君たちはどう生きるかのレビュー・感想・評価
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家族愛の物語!感動で涙。
ストーリーが難解などの評価を見て、どんな難しい映画なのかと構えて見に行きました。
しかし、実際見てみると、内容はすごくシンプルで家族愛や絆をテーマにした心に沁みる作品でした!
難しい難しいと書いてる人は何?と思いました。何がわからないのかが、わからない程、とてもわかりやすく、素敵な作品でした!
少年がトラウマを乗り越える過程や葛藤など、とても心に響きました。
身近な人の死、過去のトラウマ、悪意と善意、家族愛、友情など、誰もが経験する人生そのものが詰まっていました!
今までのジブリ作品で涙した事はなかったのですが、今回の作品は心に響いて思わず涙が出ました。
多彩なアニメーションにも感激しました。
これは、映画館で見て良かったと心から思いました。
米津さんの歌も映画にぴったりで、更に感動しました。
迷っている方は評価気にせず、ぜひ見に行ってみて下さい!
私はもう一度見に行きたいと思っています。
説教臭いタイトルに惑わされるな とにかく何も考えるな
作画演出7割、脚本1割。
2割は、宮崎駿と言う天才とスタジオジブリの付加価値と懐古的感覚。
後継者がいないスタジオジブリの悲鳴の様な作品。
これが観終わっての感想です。
取り敢えず良かった部分。
作画は素晴らしいの一言。
空気や風が『視覚的に見える』作画が出来るのは宮崎駿ただ1人。
これは間違いない。
僕もイラストレーターを仕事としている身ですが、子供の頃から憧れたのは宮崎駿と鳥山明の2人。
その1人の作品をいい歳したおっさんになってまで映画館で観れたのは素直に幸せでした。
何よりもこれまでの作品には見当たらないタッチを多用した事に驚き。
新鮮だったし、躍動感あふれる素晴らしい映像だった。 作画に関しては最骨頂だと感じました。
演出も素晴らしく序盤から中盤手前にかけての下はかなり良かった。
ただ。
作画が良けりゃ良い作品というわけではない。
ストーリーは正直残念なものとなってます。
過去作のつぎはぎの様な構成で、特に本筋に入るまで感覚で1時間ちょっと使ってるかと思います。
とにかく核心部分までが長い。
かといってそこまでのメッセージ性は感じられない。
あまり魅力のないストーリーの中、終盤やっとこの作品が言いたい事。
宮崎駿のやりたかった事を自分なりに解釈したのだが
『血縁に継いでほしい』
『後継者を育てられなかった』
『現実を見なさい』
これでした。
近いところで言うと庵野秀明監督の『シン・エヴァンゲリオン』でしょうね。
ジブリの解体後、再結成していろんなスタジオからアニメーターをかき集めどうしても宮崎駿はこれが言いたかったのか。
初見の解釈はこんなもんです。
前作『風立ちぬ』は個人的に宮崎駿の最高傑作の1つだといまでも思っています。
宮崎駿の念が目に見えるほど熱いものを感じました。
素晴らしい作品だった。
今作も期待していたのだが、少しだけ子供寄りに戻しキャッチーに仕上げ、そこに宮崎駿のダークな部分を足したと言う感じ。
正直に言うと僕の苦手な細田守監督の作品の上位互換と感じた。。
ターゲットも曖昧で個人的には期待には及びませんでした。
なんとなくですが、宮崎駿はあと一作作りそうな気もします。
悪い部分を書きましたが やはり劇場でスタジオジブリのオープニングを見ると高揚してしまうのもまた事実。
次に期待します。
理想的な人
自身の悪事に向き合える人、愛すべき人を愛する人、
守るべきものを守ろうとする人、立場責任を全うしようとする人。
様々なキャラクターが登場しますが、みんな清々しく、自立していて、
それぞれの考え、行動にある種の理想を背負っているように見えました。
どの考え方に同調し、あるいは、違和感を抱き、
そういった反応が自身の世界を作り上げていくものだと感じました。
童話や、おとぎ話のように、
観るべき時に観て、子供でも大人でも、観客、視聴者それぞれのタイミングで、
それぞれの注目点が変わるような映画だと感じました。
良い映画だと思います。
若いころ、どんな人を理想的だと思っていたのか、
何をかっこいい大人だと思っていたのか、
もう覚えていないことに気づき、自分の世界がなくなったようで、
少し歳を取った気になりました。
泣きだす幼児――がいたそうだ
年間10-20本ほどの映画を、映画館で鑑賞する程度の映画ファンである。
宮崎駿監督作品は、トトロやナウシカはテレビで見たかな、という程度だが、それ以外でもそれなりの本数で封切り時に見ている。
千と千尋、もののけ、風立ちぬ、劇場で見た。良かった。感動した。紅の豚、その他でイマイチというのもいくつもある。
本作は、やはり封切り時に見ている「平成狸合戦ぽんぽこ」(1994年)、「ハウルの動く城」(2004年)と同水準だと思う。キムタクも起用されていたし、ね。
タイトルはあくまで借用。英語タイトル「The Boy and the Heron」(少年と鷺)が正しいが、それでは客は呼べないだろうから、借用したのだろう。
トトロや魔女の――などのように、子供が見て楽しめる映画ではない。
この映画に限らず、極力事前情報を得ずにスクリーンで映画を見ることにしているが、そもそも事前情報がない映画だった。
「君たちはどう生きるか」の意味は、見てのお楽しみ…である。
テレビCMもなく、試写を回していないので映画評も公開後に出てきたくらい。
平日の午後、下町のシネコンでは8割くらいの入り。かなりのものである。
映画終了後、館内が明るくなって3人組の男子高校生と思しき子らが「わかんねー」「じゃなく、感じろよ」などと言いあっていた。アニメファン、映画ファンの若者の素直な感想だろう。
この映画が、宮崎駿以外の監督が撮ったものなら、★は2つ。御年82歳の大監督、日本が世界に誇れるクリエーターの一人の作品、見ておいたほうがいいという意味で私は上記の評価をつける。それだけだ。
7月21日付産経新聞の映画評子は「映画館では途中で泣き出す幼児もいた。『となりのトトロ』のような家族で楽しむ作品とはいいがたい」と書いている、そういうことだ。
正直なところ、新海誠の「すずめの戸締まり」のほうが、アニメ映画としては10倍面白く、理解しやすいね。
声は、木村拓哉はじめ声優ではなく、俳優を起用。過去作品でもある傾向だが。主人公の父親をなぜキムタクにしたんだろ? しかも特別出演。これはいらん。ま、制作時にジャニー喜多川問題はなかったろうけど。
事前情報を出さない、宣伝しない戦略を取ったのはなぜだろう…。
宣伝用の公式サイトもない。
イメージ写真も1点のみ。
パンフレットもまだ発売されていない。…の、ないない尽くし。
そんな出し惜しみせは、あんまり意味ないと思う。コスト削減にはなるだろうが。
王さまは裸だ
期待した分の反動が
安心して観て大丈夫
令和のゲド戦記
冒頭の10分は圧巻の一言。宮崎駿のすばらしさがとても出ていたと感じた。
ufoの協力の作画は素晴らしく飽きることがなかった。
しかし脚本は全然ダメ。説明もなく、行動原理が義母を連れて帰るぐらいしかなかった。
特に夏子の拒絶は「なぜ?」と感じた人も少なくなかったと思う。(私は自分の中で解決できたが.......)
ほんの少しでもいいから説明をいれたほうがいい。アニメより文字で書いたほうが、表現がわかりやすいのは致命的だと思う。
bgmもずっと暗いピアノ調で眠気を加速させており、久石さんはアップテンポな曲のほうが似合っているなとも思った。
"宮崎駿が作った作品"という眼鏡を外すと間違いなく凡作を下回る作品と揶揄されていたことだろう。
これがゴローの作品であったらとんでもないことだった。もし宮崎駿以外がつくっていたら非難の嵐。宮崎駿が作っているからこそ伏線を探し、考察をする。
だが考察を重ねたところで考察前提の映画を楽しめる人は少数。
映画館を出たタイミングで「あれはどういうことだろう?」と考察する"自分"を楽しんでいるだけで、面白い面白くないという評価すらできず、宮崎駿自身「自分でもよくわからない」という始末。
映画を見た後"面白かった"という言葉が出てこず、考察という自分が考えた創作を組み込むことでしか映画として楽しめないのは駄作という言葉以外見つからない。
個人的にはゲド戦記と同列だった。
映画としてなら☆0.5 私自身は考察が好きなので☆4.1
難解すぎて
新しい映像遺産かも知れない
ここで皆さんが色々解説されてて、ごちゃごちゃした自分の頭の中身が整理されたり、逆にまた捻る羽目になったりして実に味わい深い作品になっております。
自分もせいぜい時代設定くらいで、ほぼ下調べなしで鑑賞に臨みましたが、とりあえず気構えとして「2001年宇宙の旅」を見るような、話の筋を追って楽しむようなことをすると混乱するだろうな、という覚悟はしておきました。結果どなたか評論家の方のご意見にもあったように、これは宮崎駿という人の創作の源泉をそのまま映像化したものだ、と自分も感じております。
これから夏休みに入ってきますが、多くの方が指摘されているように小学生くらいのお子様が見ても退屈してしまうだろう心配は大方正解だと思います。ただ、そういう子供さん達も5年、10年したあとで、なにかのきっかけでこの作品に会った時に、発想や創造力の一助になる可能性は充分に秘めた力を持った作品に違いないと感じました。
良くも悪くも真の評価はこれからされるのだろう、と思っています。
何度も寝てしまった(泣)
関係性が成り立たないまま
話題性はあるから観るよね。
途中眠くなってしまった。
関係性が成り立たないまま展開を迎えるからおかしくなる。
救いたい相手の対象もコロコロ変わるからおかしくなる。
単純にそう思いました。
義理の母をそこまでして救いたいのか?義母に対して自分を犠牲にしてまで救いたい感情なんていつの間に湧いていたのか?
幼き実母。いつそれに気づいた?途中の抱擁は、恋愛感情すら感じるわ。
関係性が雑で成り立たないままストーリーが進むから、観ている側は置いてきぼり。
いいたい事は感覚的になんとなくわかる。
あとはサブキャラクターのビジュアルが可愛くない。愛着がわかない。アニメーションでは死活問題では?
追記
義母が帰りたくないっていう理由もなんだったのか?あっちの世界には一体なんの魅力があり行くのか?
登場人物の心理描写も無かったように思う。
みんなが何を考えているのかがわからなかった。
だから感情移入しにくいのかな?
挑戦を諦めた3流ジブリ映画
あーこれ過去の○○ぽい。ジブリで見てしまうとは、、、作品がよくわからない。とかじゃなくて。
過去の○○ぽいを意図的にやってるじゃん。ジブリにもとめてるのは、そこじゃないのよ。知らない世界を観たいのよ。
それが終始○○ぽい。ぽいの劣化だらけ。この映画の象徴的絵が見終わった後に浮かんで来なかった。
話はシンプル。世界の均衡は継がれずに壊れた君たちはどうするのー。だけ、お家騒動とかドヤられても困る。
歳を重ねて自分の原風景をそのまま描いてしまうのは仕方ないとして、自分が作り出した作品にまんまのっちゃうは流石にアレ。
挑戦を諦めたこんなジブリは見たくなかった。
-- 追記
過去のジブリアニメを観るたび、私達は宮崎駿の原風景に憧れを強めていた。ので「原風景なんてこの程度」と描いてくれたのはありがたい。
過去に憧れた作品は、宮崎駿"そのもの"ではなく、宮崎駿という"職人"が綿密に作り上げた構造物だったと再認識できた。そして、職人芸に私達は感動をしていたんだなと。
出してしまったからこその終わり。残された私達はどうするん?とまるできかれてるよう。
ただ、出し方のアイディアが、自分の作品のオマージュってなんつうか流石に俗物すぎてやっぱ好きじゃない。日本に蔓延する後ろ向きをもろに受け止めすぎでしょ。。もっと希望を出してほしいわ
ソフト部分のチャレンジを期待していた…
7/14初日に都内で鑑賞、劇場の席は9割ほど埋まっていました。
今ネット上で様々な人達が書いている「意味分からない」「難しい」「エンタメではない」「本当に宮崎駿の作品?」「様々な考察」「言語化出来ないけどスゴイ」「これぞジブリ!」「圧巻のアニメーション!」「宮崎駿の原液」などなどどれもこの作品から人が受け得る感想・感情・印象の1つとして理解できる気がします。でも「クソ映画」「神映画」はどちらも当てはまらない気がします。この映画がクソならもはや表現方法が存在しないほど酷い映画はもっとあるしこの映画が神ならもはや表現方法が存在しないほど素晴らしい映画ももっとあります。
私がこの映画を観て感じたのは「またこれか…」です。
ゲームで言うならオープンワールドで明確なストーリー無し、自分で目的や解釈や楽しみ自体を見出し、その方法も結論もどれが正解・間違いなどなく、自分の中で味わい尽くせる形にできれば良いようなゲームです。私は映画でもこのタイプが大好きです。
でも…ジブリが宮崎駿がまさか今更この方向性で映画を一本作るとは思っていませんでした。。。ジブリなら宮崎駿ならアニメ映画界の次の新たなムーブを起こしてくれると期待してました。既存フォーマットの使い回しではなくまだ誰も経験したことない世界を体験させてくれると期待してました。10年ぶりの満を持しての新作ということもあって勝手にそのような期待を持ってしまっていました。ところが蓋を開けてみたらなんと既に出来上がっているセオリーに沿った小さめにまとまった思ったより優等生な作品でした。
もう古今の国内外の様々な監督の作品でこのジャンルがハマる人にはとことんハマるということは証明されている気がします。日本国内のアニメ映画なら庵野秀明がまさにこれを最大限活用してエヴァを巨大コンテンツまで育てましたし、押井守にとっては最も得意とする手法ではないでしょうか。しかしそれをあえて今、ジブリが宮崎駿がやることだったのか…。
なので「またこれか…」と感じてしまいました。
マーケティングに関しては新しいことへのチャレンジに感動しました。
宣伝無しの戦略です。世の中からの大きな期待がかかっている中、大きなプレッシャーの中、まだ世の中に多くの実績や正しいやり方が用意されていない手法に大きなリスクを抱え果敢にチャレンジしたことと、そしてこれを結果に結び付けたことに本当に感動しました。
この実績は今後の映画業界の形を変える可能性を秘めているとさえ感じます。今後この事例はビジネスの世界でも多くの方が参考にされ口にされることと思います。
マーケティング部分だけではなくコンテンツ・ソフトの部分でもこういった真の大きなチャレンジをしてほしかったものです…だって誰でもない宮崎駿ですよ?!それを期待していました。
最後に。もう多くの方が書かれていることではありますが念のためこの作品の特徴を書いてみます。
・単純明快な最大公約数の客が楽しめるタイプの作品ではない
・小さなお子さんには良くわからない可能性が高いかもしれない
・受動的な体験を期待している方にはちんぷんかんぷんな作品になるかもしれない
次回作も楽しみにしています!
**7/21追記**
書き忘れたので追記します。
私は絵と動きと色とカットと人・人以外を含めた生物の造形などに宮崎駿の魅力をあまり感じませんでした。宮崎駿のユニークなものではなくやはりこれも今世の中に溢れているアニメの一般的なフォーマットに近いものを感じました。
今作ではこれまでの宮崎駿作品と違い宮崎駿は絵コンテに集中し作画は作画監督に委ねたといった書き込みをネットで見かけました。この情報の真偽は分かりませんが適切な情報であるならそれに起因したものかもしれないと思っています。これまではアニメ制作の多くのパートに宮崎駿が監督として介入していたが今回はこの範囲を狭めたのかもしれないと、これは完全に私の妄想ではありますが、感じました。
とは言えアニメーションのクオリティは平均を大きく超えていると感じます。どんな観点であれこのアニメーション部分に何かしらの文句を付けるのは贅沢過ぎる素晴らしい品質であることは付け加えておきたいです。
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