ神曲や仏教神道の教え、子宮と産道のメタファーなど、知識がないと気づけない箇所がありすぎて、若い人ほど理解しにくい映画になっています。
すくなくとも、ジブリ映画だから家族で見に行こう!とはしない方がいいでしょう。
ジブリ好きかつ映画好きの大人と見に行くのがベストかと。

いまから円盤が待ち遠しいです。

わらわらの定常グッズ化を希望しつつ、コメントを終わります。

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ばぶ

5.0正に、君たちはどう生きるか

2023年7月16日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

知的

この映画は、宮崎駿の遺言と感じました。
「風立ちぬ」の時に、そう言っていましたが、当時は、自分はピンときませんでした。
今回の映画で、本当に、宮崎駿監督が伝えたいことが、ようやくわかった気がします。

この映画は、ストーリーを追ったり、冒険を楽しむ映画ではないと思います。
主人公も、脇役も、全てがシンボル。
普通の、成長映画でもない。
では、なにか?
先行き、厳しい日本。
世界に目を向けても、環境問題、戦争、人口爆発。
まさに、これからの厳しい世界を、どう生きたらいいか?をテーマにした映画。

先に、逝ってしまう、宮崎駿が、残される我々へのメッセージを込めた映画。

何を、あてに生きればいいか?

全編、映像がとても美しい。これでもか、これでもか、登場する、懐かしくもあり、恒久的でもある美しい映像の洪水です。
どんなに、厳しい世の中になっても、それでも、世界はこんなに美しいんだよ。君たちは、そんな、美しい世界の一部なんだ。

登場人物の、生き方、成長。
キャラクターは、今までの作品のオマージュ。声優陣も、いままで宮崎アニメにかかわってきた人たち。
この映画の登場人物だけではなく、今までの、宮崎アニメの、ジブリのキャラクターをすべて象徴しているよう。
どんなに、苦しくても、人の心は、こんなに強くて、美しくて、柔軟ものがあるんだよ。
それらを糧にして生きなさい。

これからの、世界は君たち次第。さあ、どう生きる?

そして、宮崎は、更に、問いかけるだけではなく、生きる指標も示している。

自分ができることを、精一杯発揮して、自分以外の人の役に立ちなさい。

僕(宮崎)は、アニメ、映画で、頑張ってきました。こんなふうに、あんなふうに、色々見てもらって。楽しかった。こうして、生きてきて、本当に、人の役に立てたかわからないけど、僕は十分、本望でした。

君たちも、自分のできることを精一杯して、人のためになることをしようよ。

家族を作ろう。
友達を作ろう。
お互いを信じて生きよう。

そうすれば、大丈夫。

こんなに、象徴的で、こんなに暖かい。
まさに、宮崎駿の集大成の作品ではないかと感じ、心が一杯になった映画でした。
きっと、繰り返し、見ることで、もっと、見えてくることがあると思う、深い映画。

是非、見て欲しいです。

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nono

4.5アニメが好きならもちろん○。ドラマ好きに響くか微妙

2023年7月16日
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怖い

難しい

幸せ

宮崎駿監督の描くキャラクターの魅力は計り知れません。キャラの個性や舞台の世界観を伝える描写の鋭さはどんなアニメーターとも一線を画しています。
そんな10年振りの感覚。動いてるだけでまず感動しました。
どファンタジーだけれど、なんだか監督の日常をのぞいている気分になれたのが楽しかった。

いつもながらどんな謎にもヒントはくれていると思いますし、ここまでくるとあーだこーだ考えるのも楽しいですね。
全て描いてあるという信頼感はあります笑
これからの情報が待ち遠しいです。パンフレット待ってます。

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Cuw

4.0夢の中を冒険しているかのような映画体験。ジブリっぽいシーンが次から次へと!

2023年7月16日
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鑑賞方法:映画館

評価が分かれている…というか低評価ばかりが目立つジブリ最新作。私個人の純粋な感想としては、「そんなに言うほど悪くなかったよ!面白かった!」ってかんじ。
ただ、「どんな物語が待っているんだ…!!」なんてウキウキで新作を待っていた人達や、家族やファミリー層からしたら、「なんだこれは」となるのは間違いない。笑

予告も宣伝もなにひとつ情報がなかったので、一つ一つの絵や世界観、見るものすべてが新鮮でとてもワクワクした!とくに、インコがはびこる世界で階段を降りていくシーンは、階層ごとに生活を送ってる色んなインコたちがいて超愛らしかった!

白いフワフワのあの子は、「お前たちこういうのが見たいんだろ??」という宮崎駿のしたり顔を勝手に想像してしまうくらいのあざとさだったけど、普通に可愛かった。笑
新鮮な設定、画ではあるんだけど、随所随所がジブリ作品のパロディだらけなので、「ジブリオタクが観る走馬灯」や「夢をみているよう」と言われるのも納得。見たことないはずなのに、なんか見たことある気がする、が続いていく。ある意味宮崎駿の集大成ということか…!

シーンや、場面(世界)の切り替えが唐突で突拍子もなく、「ドアを開けたらまた別の世界だった」みたいなのが多いので、夢の中を冒険しているような気分になった。
それでいうなら、『不思議の国のアリス』を観ているのと同じようなトリップ感?かもしれない。

13の積み木…等々でまぁ私も色々深読みというか、大人の事情を感じたりもしたけど、監督の思想やメッセージが伝わってくるようないわゆる「監督の自己満足」も映画の醍醐味だよなぁ〜と思っているので、そんなに悪くは思わなかった。
誰しもを喜ばせようとはしていないというか、商業作品や娯楽作品として作ってない気がして、なんとなくミニシアターっぽい作品だったように思う。ので、「期待していたものと違かった」という感想があるのは分かる。ただTwitterとかで、「金返せ」みたいな酷評を見かけるのは、ちょっと言い過ぎでは?と思う。
宮崎駿に、「もう映画作る気ないんだよ」って、改めて釘刺された気分でちょっと面白かった。笑
全体通して、全然普通に、面白かったよ〜!

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とも

4.5宮崎駿の遺言状、そして生前葬

2023年7月16日
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興奮

知的

幸せ

初日に2回観た。1回目は純粋に圧倒された。
2回目はまるで子供時代のアルバムを
見るかのように懐かしめた。
だがこれは誰かのためになんてまるで作ってない。宮崎駿が今までの自分の全人生を、全存在を、映画にして、アニメーションにして、磨き上げ、輝いてる。渾身の右ストレート。

ジブリそのものを表現したような作品。
宮崎駿の生前葬みたいだった。
大叔父=駿。インコ王=鈴木敏夫。ペリカン=アニメーター。13の積み木=ジブリ作品。インコ=ジブリを欲する大衆。
宮崎駿は誰かに引き継ぎたかった。でも誰も引き継げなかった。だからこそ、走馬灯のようにこれまでのジブリ作品を至る所に散りばめて、最後にその世界の崩壊、つまりはジブリの終わりを描いたように思えた。だからこそ、もう宮崎駿監督の映画を観た子供の頃に感じたドキドキ、ワクワクはもう今後味わえないんだなっていう喪失感と寂しさを感じた。

そういえば、、と。どこかのドキュメントで語っていたのを思い出した。「自分が好きになった映画はストーリーで好きになったんじゃない。ワンショット観た瞬間に、これは素晴らしいって。」

面白い、面白くない、じゃない。尊い。
天才の才能にぶん殴られて、頭が痺れればいい。
美術館に行く、芸術を楽しむ気持ちで映画館に足を運んで貰いたい。

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かけやん

2.0自分は、とても古いアニメだと思った

2023年7月16日
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鑑賞方法:映画館

宮崎駿でなければ、星3です
カリオストロの城と、同じ時期に作れそうだと思いました。
音はとても良かったんですが、キャラの行動が?が、多いです
カリオストロの城を、見た方がいいかと
睡眠は、しっかり取って見に行ったのですが、眠気が3回きました
とても残念でした

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ムック

5.0集大成

2023年7月16日
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色々なジブリ作品が混ざってる感じの冒険ファンタジー!!最高でした!!

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たけ

0.5つまらないの一言。

2023年7月16日
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鑑賞方法:映画館

怖い

難しい

 今回の作品は、鈴木敏夫が言うには「宮さんは今回、全部のカットに手を加えるという作り方をしていません。宮さんは絵コンテに集中しています」と云うことだそうです。
 今までの宮崎作品は、アニメーターが描いたすべてのカットの原画に宮崎駿が手を加えるという手法が取られていた(各種ドキュメンタリー参照)。
 さすがに御大も齢82歳にもなれば、上記のような作製方法を取ることができないことは理解できる。言うなれば今回の作品は「総監督・監修/宮崎駿」といったところだろうか。であるがゆえに、今までのジブリ作品のような「魔法」がスクリーンからは感じられなかった。

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しんすけ

5.0「わからない」は「つまらない」じゃない。

2023年7月16日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

幸せ

「この世界は生きるに値する」というメッセージを発信しつづけてきた駿の最後のタイトル「君たちはどう生きるか?」

ネタバレになるから内容には触れませんが
駿の最後の作品にふさわしい、タイトル、中身、そしてしっかりジブリでした。

「ぶっちゃけ本当に生きるに値するのかもうわからなくなってきたけれど、それでも前向きにいきて欲しい。最後に、生まれてきてくれてありがとう」

しっかり背中を押してもらえました。

さぁ、僕たちはどう生きようか?

「理解できないから、つまらない」なんて感想はもったいないので、是非映画感でジブリの世界観に浸ってください。

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ニック

5.0宮崎駿はやはり凄い

2023年7月16日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

興奮

ストーリーが分かり易いわけではないけれど、なんだかんだ凄さがある。
3回くらい涙がでました。岡田斗司夫は、この作品はアートのようなもので、人によって賛否が分かれるといっていました。
分かり易いエンターテイメントを求める人には向かない映画かもしれません。
美術館に行くような気持ちで見ようと思えるのであれば、ぜひ見るべき作品と思います。

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akirakun1919

3.5映画と言うよりは、宮崎駿展の展示物を観たような気分

2023年7月16日
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鑑賞方法:映画館

難しい

この作品には、駿さんのお母さんへの想いが溢れているね、、、
死(生)を暗示させるようなシーンや造形物が、そこかしこに散りばめられているね、、、
現代社会に溢れた欺瞞を生々しく描写したようなシーンもあるね、、、
あぁ、タイトルの「どう生きるか」、、ってそういう事かい、、なるほどね、、、
、、、と、それなりに納得したし、まぁ楽しめたところもあるけど、全体的には少し物足りなさも感じた。
物語的に、いろいろと端折りすぎてるから、キャラクターに愛着が湧きづらいし、次々に巻き起こる不思議な事象に対して、こちらの理解がなかなか追いつかない。それが「取っ付きにくさ」に繋がっている面は否めないと思う。
個人的には圧巻の映像(特に冒頭の火事のシーンに震えた)による「宮崎駿展」を楽しめたけど、映画としてはツギハギだらけ、どう考えても万人向けの作風では無いし、まあ、エンタメ性は低いね。
強いて言うなら、本作は熱心なファン向けの「展示物」って感じなのかな。

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クマチキチ

5.0宮崎駿自身が最終作だと意識したと思われる集大成

2023年7月16日
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自分にとって、ルパン三世第一シリーズから半世紀にかけてお世話になった宮崎駿監督。
「アニメなど子どもが見るもの」と粋がっていた思春期を経て、親が子どもと一緒に楽しめる映画を描き続けてくれた監督に感謝いたします。
御年82歳ということもあって、ご自身でも「これが最後」と意識されていることが伝わってきました。
ビートルズで言えば、すべて詰め込んで出し切ったアビーロードのような作品にも思えます。
長年のジブリファンは多いので、過去の作品を連想してニヤッとすることもあるのでは?
ここ最近のジブリに対する意見では、
「ちゃんとした声優を使ってほしい」とか
「最近難解になってきたので、ラピュタのようなドキドキワクワクするような冒険ファンタジーを今一度作ってほしい」とか
「『君たちはどう生きるか』なんてタイトルからして説教臭い」とか
ありましたが、宮崎駿監督はルパン三世のころから一貫してます。
元々、一般ウケなど意識せず、説教臭い偏屈おやじです(笑)
そもそも、ルパン三世第一シリーズだって、カリオストロだって、ナウシカだって、トトロだって、発表当初は閑古鳥であり、後からジワってロングセラーになるのが常でした。
私は多少なりとも、宮崎駿、高畑勲、久石譲の思想と哲学を理解しているつもりなので、どのジブリ作品もすんなり受け入れられます。
一枚の絵画ではなく、2時間にわたるセル画一枚一枚にあれだけ魂を込められるなんて並大抵のことではありません。
それらの背景を含めて、星一つなどという偉そうな評価は私にはできません。
というか、実際星5つに値すると思います。
この作品には、「みんなで考えて繋いでいってほしい」という宮崎駿のメッセージが込められていると思いました。
ご健在の宮崎駿監督に言うのも変ですが、半世紀以上本当にお世話になりました。
数々の名作、本当にありがとうございました。

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Tosh

4.0相対的な死と生

2023年7月16日
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宮崎駿さんの最後の作品とならないよう、次作も期待してます。
総集編というくらい、盛りだくさんでした。
受け入れられなかった母の死と異次元に住む母との再会は感動的でした。可愛らしく勇気ある母のの行動に、彼は自分の在り方を強めて行きます。意思の芽生えや揺らいだ自我からの脱却です。
母の死後、新しい生活にひとり取り残された気分にありながら、新しく迎えた継母は実の母の妹、お腹には赤ちゃんがいるショッキングなスタートで取り残された感が強いのですが、誰も避難することなく、継母は母に愛されてた存在であることを認識するのです。助けに向かう道中の生まれるの素晴らしさ、それだけではなく無惨でありながら死を意識するもの 不合理であることもしっかり伝えながら奮闘していく姿はリアリティがありました。
又ここでも魔女ならぬ家人たちに守られてある姿が描かれ、憎まれ口もきく青鷺とは戦友みたい。居なくなった彼と継母を探し出し猛烈になる父も、家族の姿として良かったな~と思います。
まだまだ書ききれませんが、異空間ファンタジーあり、盛りだくさんで楽しめます。エンディングの米津さんの地球儀にホロっとなりながら、あっと言う間でした。是非見ていただきたい!
高橋源一郎さんの原作もいいですが、現代にしてみたらこんなストーリーになるのではないでしょうか?

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いち

4.0遠目に見れば大きな木、細かく見れば絡み合った細い蔦

2023年7月16日
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ストーリーの”粗筋”を述べるならば、一人の少年の成長譚である。新しい家族を能動的に受け入れ、嫌な相手とでも打算なく友達とすることを決意し、悪意ある世界を愛おしく思う大人の男へと成長する話である。

こう表現すればだれも否定しないと確信しているのだが、しかしこの紹介では”あらすじ”しか説明できない。多くの鑑賞者を惑わせ、「あれはなんだったんだ…?」と自信を喪失させたのは、目に映ったものそのものである。
おじさんが中に入っているアオサギ、大勢のペリカン、もののけ姫のこだまのようなわらわら、若返ったキリコ、眞人を守っているという召使たち、人間を食べるいんこ、いんこの王様、世界の均衡を保ってきた大叔父、世界の力の根源…意味の分からないものが多すぎる。
特に終盤、いんこの王が大叔父に何を求めていたのか、私にはさっぱりわからなかった。くやしい!絶対に、答えは、作中で示されていたはずなのに!
なぜなら、あらすじ…「つまり少年の成長譚であること」は直接的に明示されていたからだ。自分を疎む人間を「お義母さん」と呼び、アオサギを友達とし、自分にもある悪意を受け止めて、元の世界へ帰っていったからだ。
しかし、それを示してくれたのは台詞だった。半ば解説だった。目に見えたものはとにかく意味不明だった。作者が直接語り掛けてきたことしか理解できず、絵で描写されたことは何もわからなかった。それが悔しくてたまらない。

しかし飽きることはなく、次に何が起きてくれるのかずっと楽しみで仕方がなかった。だが、鑑賞後について回る「俺は何を観ていたんだ?」という疑問のみが高評価を許してくれない。
でも、面白かった。

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サブレ

3.5アニメーションってこういうことだよね。

2023年7月16日
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知的

難しい

幸せ

見終わった感想としては、もうはてなだらけでどう言葉にして良いか分からなかった。
すっかり置いてけぼりを食らった気持ちになった。

ストーリーも粗削りで、大衆にメッセージを伝えたいという意図も感じられなかった。
まるでGAROの前衛的なマンガを読んでいるような感じだった。
伝わらないならそれでいいという宮崎先生の声が聞こえてきそうだ。
仮に商業収入を狙っていたなら間違いなくそれとは程遠い作品だ。

千と千尋の神隠しみたいなものを期待していた人たちはさぞガッカリしたかもしれないが、宮崎先生は齢80を超えているし、昔のようにはいかないのは想像がつく。

レビューを観て思うのは、みんなわかり易さを求め過ぎではないかということだ。
誰が見てもわかる映画ほどつまらない物はない。そんなものは超大作と銘打ってる作品でも観ておけばいいのだ。

もういいじゃないか。
先生は今まで世間、大衆と向き合い、期待に応えるべくアニメーションを作ってきた。
最後くらい金にならなくたって、自分の為のアニメーションを作ったって良いのではないか?
だから、今回の作品は日本アニメの功労者、宮崎駿の最後として相応しい。

観終わった後、沈黙している者もいれば、涙を流す者もいた。
数は少なくても、伝わっている人には伝わっているのだ。それが彼の凄さなのだ。

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グッさんです