劇場公開日 2023年7月14日

君たちはどう生きるかのレビュー・感想・評価

全1334件中、121~140件目を表示

0.5あの作品を作った人がこれ。

2023年7月16日
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鑑賞方法:映画館

映画館に足を運んでみる映画ではないですね。タイトルが大げさすぎて内容との乖離が目についてしまいます。魔女宅、風の谷などを同じ人が作ったとは思えない酷いものでした。何のエンタテイメント性もなく、何が言いたいのか、問題だけ出しておいて後は自分たちで考えなさいでは如何でしょうか?わからないので何回も見たいではなく何回見てもわからない映画です。途中眠気との勝負でした。次回がもしあれば次回に期待します。

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karaagehk

4.0御大まだまだ伝えたいことがあるんだな~

2023年7月15日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

あー、これで宮崎作品の初見の感覚はもう最後か~と思って観始めました。
鑑賞中「レビュー書くとしたら何てどう書くだろうか?」とかが頭の中をよぎるのですが、
今鑑賞は全くそういうことは思わず結構集中して観ることができました。
宮崎作品って動きなんだってつくづく思いました。
他に似た画の作品はありますが、この感覚は彼、御大だけなんじゃないかと。
画自体にも力があります。過度にならず丁度いい感じでした。
過度にならない美しさが、様々なあの細かい動きや演出を活かし作品への集中を強いるんだろうと感じました。
今はキレイな画面の画のアニメは普通にありますが、私にとっては宮崎作品の画の綺麗さが一番しっくり来て「美しく」感じます。情報が多すぎるのもお話をしっかりと伝えるには決して有利に働かないのかもしれないと思わされました。
私が好きだった頃の宮崎アニメに戻ってきた感じがしたのと同時に、それだけではない感覚がありました。「82歳!?御大ぜんぜんイケますやん」って感じです。
宮崎作品は情報量が多いのが常ですが、今作品は特にその感じが強く、そういう雰囲気が凄くしたので、初見では見逃してる物事が多いんだろうなと感じました。
あと何回か観に行ってみようかと思っています。

役者は悪くなかったですが、やはり職業声優を使ってほしかった。
改めて映画版ナウシカを観てしまうと、職業声優での宮崎作品を観てみたかったです。
柴崎コウ(多分あの役)はかなり良くって、「もしかして声優の〇〇さん?」って思いましたが、ここ!って時の演技が少し残念でした。
あいみょん(多分あの役?)があの役だったとしたら、普通に上手いと感じました。
ハウルで以外に良かった木村拓哉ですが、今回のには少し力及ばずな感じがしました。
先にも書いた通り決して悪くはなかったです。よく分からない声優に比べれば、比べるのが失礼な位、上手かったと思います。
ですが、ですが、最後の映画になるかもしれない作品なら、役者も今の日本の最高峰の人達を使って欲しかったです。

82歳でこれだけのものを作れる気持ちとその体力と行動力、余り使うのが好きでない言葉なのですが、やはりこの人は画の上手さや演出力だけでない天才、怪物なのだと思いました。

漫画版のナウシカが凄く頭をよぎったので、また読み返してみようと思っています。
82歳でこれだけのものを作れる気持ちとその体力と行動力、余り使うのが好きでない言葉なのですが、やはりこの人は画の上手さや演出力だけでない天才、怪物なのだと思いました。

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93q2q2

2.5全てに脈絡が無い

2023年7月14日
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最初はゆっくり丁寧な展開だったのに塔が出てきてから脈絡が無い展開が多すぎる。とにかく説明が無さすぎる。主人公以外の登場人物の背景や目的が不明すぎて感情移入できない。
全体を通じて何かの暗示であろう描写は多かったが、ストーリーに脈絡が無いので分かっても何の感動もない。まとまったストーリーの中に暗示なりがあるのは分かるが、脈絡が無いストーリーに暗示があっても謎なだけ。暗示するために無理矢理くっつけた感が見え見えで冷める。
賢い人なら楽しめるだろうが無知な僕には映像美しか楽しめなかった。

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レオメシ

5.0すごい

2023年7月14日
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前情報無いまま鑑賞されることを薦めます

感想は人それぞれ
鑑賞するごとに考えが生まれ発見があり

無垢なまま映画を観るのは
子どもの時、親に連れられて観ていたとき以来
その頃はいろいろなことを知りませんから
これからどうなっていくのかワクワクした気持ちで
映画を観てたのを思い出しました

目の前に広がる素晴らしいアニメーション
ただ、そこに広がる光景を楽しむ
どうしてその行動をとったのか
なぜその言葉を出したのか
矛盾はあるのかもしれません
あるいは今の自分では気づけないだけで
これから気づくことがあるのかもしれません
そのまま分からないままかもしれません

でもそういったもので良いと思いました

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ネギ

1.0時間の無駄。酷すぎる

2023年7月31日
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他の人のクチコミで意味がわからないという人も多く、その世界観もいいかもみたいな口コミもあったので、何も知らずに観に行ったと言うより、かなり酷いの想像して観に行ったら、想像よりずっとやばく時間の無駄でしかない。
色んな新しいキャラが出て、考えが出て、その回収も何もされず意味がわからずそのまま終わる。
人生の中でここまで酷い映画は観たことない。ほんとに映画館で観る必要は無い。
タイトルが考えさせるタイトルだけど全く関係ない。
観ないことを勧めます。

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けいた

4.0うん。ママの愛がてんこ盛りって感じ。

2023年7月21日
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この映画、読み手を選ぶよね。難しい(笑)

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おーにゃん

5.0今この映画を見ることができる幸運

2023年7月19日
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日本人でよかった、と思えるのはどんな時だろう?

この映画を見て、日本人で本当によかったと、自分は思った。
言葉もそうだし、下地になっている歴史も、描かれている時代の空気も、そしてそれが今この現在の日本に向けて作られたのだという、その感覚も、ダイレクトに感じることができるから。
なんて幸運なことだろう。
なんかこう、こんな映画が作られるまで、生きててよかった。

内容は、とても説明できる気がしないし、見てない人に言葉で語っても無駄かもしれないと思う。
ファンタジーといえばファンタジーだけど、イメージが氾濫しているというか、普通にストーリーが展開していく感じではないので、ともすると行き先がわからずにイメージの中に溺れてしまいそうになるかも。。
ただそこで、主人公眞人のあの強い目が、あの視線が、我々を物語の先に連れていってくれる。

タイトルになっている「君たちはどう生きるか」の本とは、少し世間にも流れている情報のとおり、全く関係がないです。
ただ、本を読んだ人はそう感じるのではないかと思うけど、心に伝わってくる感じ、雰囲気は、よく似ているところがあるように思う。

これは、このわけのわからない時代に、まっとうな心で生きていくための道標のようなものを、しなやかに、したたかに示してくれる映画だと思います。
世界中のどこにも、歴史上のどこにもない、そして生涯二度と見ることのできないような、傑作かと思います。
日本人として、この国に生きて、今この映画を見れて、良かった。

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sokenbitea

何事も盛りは過ぎ、消える。ジブリも

2023年7月17日
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難しい

本当につまらなさ過ぎて苦しかった。風景の美術は美しかったのだが、ストーリーは意味不明でキャラクターに魅力がなく、感情移入や共感が全くできなかった。寧ろ全てのキャラクターが不快。絵も気持ち悪い。もう随分ジブリは面白い作品が出なくて久しいが本作でもう終わりだなと。眠すぎて苦行だった(=_=;)

宮崎監督と鈴木Pが次代に引き継ぎしたいという気持ちは伝わった。ただ二度とジブリの名前に惹かれて観には行くことはないだろう。黒澤明も最後の作品は夢がテーマだったし、人は老いるとこれまで自身の人生を振り返り心象風景を表現したくものなのだろうかと考えた。個人的にはかなり良くない作品となってしまった。

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遠山の剣さん

5.0宮崎駿はやはり凄い

2023年7月16日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

興奮

ストーリーが分かり易いわけではないけれど、なんだかんだ凄さがある。
3回くらい涙がでました。岡田斗司夫は、この作品はアートのようなもので、人によって賛否が分かれるといっていました。
分かり易いエンターテイメントを求める人には向かない映画かもしれません。
美術館に行くような気持ちで見ようと思えるのであれば、ぜひ見るべき作品と思います。

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akirakun1919

0.5無の感情を味わえる

2023年7月15日
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おそらくこじらせた作品だろうなと予想して見に行ったら想像を超えてきた。
喜怒哀楽どの感情もわかないまま帰宅出来る。

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たまり

5.0タイトル通りの映画でした!

2023年7月15日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

様々な解釈をして、多方面から楽しめる作品でした。
鑑賞した人はきっと誰かと話し込みたくなるはずです。(このサイトのレビューやコメントも含めて…)

パンフレットが(情報管理のため)販売されていませんでした。発売時期は未定だそうです。

売り切れではございませんのでご安心くださいませ。
パンフレットを買いにいくときにもう一回映画を見直してみようと思います。

ああ、ジブリの鈴木プロデューサーの高笑いが聞こえるようです。

補足:
パンフレットを買いました。
内容は巷で語られている通りでした。
でもこれはパンフレットの体裁をとった『絵本』だと思います。一緒に映画を観に行った人同士がこれを見ながら話し込む(とくに子供たちと一緒に)ものではないかなと勝手な想像してみました。なので声優がどうとかは絵本であればあまり関係がないのでしょう。
お値段も割りと抑えられているようですしこれはこれで『あり』だと思います。
細かいところが気になる方は『ジブリの教科書(っていうシリーズだったと記憶します)』が発売されるのを待ちましょう。
次回作の公開まではまだまだ遠いですからね。せっかちにならず。

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すれの

2.5一流の材料で作られているが、自分には美味しさがわからない料理

2023年7月14日
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鑑賞方法:映画館

難しい

宮崎駿作品に関しては、申し訳ないが「古い作品ほど好き」という典型的な懐古厨なので、おそらく自分はハマらないだろうなぁ…と思っていました。
でも、これはやはり観に行かねばと。

音楽は最高。久石譲の音楽は神がかっている。
歌も良い。米津玄師は、作品の訴えたいものを組み込んだ音楽を練り上げる能力が素晴らしい。
作画も隙のないクオリティ。安定した美しさ。ジブリならではの建造物の描写が大好きです。
声優、菅田将暉はけっこう良かった。キムタクあんな上手かっただろうか?それ以外は、正直イマイチだと思いました。懐古厨という時点で察してください。
それにしても、特に群を抜いて下手な女性が1人いたが、アレはなんだったんだろうか…。

ストーリー、どうにも理解が難しいなぁ…。
眞人の心理にこちらの理解がついていけないというか、えっそこ新しい母親でいいの?とか、心理含め理由がわからないことが多くて、難解だなと。

自分は、申し訳ないがよくわからなかったとしか言えません。
ジブリの世界観が好きな人が、ジブリを思う存分浴びるための映画という感じがしました。

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さかもと

4.0極めて珍しく男の子主演で10年ぶりの宮﨑駿作品に刮目せよ!

2023年7月14日
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知的

難しい

幸せ

 『風立ちぬ』以来10年ぶりの宮﨑駿監督作品、ということで久しぶりの映画鑑賞。御年82歳の監督作品を有り難く拝見しました。

 ジブリ映画を、宣伝しない、ワクワク感に共感しながら、予測不能な展開に身を委ねました。

 私の映画に対する期待は、見た事の無いものを見せて欲しい!
であるので、今回の作品は当たりでした。

 宮﨑駿監督作品を全て見た方は、ご存知のように、ファンタジー映画です。

 次回もおおいに期待しています。ありがとうございました。

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shimajirou

5.0僕は僕なりに生きてゆきます

2025年7月23日
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鑑賞方法:映画館

興奮

幸せ

驚く

本当に素晴らしい体験でした!!!

そして、僕は僕なりに、生きています。

誰になんと言われようと、なんと思われようと、間違いがあろうと、非難されようとも、見解の相違があろうとも、苦しくても、哀しくても、寂しくても、葉が枯れることがあっても、、、

※約2年前に観た、追っかけレビューです。

追記

この貴重な体験はもう2年前のことになるんですねぇ。

情報が溢れかえる複雑なこんがらがった
現代においてしずかにひっそりはじまった物語。
(公開後、WEBでは賛否両論で盛り上がってたみたいですね、リアルタイムで参加したかったぁ ^_^)

大の大人が決断したその清々しさよ。

宣伝広告等事前情報を
ほぼシャットアウトして、やりおった。
もうそれだけで見事じゃ、見事じゃ、
してやったりじゃ!

ちょっと想像してみましょう、
巨匠映画監督の宮崎駿さんが目の前にいて
窓外の樹木を眺めながら座っている。
Pの鈴木さんもそこにどっしりと座っている。
まわりにはスタッフが囲み、
新作映画についての話し合い(戦略)が行われる。

宮崎駿さんが言ったのかなぁ、
それとも鈴木さんが考えたのかなぁ、
今回は事前情報無しで、ひとつやってみませんか?
えぇ〜!?とか、まさかぁとか、スタッフみんなが思う。
しかし、なんやかんやあって結局、決定される。
その現場をこっそり覗いて見たかったなぁ。

というわけで、
何もわからないまま、
テレビCMもネット広告も一切無いまま公開され、
だから、自分は早めに劇場へ。

開始から約30〜45分の緊張感。
アオサギの不気味な行動と怪しい屋敷に塔に
おばあちゃんたち。
ちょっと「アイズワイドシャット」みたいな
最高の音楽・音響が場を否が応でも盛り上げる。
(みなさん、目を大きく見開いて閉じましょうねっ)

もう自分としてはそれだけで充分でした。
始まって1時間くらいで、もう大満足でした。

話しの展開?ハイライト?結末?内容の意図?
コンセプト?教訓?
それは、人それぞれが感じればよいのですよねっ

追記2(2025年7月24日)

みなさん、どしどし共感やコメントいただき
ほんとうに本当にありがとうございます。

公開当時にレビューできませんでしたが、
おかげさまで
公開頃の気持ちになることが出来ました。
(バックとぅザぱすと)

こんなことがむっちゃやりたかったんですぅ
うれぴぃ〜〜〜 😂

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ゆっき

0.5何も伝わってこない

2023年8月4日
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鑑賞方法:映画館

最近上映された他のヒット作品に比べ、各映画館における一日の上映回数が少なく、さらには映画サイトでの評価も低いので、期待はせずにハードルを下げて観賞したのですが、それをも下回る内容の作品でした。

何がダメだったのかというと、とにかくストーリーがつまらない上に分かり難く、終盤近くまで何をやっているのかよく分からなかったです。さらにはテンポも悪いため、つまらなさをより強調することとなっています。そして、これが本作をつまらなくしている大きな原因だと思われるのが、主人公に魅力がないことです。主人公以外のキャラにもあまり魅力的なキャラはいないのですが、特に主人公には魅力を感じませんでした。

以上の理由から、当然物語に引き込まれるはずもなく、終始スクリーンをぼぉーっと眺めているだけで、この作品からは何も伝わって来るものがありませんでした。正直なところ、途中からは早く終わらないかなと思ってしまいました。期待していなかったとはいえ、ジブリ作品を観てこんな気持ちになるとは残念です。

最後に、本作からは、こだわり過ぎたが故に観客を置き去りにしてしまった庵野監督作品と同類のニオイを感じました。作品にこだわりを持つのは良いことだと思いますが、その大前提として観客を楽しませることを忘れてはいけないと思います。たとえ本作にどんなに深い意味やメッセージが込められていたとしても、つまらないものはつまらないです。

追記>
内容とは関係ないですが、事前情報を全く公開しなかった点や、分かり難い題名やポスターの絵、パンフレットの後日販売など、客目線ではなく、上から目線に感じてしまいました。そういった点においても本作は失敗していると思います。

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alias

5.0終わってみれば

2023年7月31日
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泣ける

エンドロールを見ながら、死んだじいちゃんを思い出した。

四国のお百姓だったじいちゃんは、生まれてから死ぬまでずっと田んぼと畑を作っていた。ぎりぎり戦争に行かない歳だった。兄ちゃんが二人兵隊で死んだ。あの八月には対岸の雲を見たらしい。補助輪の取れた自転車で畑に行くと、いつも手を振ってくれた。肥料の中から転がり出た鶏の足に驚いたら、笑われた。
どんなことを考えて農業をやってたのか、ついぞ聞かなかったけど、今でもじいちゃんを思い出そうとすると、いつも麦わらと地下足袋で、鍬を持っている。
じいちゃんが耕していた畑の藪に、田んぼの水路に、別の世界を感じることがある。
その先には晴れた青空と夏の日差しがあって、風が土手の草と稲を波にして、今でも畑を耕しているじいちゃんが居るような。

みんなもそういうの、思い出したりしていないか?

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43

2.0主人公の言動に感情移入が難しい

2023年7月28日
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宮崎駿さんの晩年の作品ということもあってか、やはり自身の哲学的な表現に終始していて、それがうまく伝わる人は少ないように感じられた。
伝えたいテーマは分かる。でも、それは宮崎駿さんを通じなくても、もう誰もが知っているテーマ。それを少し周りくどくジブリのフィルターを通して表現する必要は無かったようにも感じた。宮崎駿さん最後の作品として、これでは個人的には納得できないので、もう1作品頑張ってもらいたい。
この作品は、元々子供と一緒に観に行こうかと思っていたが、ひとりで行って良かった。恐らく何も感じずに映画館を出ることになるはずです。

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ginchan

5.0雑音に惑わされず見て欲しい

2023年7月25日
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米津玄師の歌目当てで、初めてジブリ作品をまともに鑑賞。
普段アニメ自体見ない私でも、決して忘れることのない作品に出会ったと確信している。
彼らの一切宣伝しない戦略は大当たりし、現代人がいかに情報過多社会により心のままに感じる機会を逸しているか、実際に映画を見てわかった。それは興行成績以上に制作者が欲しかった気づきだと思う。
それだけに、鑑賞中に評判が芳しくないのはナゼ?などと余計な逡巡をして、作品に集中出来なかったのが悔やまれる。
世間の雑音に惑わされず見てほしい、そんな映画でした。

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ハリー

5.0宮崎駿からの最終ヒント&エール

2023年7月24日
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泣ける

興奮

幸せ

「あの宮崎駿がここまでやるってよっぽどだよ」というのが率直な感想です。

これまでの作品とは違いストレート。
分かる奴に分かれば良いというスタイルは封印し、宮崎駿という人間の思想や世界観をシンプルに表してる気がしました。
ストーリーやエンタメとしての完成度は二の次で、とにかく馬鹿にも伝わるものをと恥を忍んで、または監督自身が馬鹿になりプライドを捨てて作ってくださったんだと思います。

“考える頭を奪われ、決められた使命通りに、ただ生きているわけではない。
善意と悪意、真実と嘘、科学と自然、強さと弱さ、男と女、俗欲、正義、愛…
このカオスな世界で、どう生きるかを考え選択できるのが今世の人間。
今の過ちも君たちなら修正できるから決して諦めるな。”

…と、そんな励ましをもらえた気がしました。
ナウシカが驕り高ぶる人類への警告なら「君たちはどう生きるか」は鼓舞激励に近い気がします。

ポニョやハウルなど宮崎作品は自分にとって難解なものが多く、理解できない悔しさから「気取ってんじゃねーぞ」と思ったこともありますが、今回の作品からは監督の焦りや葛藤、矛盾などの人間臭さい部分と、これまでにない優しさ=譲歩が感じられ、初めて泣くことができました。
諸々を次世代に託したのかなと。
天才が柵から解放され自由になったあとこそ真骨頂だと思います。

耳をすませばの「磨くとかえってつまらないものになってしまう石なんだ」「荒々しくて、率直で、未完成で、聖司のバイオリンのようだ」という台詞が何故か頭に浮かんできました。
80代でこのような作品を作られるなんて、ただただ凄いとしか言いようがありません。

完成度は捨てて「未」を許容したであろう監督の変化から「美」と、本来なら未と反するはずの「完」を感じ、宮崎駿の生き様そのものが作品なんだと気付かされました。
妥協を許さない完璧主義の監督がここまでしたのは、きっと次世代アニメーターたちのためでもありますよね。

残された時間の中で監督がやりたかったことがこれだったのかと思うと感謝の気持ちしかありません。
このような作品を残してくださり本当にありがとうございました。

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おいおい

4.0新しい映像遺産かも知れない

2023年7月21日
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鑑賞方法:映画館

ここで皆さんが色々解説されてて、ごちゃごちゃした自分の頭の中身が整理されたり、逆にまた捻る羽目になったりして実に味わい深い作品になっております。
自分もせいぜい時代設定くらいで、ほぼ下調べなしで鑑賞に臨みましたが、とりあえず気構えとして「2001年宇宙の旅」を見るような、話の筋を追って楽しむようなことをすると混乱するだろうな、という覚悟はしておきました。結果どなたか評論家の方のご意見にもあったように、これは宮崎駿という人の創作の源泉をそのまま映像化したものだ、と自分も感じております。
これから夏休みに入ってきますが、多くの方が指摘されているように小学生くらいのお子様が見ても退屈してしまうだろう心配は大方正解だと思います。ただ、そういう子供さん達も5年、10年したあとで、なにかのきっかけでこの作品に会った時に、発想や創造力の一助になる可能性は充分に秘めた力を持った作品に違いないと感じました。
良くも悪くも真の評価はこれからされるのだろう、と思っています。

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Hal1961