君たちはどう生きるかのレビュー・感想・評価
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本当にひどい映画だと感じました。びっくりしました。
もう少し落ち着いた頃に観る予定だったのですが、賛否の声が多かったので気になり、公開から1週間のタイミングで観ました。
観る前までは、なんだかんだ言っても監督の作品は好きなので、自分なりに何か感じることができて観てよかったとなるだろうと思っていました。
でも実際は本当に2時間が苦痛に感じ、なぜ貴重な時間とお金を払ってこれを見なければならなかったのだろう...と後悔しました。
それぞれのシーンは、すごく意味ありげな演出ばかりでした。「こうあるべき」や「これを伝えたい」というような何か制作意図はあるものの、それをお客さんに届ける努力が1mmもないように感じられました。それが「分かる人だけ分かればよい」というような傲慢な態度として伝わってきて、すごく窮屈な印象でした。事前に宣伝をしなかったのもそのような態度で公開に臨んだからでは?と疑ってしまったくらいでした。そもそも比喩が多く場面のつながりが飛躍しすぎていて全く意味がわかりません。映画ではなく、尖った美大生の卒業課題を見せられているような錯覚を覚えました(ある意味監督にとっては卒業課題なのでしょうが)。その一方で無理やりコミカルなシーンを挟んだり、かわいいキャラクターを違和感のある形で登場させたり、変な小技でお茶を濁そうとしていたのも寒かったです。100人くらい入る劇場でしたが、1人もそういうシーンに反応してないのでは...というくらい皆冷め切っているように感じました。
監督の今までの作品はすごく好きでした。
でもそれとこの作品の映画としての評価は別だと思います。結構混同されてる方多そうですが。
集大成!駿氏お疲れ様でした!
広告を全く打たなかった本作!当然、事前情報が無いなか本日観てきました。
恐らく、上映収入は程々になると思いますが(とは言え、千と千尋の初動は超えたとか!)、宮崎駿氏の集大成です◡̈♥︎
多少でもネタバレをするのも野暮ですし、レビューが難しい…笑
個人的に気になったキーワードは“悪意”でしょうか。
ジブリ従来通り、意味が無い描写は少ない感じです。そこを観つつ自分で消化できる方・普段から映画で深読みをする方は大満足です。(映像を翻訳できない、程度の低いレビューが多いのが残念です。)
少し前に上映のスパイダーバースが素晴らし過ぎて、本作は酷評やろなーと思っていた己を殴りたい!!
是非、映画館で宮崎駿:最終作をご観賞下さい♪というか、映画好きは義務です。(パヤオ氏の遺書的な側面があるのかなと思いました。)
蛇足:駿氏に、実際に家具や室内装飾、道具などのデザインを依頼して販売したら面白そう…と思いました!!
2度目で素直に入ってきた
「Day Dayの情報だけ」
圧倒されました。
何時も以上の宮さん世界を堪能出来る作品
内容は、監督・原作・脚本を宮崎駿が仕切る。『君たちはどう生きるか』を本人の人生観と解釈でまとめ上げたファンタジーパラレル宮崎駿作品。印象的な台詞は、アオサギの『あばよっトモダチ!』です。友達の少なさと友達と呼ばれる存在の大切さを人生において素直に受け止める事の出来る今の状態を表しているようで印象的でした。印象的なシチュエーションでは、様々な年齢と立場で描かれるイマジナリー自分が混在する構成が面白かった。映画で語る言葉とは自分が一番聴きたい思いたい言葉なのかもしれません。その様な意味で、自ずからの全裸姿を嬉しくも怖く感じました。印象的なシーンでは、生と死・自由と束縛・罪と罰などのメタファーが多用されていた事が印象的でした。色とりどりなインコ🦜や白くふわふわ丸い奴や様々な時代や地方の船の列など、葛藤がカタルシスを昇華させていく様に感じ。しかし、倒れる塔の一斉に飛び立つインコ達には、一抹の寂しさも感じられる作品でした。死して屍拾うもの無しって割り切りもある様で混在している気持ちの表れが映像表現として素晴らしいと感じました。しかしっ!ジブリファンならずとも、夢のまた夢のお話は少し分かりづらく山が単調で睡魔が訪れる事もありました。数々の宮崎駿作品さながらまだ表層しか味わっておらず、この後発売されるパンフレットが楽しみで、何倍も深い所まで楽しめる事に期待してます。これからも手は動かさずとも少しでも面白い作品を作られる事を期待してます。そして、アニメーターという呪いを楽しめる一人のファンとして期待してます。
ジブリ史上
宮崎駿は全体を監督してない 別の人が作ってる
宣伝無しはイイ宣伝になった
今回は賛否あると話題になってるから確かめに観に行った。
描写の表現は相変わらずといった感じで、そこはさすがと思った。
「よくわからない」「理解できない」という声もあるが、漫画、アニメ、小説とはそういうもんです。
手塚治虫先生からの遺言、「漫画はどんどん嘘を描きなさい」。
漫画はそもそも実写映画ではないので、独り言も頻繁に言うし、突然変身したり、普通なら死んでるような事が起こっても生きている。
特に宮崎作品はそうだ。
この作品を観てると大友克洋先生の『アキラ』を思い出したのは私だけ?
もう何でもありって作品です。
なので別にそれに意味を求めてもいない。
ただ、笑えるわけでもなく、泣けるわけでもなく、感動もしなかったのが本音です。
嘘つかずに感想を述べると、そんな感じです。
監督本人がその場に居たら、社交辞令で「感動しました」って言うかもしれませんが。
人が一所懸命作った作品に点数つけるのはおこがましいけど、決して悪い作品とは思いませんが、私の個人的評価ですので悪しからず。
今までの培(ツチカ)って来た業績が無いと,語る事が赦(ユル)されない重たいタイトル…。
巧(ウマ)い具合に解り易く伝えられる言葉が今一見当たらない⁈という処…。
こんなタイトル自体は、そんじゃ其所(ソコ)らの人には恐れ多くてそうは簡単に言ってはいけない!&世の中?若(モ)しくは世間様に認められている程の何と云(イ)えば当て嵌まるのかは定かでは無いが、例えば『称号』?(私が勝手に宮崎駿の地位を表現する為に作ったモノの事)を与えられた人にしか付けられないと思わせたタイトルだと私は思う。ソレが赦(ユル)される“宮崎駿”が語る作品に面白味を感じ取れた事は強く言いたい感じ。
やたらと眼にした“意味分からん⁈"風な言葉を頻繁に見た様な気がした…&何処かの誰かのレビューを参考にさせて貰った中で、あまり良く知らん所でも有るが,息子<宮崎吾郎>への世代交代と言えば確かに話は全ては話が丸く収まる気がしたのも確かで有り…。
映画作品のシナリオの中で(アニメーションは特に)意味を問い正したら,面白いものも詰まらんモノに換えてしまう様な気がしてしまうんだが如何(イカガ)なもので有ろうか?
私自身の独断の意見なのだが(そりゃそうだ!こうやって語る事自体が,語る事で飯を食っている様な所謂(イワユル)プロの評論家な訳でも無い事を踏まえた上で悪しからず…)、別に只単に独りの映画好きが身の程知らず?で勝手に語ってるだけで有り。
声優陣は<顔を揃える訳も無い,有り得ん錚々(ソウソウ)たるメンバー>の中のストーリーの中の設定で、話題になる箇所も一杯有って全てを取り上げていたら私は特にだが,寝てる暇?は無くなってしまう処なので、あの積み木を世の中に喩(タト)えたシナリオは素晴らしいモノだと思えた処…。
普通に
人生観揺さぶられる映画
人生観ガンガン揺さぶられました。この映画に感想やストーリー性を求めてはいけません。難しい事は抜きにただ宮崎駿ワールドにどっぷりはまって、感性で感じて下さい。タイトルは「君たちはどう生きるか」ですが、その答えは映画の中には無く、最後に宮崎駿から観客に託されたのだと思います。賛否両論あるという事は、それだけ価値ある作品の証拠だと思います。私は支持が高いだけの映画はあまり見たいと思いません。この映画の価値が分かるのは、頭の良し悪しではなく、感受性の強さです。宮崎駿はやはり天才でした。あなたはこの映画から、何を感じますか?
賛否分かれますが。
宮崎駿は残りの時間で何をするんだろう
君達はどう生きるか
なんかよく分かりませんが、内容は伏せておかないといけない雰囲気です
どこかに書いてあったのかな
映画にはなんの表示もないけど・・・
なので、ネタバレはやめときます
これはタイトルが省かれていますね
僕はこう生きた
さて、君はどう生きるかな
引退した宮崎駿が、10年振りに製作したのは
自伝の締めの部分でした
主人公の生家は、まんま宮崎駿の実家です
子供の頃の懐かしいエピソードが散りばめられている
戦闘機の部品などを作っていた大金持ちだったようです
なのでジブリは空関係の作品が多いのかと納得しました
不思議世界は自分の生涯の比喩でしょう
業界のいい事悪い事などなどの表の顔
それとは別に
内面の母への思い
これは現役の男性は外には出せないプライベートな部分
でも、意外に巣くっている物は大きかったりする
ラストシーンは
泡沫(うたかた)のような人生を終えて去っていくようで寂しい終わり方です
さて、これから何が待っているのやら
人生100年時代
まだまだあるようで
健康年齢はとても短いし
あした死んでもおかしくは無い歳でもある
ひと仕事終えた偉大なクリエイターと一緒には出来ないけれど
自分の人生を思う
なんにもしてないから、ずっとあがき続けていくんだろうな
そして知らないうちに死んでたりするんでしょう
後悔もあるだろうけれど、納得のいく人生を終えようとしている者の心情はいかばかりや
野生の思考による高畑勲越え
まさにブリコラージュの映画。
部分と部分のいい箇所を繋ぎ合わせた野生の構造。
宮崎駿の最後の長編映画で最も期待した事。それは終生のライバルであった高畑勲超えである。近代合理主義の権化でもある高畑作品の完璧な構造と作品性。それを超えるには、対極にある野生の思考しかないと、辿り着いた着いた作風だと感じる。
元来、全体を決めずに、漫画を連載する様に徐々に絵コンテを積み重ねる宮崎作品。もともとブリコラージュの様な作風が、さらに拍車がかかっているのは、いつもの鈴木敏夫の手綱が無い状態で本作が描かれていると感じる。観る側を想定した、いわゆるエンタメ要素を含んだその手綱が、今回は何故か見受けられない。
その手綱からの解放によって、高畑越えを実現させたかったのではないか。
神話はブリコラージュで作られたと言うが、まさにそれを狙ったのではないか。
鈴木敏夫のそんな考えが伺える。
本作を理解できなかった私には、高畑越えが出来たかどうかの判断は出来ない。
しかし40年弱ジブリのファンであった私は、好きか嫌いかの前に、宮崎駿の最後の問い掛けを解き、受け入れたい気持ちである。
君たちはどう生きるか・・・??
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