君たちはどう生きるかのレビュー・感想・評価
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お墓の石
宮崎駿の幼少期のアルバムを見ながら、
隣で「こんなことがあったんだ」と教えてもらっているみたいな映画でした。
青サギがいた、弓があった、本をたくさん読んだ、父さんは仕事で忙しかった、石が好きだった、でもお墓の石は嫌いだった とか、映画を見ているというより、宮崎駿と話をしてるみたいでした。
お墓の石は冷たいね、私もお墓の石を持ってきてしまったことがあります。
きっと、聞いているお話は、半分嘘で半分本当なんでしょう。
でも全て、見たり聞いたりしたことが組み合わさって宮崎駿の口から手から生まれる物語であるならば、
それは全て嘘で本当。
改めて私は、
ジブリが好きなのではなく、宮崎駿が好きなのだと気がつきました。
私は今、映画を作っています。
私は映画で生きていこうと思います。
なんでこの題にしたの?
噂の無情報映画観てきました
最初は観る気なかったけどネタバレが嫌だったので初日に突撃!!
いろいろ言いたいことあるけれど1番はなんでこの内容でこの題にしたのってこと。全く本編とタイトルが繋がらない
それと最近のジブリによくあるお話に纏まりがない事
なんか行き当たりばったりで話に整合性がみえなかった
面白いの?と聞かれたら…
『つまんなくはないかな』って感じ
最近の宮崎節っていうか説教臭さもない代わりに何かやりたかったのか?何を伝えたかったのかも分かりにくいお話でした
そして真人のキャラが弱い
序盤全く喋らないしなんか気持ち悪い感じだった
中盤からようやく主人公っぽくなったけど
もうちょっとキャラを立てて欲しかった
残念ながら私がジブリに求める娯楽性は本作も薄い!!
これが結論ですかね
本作1番のお気に入りポイント
ナツコがエロい😃(こんな感想ばっかり)
意味が分からないと言う人へ。
宮崎駿さんは、昔こんなことを言いました。
「トトロも出来るならビデオもDVDも出したくないんだ。子どもがあれを見て、わたしも森でトトロを探してくる!って言ってくれればいいけど、ビデオなんて作ったら家でそればかり見てしまう。」
要するに、子どもたちには外で遊んで欲しかったわけですね。
また宮崎駿さんは、こんなことも言ってます。
「この過酷な世の中では、ファンタジー映画や本のような子どもが避難できるところが必要だ。」
あえてネタバレはしませんが、レビューで意味が分からないと言ってる人は、この言葉で少しは内容を理解していただけましたか?
本は自分を映す鏡だという言葉があります。
年齢に応じて、見え方がガラリと変わるからです。もしも5年前に読んだ本を再び読んで全く同じ感想しかないなら、それは自分自身が成長していない証拠です。
映画も同じです。
アニメや漫画、児童文学などが好きな人は、この映画がずっと鏡であり続けることでしょう。
長文、失礼しました。
こんだけワケわからんというのは奇跡
一回目何も前情報なしで見てきましたが、正直全然意味が分かりませんでした。帰ってきて考察や解釈を色々調べてみると、なるほどこういうことだったのかと分かりました。ワケわからん中で描いていたのは普遍的な人間の本質や悩みで、めちゃくちゃ共感する、感情移入する部分があります。
分かりにくくてワケわからんことに対して、かなり批判的な意見が多いですが、私はむしろワケわからんことが嬉しいですし、こんなにもワケわからん映画を作れることは奇跡のように感じます。ここまで分かりやすさよりも表現を優先するということは、作り手と受け手の信頼関係がないと成り立たないからです。
作り手は受け手が汲み取ってくれることを信じて、分かりにくくても面白い表現、美しい表現を選択する。受け手は作り手が全てに意味を込めていると信じて頭をひねって解釈する。こんなことができるって奇跡のようなことだと思います。ちゃんと分かりやすくしようとしたらいくらでも分かりやすく描く方法はあるし、恐らくそれだけの技量ももってらっしゃるのにそうしなかった。私達観客は信頼されているのだから、それに応えるべきです。実際にワケわからんだけだったものが、他人の考察を読むだけでもめちゃくちゃ面白い映画に変わります。
評価が二極化する理由は充分に分かります。しかしこの映画は誰でも楽しめます。評判でこれは分かる人にしか分からないみたいな事が嘯かれていますが、面白いと感じるのに教養や知識などは特段必要ないです。なんせ誰しもが悩むことについてかいてあるから。楽しもうとするか、それだけだと思います。少しググって考察みるだけでここまで素晴らしいと感じれるのだから、面白いものに出会いたくてこの映画を見た人は、それをしない手はないです。
ワケわからんかったという人は是非、考察や解釈などを調べたり自分の中で考えてから2回目を見てみることをオススメします。めちゃくちゃ面白いです。まじで面白い。このままワケわからんで放置するのは本当にもったいない!!!
宮崎駿の贖罪
悪意に溢れ歪んだ世界でどう生きていくのか。この作品はアニメーションを作り続けてきた宮崎駿の最後の贖罪の物語ではないのか。
主人公・眞人は裕福でありながら、それは父が戦時中に兵器(零戦の上の部分)を作っているからである。滑らかな曲線のボディを眺め美しいと思いながらも、この世界の歪みを感じる眞人。
母が亡くなった後、父はその妹である夏子を後妻とし子供を身篭る。兄弟だから代替できるものなのか。また、夏子の家は名家であり2人の結婚は勿論純粋な愛だけでない事もわかる。そう考えると夏子の言動に納得出来る。
そして眞人自身もある行為をし「悪意」を行う。
作中には現実世界の悪意と歪みが随所に出てくる。そしてそれに気付いているのは眞人だけではない。もちろん夏子も気付いているし、その他の人も言葉にはしないだけで各々がその歪みと悪意とを秘めている。
では大叔父さんが作ろうとした世界とは何なのだろうか。それは悪意のないユートピアであり、文学を読み漁っていた大叔父の作る世界とはフィクションの世界ではないのか。
すなわちそれは宮崎駿にとってはアニメーションを作ることである。しかしフィクションには功罪がある。「功」とは勿論今までも多く語られているし、自分たちも十分体感できている。しかし「罪」の方はどうだろうか。有名な話でトトロの例を挙げると、宮崎駿は対談で60回以上トトロを見ている子供に「危険だ、バーチャルでなく本物の自然と触れ合って欲しい」と発言したそうだ。ここにフィクションの「罪」の部分があるのではないか。もちろんアニメーションでも何でも、物語は生きる力になるが、そこに没入し過ぎてしまい現実が見えなくなることがある。
その一人こそが大叔父であり現実から逃げることで、フィクションの世界を作り上げる。そして眞人に継承させようとする。しかし「君たちはどう生きるか」を読み冒険をした眞人はこれらの悪意と歪み(現実)を直視した上で、この世界で生きていく事を選ぶ。ここに宮崎駿の最後のメッセージがあると思う。
大まかなテーマはこんな感じだと思うが、まだ細かい所まで解釈しきれていない。
どう言っていいかよく分からない
考えるな 感じろ そして楽しめ😹🫶
宣伝なしの効果
(´∀`*)これは、、、、。
映像作品と捉えるか映画と捉えるかで評価が変わるかな
今までこれほどいいと思った映画があっただろうか
ネタバレも評価もまるで意味は無く
まず言いたい。
この映画においては特に、低評価も高評価も、
とにかく「評価」というものを気にしちゃいけない。
私含め、それはその人達の感想です。
ちゃんと自分の目と頭と心で観て、
そうして感じたものがあれば大事にしたらいい。
切にそう思わされた作品だった。
ネタバレを探している人、それはあまり意味が無いからおやめなさいと。
探しても欲しい中身は見つからないし全くと言っていいほど分からない。
あらすじすら、この映画では表紙のかけらでしかない。
初回観たあと、分かっていた。
これは激しい賛否両論を呼ぶ。
ファンタジーでありながら、あまりにも高尚すぎる。
そのため自分も最初ポカーンとならずにはいられなかった。
でも、だからもう一度見た。
分からないものを理解したくて見た。
そうしたら唐突に、色んな情報を一気に理解した。
こんな映画があるのかと、こんなにも言葉に形容しがたい傑作が今の時代に生まれたのかと。
あまりのことに呆然とした。
よく分からない映画は数あるけれど、
「だからこそもう一度観たい」と一定数に思わせるか
そうでないかでは、天と地ほどクオリティに差がある。
(ちなみにここまで書いて★が満点でないのは、単純に好みの問題なので悪しからず。)
今私はレビューを書いているけれど、
どんな言葉で表せば正しくこの感覚が伝わるのかさっぱりだ。
1回目は眠気すら感じ、おもしろいだなんて思わなかった。
それが2回目はどうだろう、面白いなんてどころじゃない。
これは何かを超越した作品だ。天才の、渾身の。
きっとこの先しばらく、こんな作品は生まれない。
失礼ながら、同じテイストでつくったとしたら
今いるアニメ監督のほとんどがこれには届かないだろう。
恐らく分からない人は2回観ても分からない。
今まで劇中の説明を当然に享受してきた人、本を読まないタイプの人には相性が悪い。
子供は2時間超えの上映時間に耐えられるかどうかというところ。
けれど2回観ることで、分からないなりの楽しみを
見つけることはできるかもしれない。
ちなみに友人の小学2、3〜6年生くらいの子供達は
とても楽しかったと喜んだとか。
今までみたジブリの中で1番好きだと言う子もいたらしいので驚いた。
子供たちの「楽しむ」才能には脱帽だ。
自分は、感受性、想像力、経験や理解力、学、教養、
多いとは言えないそれら全てをフル稼働してやっとこの感動を得たと思う。
正直1回目で理解した人達に羨望を覚える。
なんて人を選ぶ映画だろうか。
これは憶測だけど、特に感受性が強く繊細な人ほど
早くに理解していたのではないだろうか。
それにしても、なるほど。
これを最後に引退したいというのなら納得だ。
全てを理解したとは言わない。
けれどこの作品か何であるかははっきり分かった。
アートであり芸術作品であり集大成だった。
「私は生きた。
これがここまでの私の人生だった。
人として、作り手として。
君たちはどうだ。その人生を、どうする。」
作品から私がごく勝手に受け取ったものはこうだった。
私は、宮﨑駿という人の生い立ちはほぼ知らない。
それでも分かったことがあった。
そうだったのか、と思った。
宮崎先生の人生の振り返りの物語?
作画は綺麗だったが。。。見終わった後、開いた口が塞がらない??ポカンと。。。心おいてけぼり。。。
宮崎先生の映画🎞人生の振り返りの物語なのかな?マヒト君が=駿さんなのかな?
駿さんが言いたいのは、私達、一人一人の人生も、不安定な白い積み木?みんな紙一重で精一杯生き抜いている。。。って言いたいのかな?
マヒト君は、お父様の都合で継母と生きて行く、血の繋がらない兄弟と生きて行く事を最後、必死に掴みとった???
上記を踏まえて例えて、駿さんは映画を観た、わたし達に、白い積み木を人生に例えて、いつ崩れてもおかしくないかもしれないけど。。。自分らしく置かれた環境で生き抜く精神力を持ち、尚且つ、例え火の海の綱渡りのような人生だったとしても自分らしく生きる事が大事って言いたいのかな???
とにかく難解です。。。
駿さんは、私達にこの映画を観た後の捉え方を委ねているのか。。。???
メッセージ性が強い
考えることをあきらめないで!!!
まず思い切った宣伝方針に脱帽。匂わせはあったものの、完全に情報が漏れることは公開当日までなかった。この時代に、この宣伝を出来る映画会社が他にあるだろうか?
映画館に行くのがいつもよりワクワクでき、観る前から楽しめた。
映画ではそんなにアニメに詳しくない自分でも「走る」、「歩く」、「飛ぶ」、キャラクターの動き1つ1つに魅せられてしまいました。宮﨑アニメ恐るべし、、
各キャラクター自体も魅力的で、劇場を出るときにはすっかりポスターの青サギが大好きになってしまい、グッズを購入してしまいました。
音楽も作品の内容に合っていてとても良かったです。
作品の中には理解できなかった部分があったが、それについて考え、自分なりの解釈を探しながら家路につくのも楽しかった。
満点にならない人がいるのはわかるけど、星1であっさり切り捨てるにはあまりにもったいない映画だと、個人的には思いました。
星1のレビューを観て鑑賞を迷っている方がいたら、ぜひ自分の目で劇場に観に行って確かめて欲しいと思います。
機に臨んでは「右顧左眄するなかれ」
…というのが、本作に込められたメッセージだったのではないでしょうか。
そう思えました。評論子には。
一見するとアオサギのようにも見えるけれども、中身までもアオサギであるとは限らない。否、全くの別物であることも多いだろう。
また、俄かには理解しがたい摩訶不思議な事態に遭遇することもあるだろう。
しかし、そういう「見てくれ」や困難には惑わされず、母(継母)の命を繋ぐという自分の目的(価値観、使命)を肌で感じるなら、周囲に右顧左眄することなく、困難を乗り越えて、大道を突き進めと…。
「子供」から「大人」へと脱皮しようとしている少年に贈るには、まさに相応しいメッセージを、いかにもアニメーションらしい豊かな表現を駆使して活写したと、評論子には思われました。
当初は鑑賞の予定になかった作品なのですが、私が入っている映画サークルで、一本の映画について語る会の「お題作品」として取り上げられたことから、鑑賞しました。
アニメ作品はあまり観ない評論子なので、ジブリ(宮崎駿監督)の作品という思い入れは一切なしの、ただ評論子が感じたままのレビューということで、ご理解下さい。
ジブリ(宮崎駿監督)の作品としては一知半解の部分がもしあったとすれば、その点は、平にご容赦をお願いします。
メッセージ性の高さということでは、秀作と評して良いように思います。評論子は。
わらわらと
観客のことを一切考えてない、自己満映像集でした
映画館で放映されたジブリ作品はすべて視聴済み。なかでも一番好きなのはナウシカで、ポニョまでのジブリ作品は大好物です。以下、そんなアラフォーがレビューさせて頂きます。
他の皆様も書かれている通り、ストーリーは難解…というより観客に「理解させよう、面白がってもらおう」という気がまったく感じられない、監督の自己満足でしかないものでした。
私にとって映画は、高いストーリー性とこだわりの映像技術、卓越した演出など多岐の要素によって成り立つ、大衆向け総合エンタメの最たるものです。ですので、ストーリー性が著しく欠如し、演出がまともに機能していない本作は、私にとっては「映画」ではなく、「ジブリが得意とするシーンを詰め合わせた映像集」でした。
「この映像集に高い鑑賞代と時間をかけるのはコスパ悪いな」という印象で、「映画館で観る価値はない」というのが最終的な感想です。
本作に関して絶賛レビューをされている方々に伺いたいのですが、この作品が宮崎監督・スタジオジブリの作品でなくても同じようなレビューを書けていましたでしょうか?
このサイトで書かれるべきは「作品に対するレビュー」であって、監督や制作会社云々「クリエイターに対するレビュー」ではないと思っていたのですが…もしも私が本サイトの趣旨を見誤っていたのであれば、それは申し訳ないです。(「宮崎監督の〜」とか「スタジジブリが〜」という主語を使った、映画作品に対するレビューとは思えないものが多数散見されましたので、質問したくなりました。)
ジブリ教信者の方々は教祖様の頭の中が覗けて満足なんですかね?
物語・エンタメが好きという普通の人は観に行かないほうがよいと思います。一応話の種に…というのであれば、年末ぐらいに放送するであろう金ロー版を録画し、4倍速ぐらいで観るで十分です。
単純につまらない映画でした。
充実した2時間
ジブリ節全開の映像美、過去のジブリ映画の名シーンを彷彿とさせる印象的なシーンの数々。改めて、宮崎駿の作品は何気ない仕草ひとつひとつにに本当にこだわりを感じるなあとしみじみ思った。CGを駆使したり光の描写にこだわったり枚数で攻めたり、美しい映像を売りにしたアニメ映画は今では星の数ほどあるけど、ジブリだからこそ・ジブリにしかできないが徹底されてて非常に満足できた。
ストーリーも、最近の宮崎駿作品の中では非常にテーマが分かりやすく、自分の中で噛み砕きやすい内容だと思う。泣くことはなかったけど、鼻の奥がツーンとなる瞬間は何度もあった。
思うに、この作品が「何が言いたいのか分からない」と賛否両論なのは、合理性のある脚本ほど賞賛される現在の風潮にそぐわない作品だからではないかな。巧妙な伏線を張り巡らしてそれを回収する脚本が素晴らしい。全ての描写は、壮大かつ納得感のあるラストのために存在すべき。そういう考えの人には全く合わない作品なので観に行くだけ無駄。あとは、正解の解釈が存在せず、観た人が抱いた思いに委ねる作品だから、感想や解釈に正解ばかりを求めてしまう現代の若者向きではない。この辺は過去のジブリ作品もみんなそうだと思うけど、昔の作品は考察され尽くして「この作品はこう視聴するのが正しい」みたいな定説が確立してるから、それに従って観ればいいからね。
断片的な描写から自分なりに色々考察してそれに満足できる人、瞬間瞬間の映像美や登場人物の行動に楽しみや感動を見出せる人、映画全体としての整合性を必ずしも重視しない人におすすめ。
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