君たちはどう生きるかのレビュー・感想・評価
全1334件中、161~180件目を表示
悲しみを抱えて生きる
宮崎駿という監督は、最初から一貫してこどもたちのための映画を真摯に真面目に創り続けてきたひとだと思います。だからこそ彼の作品は、大人が鑑賞した際にも、こどもに戻って観られるものになっていて、それが素晴らしいと思うのです。
この作品を観た後、こどもたちのこころにずっと残るメッセージがあるとすれば「空想の世界は悪意もなくて整然としたルールに守られた美しい世界だけど、それは積み木の塔のようにもろくて壊れやすい。いっぽうでぼくらの生きてる現実は悪意に満ちてて混沌とした世界だけど、とても強い世界だ」
「空想の世界が壊れてしまうのはとても切なくて悲しいことだけど、ぼくたちはその悲しみを抱えてこの現実を生きていかなきゃならない。そしてぼくたちこどもが守られるだけの弱い存在から成長していくためには、不完全なこの世界を許して受け入れなきゃいけない」
というものではないかなと、こどもに戻って鑑賞したぼくは感じました。
レビューを読まずにまずは見に行ってほしい映画
人生観揺さぶられる映画
人生観ガンガン揺さぶられました。この映画に感想やストーリー性を求めてはいけません。難しい事は抜きにただ宮崎駿ワールドにどっぷりはまって、感性で感じて下さい。タイトルは「君たちはどう生きるか」ですが、その答えは映画の中には無く、最後に宮崎駿から観客に託されたのだと思います。賛否両論あるという事は、それだけ価値ある作品の証拠だと思います。私は支持が高いだけの映画はあまり見たいと思いません。この映画の価値が分かるのは、頭の良し悪しではなく、感受性の強さです。宮崎駿はやはり天才でした。あなたはこの映画から、何を感じますか?
宮崎駿は残りの時間で何をするんだろう
君達はどう生きるか
なんかよく分かりませんが、内容は伏せておかないといけない雰囲気です
どこかに書いてあったのかな
映画にはなんの表示もないけど・・・
なので、ネタバレはやめときます
これはタイトルが省かれていますね
僕はこう生きた
さて、君はどう生きるかな
引退した宮崎駿が、10年振りに製作したのは
自伝の締めの部分でした
主人公の生家は、まんま宮崎駿の実家です
子供の頃の懐かしいエピソードが散りばめられている
戦闘機の部品などを作っていた大金持ちだったようです
なのでジブリは空関係の作品が多いのかと納得しました
不思議世界は自分の生涯の比喩でしょう
業界のいい事悪い事などなどの表の顔
それとは別に
内面の母への思い
これは現役の男性は外には出せないプライベートな部分
でも、意外に巣くっている物は大きかったりする
ラストシーンは
泡沫(うたかた)のような人生を終えて去っていくようで寂しい終わり方です
さて、これから何が待っているのやら
人生100年時代
まだまだあるようで
健康年齢はとても短いし
あした死んでもおかしくは無い歳でもある
ひと仕事終えた偉大なクリエイターと一緒には出来ないけれど
自分の人生を思う
なんにもしてないから、ずっとあがき続けていくんだろうな
そして知らないうちに死んでたりするんでしょう
後悔もあるだろうけれど、納得のいく人生を終えようとしている者の心情はいかばかりや
王さまは裸だ
何故解らない事を楽しまないのか
眞人が自己と向き合い成長していく、過程を緻密に描いた神がかり的な内容と私は捉えた。
ユングの集合的無意識に象徴されるようなキャラクターに挑み、協力し、乗り越えていく。
それが芸術作品のような書き込みの背景美術にくわえて、圧巻の生命体や自然物の有機的な動きで生理的感覚に訴えてくる。石ですら生きている。
ミレーやマグリットといった絵画のオマージュや、監督の今までの作品なども次々と出てきて、目を離す隙がない。
どれだけ膨大な時間を使って仕上げているのだろうと思っていたら、エンドロールに名だたるアニメーターやアニメスタジオが作画協力などで並んでいて鳥肌がたった。
これは…と思い2度目はIMAXで観た。
アニメーションの語源anima(魂)を感じた。
本当に現代に届けて下さった事に感謝したい。
ありがとう、宮崎駿監督(;_;)
色々な映像。
2次大戦時での背景から始まり、
異世界、現実界とエピソードを変えながら進んでいく作品。今までのジブリさくひん、例えばここは千と千尋、あ、ここはポニョ、え、風立ちぬ……とシーンが盛り沢山
映像がとても良くて、テンポもいい。
さすがジブリ!
そして話の進め方がモロ宮崎監督。
……色々受け取り方は違うと思うけど、
題名どうりの素直な見方なら、君は主人公かその父さんか母かその妹かサギかペリカン、インコ、おばあちゃん、大叔父…………
いったい誰のように生きるか?と、といただしながら語っていく話だと思いました。
歴代ジブリ宮崎作品の場面を要所で入れているところはとてもよかった。
ストーリーは可もなく負荷もなく、
派手なところもないのですが、
もし鑑賞するなら劇場のほうがいいです。
tvだとかなり受け取り方が良くないと思います。
これが宮崎駿の映画
初期のジブリが好きな私は、千と千尋の神隠しやハウルは最初は受け付けませんでした。理解できんと。
初期のナウシカやラピュタのようなシンプルでわかりやすい王道物語が好きです。
ただ千と千尋もハウルも何回か見るにつれて面白くなってきました。
いろんな解釈が出来るし、何年が経って見返すとまた違う感想になる。ジブリにしても映画や物語ってそういうものかと最近は思えるようになりました。
歳を取るとはこういうことなのかな。
今作も若い頃みてたら、なんじゃこりゃ?意味がわからん!となってたでしょう。
しかし引退撤回した宮崎駿の新作が見れることや、内容も集大成的で本当にこれが最後なんだろうなということも相まってぐっと来るものがあります。
小学生の時初めてナウシカを観て夜眠れなかったときの感動を思い出しました。
理解しにくいところも多々ありますがそこは見た人それぞれが独自に解釈すればいいし、それでこそこういったレビューを見たり書いたりする楽しみが増してまだ余韻に浸ってます。
これを見た感想を発信したく初めてレビューを書きました。そういう衝動に駆られる映画でした。
宮崎吾朗作品みたいな退屈さ
人間だ
コナンカリ城をピークに面白くなくなり、これが遺作か。
圧巻の世界観に酔いしれてほしい…!!
休もう、宮崎さん
哲学
つまんなくてびびった
母をたずねて
めくるめく
不可思議な世界を
旅する坊っちゃん
戦時下でも
軍需で潤う
浮世の身
現実逃避のために
傷を負い
情けをかう
「やられたらやりかえせ」と
叫び、献金で子を守る父
これは
現代の「わたしたち」?
戦争の恐怖には鈍感
自分だけの感傷に
浸っていていいの?
けしかけ、連れ出す
アオサギ
始まる冒険
母を喪った悲しみと
異母兄弟が生まれる不安を
どう乗り越えるか、、
誰にも歓迎されない現実の中で、、
危ういバランスで
どうにか
保たれている世界
悪意を見抜き
なるべく穏やかな
支えを
加えて欲しい、、
ご先祖からの遺言
見守る七人の小人
生を産む妖しさ
アニメだからこその
体感
想像は自由
皆、老いて去る
その前に託すべきものは?
全体的に高齢なキャラクター
やはり「見た目」に左右される
感情
傲慢に対する戒め、ともいわれる
バベルの塔のような
どこの世界にも通じる扉
青年よ、逞しく
生と学びが保障されている者としての
「生き方」とは、、?
「猫」に次ぐ「インコ」の国?
なんでもすぐに答えがわかる時代だからこそ
「考察」を愉しむ映画かもしれない。
さようなら吉祥寺プラザ
レビューではなく個人の記録です。
見に行くのを迷っていたが、本日見る機会を得た。しかしながら、ちょっと寝てしまって大失敗。話を追いながら、眞人は母が亡くなったことがすごくつらい出来事だったんだろうなーと思ってるうちに睡魔が。。いずれにせよ、あまりよくわからない内容だった。
吉祥寺プラザが2024年1月31日で閉館、その最終上映が、「君たちはどう生きるか」と「もののけ姫」。このニュースを聞き、これは行かねばと足を運んだ。後者は見たので「君たちは~」を選択。
おそらく普段は平日は空いてるだろうに、ほぼ満席。立ち見の方も。
小学生の頃、両親と松田聖子の「野菊の墓(確か同時上映は真田広之の「燃える勇者」だったと記憶)」を見た思い出の映画館。
あとは「病院へ行こう」 (薬師丸ひろ子)を見たぐらいで何回も行ってないのだが、なくなるのはやはり寂しい。今までありがとうございました。
全1334件中、161~180件目を表示








