劇場公開日 2023年7月14日

君たちはどう生きるかのレビュー・感想・評価

全1335件中、21~40件目を表示

0.5本当にひどい映画だと感じました。びっくりしました。

2023年7月22日
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鑑賞方法:映画館

もう少し落ち着いた頃に観る予定だったのですが、賛否の声が多かったので気になり、公開から1週間のタイミングで観ました。

観る前までは、なんだかんだ言っても監督の作品は好きなので、自分なりに何か感じることができて観てよかったとなるだろうと思っていました。

でも実際は本当に2時間が苦痛に感じ、なぜ貴重な時間とお金を払ってこれを見なければならなかったのだろう...と後悔しました。

それぞれのシーンは、すごく意味ありげな演出ばかりでした。「こうあるべき」や「これを伝えたい」というような何か制作意図はあるものの、それをお客さんに届ける努力が1mmもないように感じられました。それが「分かる人だけ分かればよい」というような傲慢な態度として伝わってきて、すごく窮屈な印象でした。事前に宣伝をしなかったのもそのような態度で公開に臨んだからでは?と疑ってしまったくらいでした。そもそも比喩が多く場面のつながりが飛躍しすぎていて全く意味がわかりません。映画ではなく、尖った美大生の卒業課題を見せられているような錯覚を覚えました(ある意味監督にとっては卒業課題なのでしょうが)。その一方で無理やりコミカルなシーンを挟んだり、かわいいキャラクターを違和感のある形で登場させたり、変な小技でお茶を濁そうとしていたのも寒かったです。100人くらい入る劇場でしたが、1人もそういうシーンに反応してないのでは...というくらい皆冷め切っているように感じました。

監督の今までの作品はすごく好きでした。
でもそれとこの作品の映画としての評価は別だと思います。結構混同されてる方多そうですが。

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ken

1.5宮崎監督の頑固さの極み

2024年7月15日
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鑑賞方法:DVD/BD

難しい

正直意味不明で支離滅裂。
訳分からない夢を見た感じ。
鑑賞中に寝てしまったかと思った。

『風立ちぬ』鑑賞時も主役の声優の配役や効果音を人の声にした事でも感じたが、お金を払って観に来る観客の事を考えてるのか疑問に思う。
映画は芸術的な側面もあると思うがエンターテイメントである以上お客さんあっての物だと思う。

ジブリの看板で一部の映画通の人達だけが満足できる作品を作るのは青サギだ!
観客が製作者に寄り添うのは違う気がする。

自己満足な作品を作った上にキムタクや菅田将暉やあいみょんを起用して客集めもするのはちょっと違う気がするし、作中のシーンも過去作で観た事ある表現も多く、新鮮さも感じられなかった。

初心に立ち返ってもっとシンプルなエンターテイメント作品を作って欲しい。

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トラ吉

4.5秘密の塔と女たち

2023年7月31日
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鑑賞方法:映画館、TV地上波

楽しい

難しい

 2025.5.3 追記です。
 2025.5.2 に放送された「金曜ロードショー」の録画を字幕を付けて観ました。
 CMがあるからなのか、理由は分かりかねますが、テレビモニターでの鑑賞が向いている作品だと思いました。映画館で観た時よりも、面白いと思ってしまいました。

 『風立ちぬ』(2013年)、『借りぐらしのアリエッティ』(2010年)、『崖の上のポニョ』(2008年)、『ハウルの動く城』(2004年)、『千と千尋の神隠し』(2001年)、『もののけ姫』(1997年)、『魔女の宅急便』(1989年)、『となりのトトロ』(1988年)で見たことがあるようなシーンも多くありました。

 古代遺跡の描写がリアルですし、戦闘機の風防が沢山登場するシーンや勝一(声:木村拓哉)が300円も学校に寄付するなど、眞人の家族が特別であったことがわかります。
 青サギ(声:菅田将暉)は何だったのでしょう。結果的に眞人にとっては大事な存在になりました。
 ヒミが透明なカプセルで運ばれる場面と、7人のばあやの存在が、まるで『白雪姫』でした。ヒミのエプロン姿は『ふしぎの国のアリス』の主人公アリスの格好のようでした。ヒサコの子ども時代、名前がヒミであることも氣になります。プリンセス(姫)と卑弥呼をミックスした源氏名なのでしょうか。

 夏子(声:木村佳乃)を連れ戻そうとする眞人が、綾波レイを連れ戻そうとする碇シンジが登場する『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』(2009年)を彷彿とさせます。眞人にとっての夏子という存在は、いったい何だろうと考えてみると、母の妹であり父の妻でもあるので、恋心を抱いてはいけない相手でしたが、ずっと一緒にいたかったから自ら石で頭に傷を付けたのだと思います。

 キリコの頭の傷と同じ位置である理由は何でしょうか。
 眞人がワラワラを初めて見た時に、キリコが人間の子どもになるものだよと教えてくれました。塔の中の上空に向っていく沢山の白い生命の源。キリコがワラワラを管理する係?そっち(エッチ)の方向で考えてみても面白いかもしれません。
 数年前ですが、セキセイインコのオスを家で預かっていたことがあり、1羽だけでメスがいないものですから、本能なのか股間を強くこすりつけて自慰行為をして傷が出来てしまうので可哀想でした。もし眞人がキリコと同一人物だとしたら、ワラワラを管理するというのは自慰行為を意味しているとも考えられます。
 そしてペリカンが理性で、理性の排除つまり性欲を搔き立てる存在ヒミ、それは母に似た夏子であるということでしょうか。
 『天空の城ラピュタ』のシータとパズーの二人が抱き合っているシーンは、男と女の関係ということだと宮崎駿監督がおっしゃっていたそうなので、もしかしたら眞人とヒミ(ヒサコ)の二人も、やってしまっている作品なのかもしれませんww

 母ヒサコが行方不明だった謎の一年間は、塔の中で眞人に寄り添ってくれていたのでしょう。『ドラえもん』の作者が実はドラえもんだったという話に似ています。ヒミが眞人を救ったのか、眞人がヒミを救ったのか、夏子とヒサコ両方を眞人が現実世界に戻したのか、なんだか ややこしいです。

・ー・ー・ー・ 更新前のレビュー ・ー・ー・ー・
約三十年前、魔女の宅急便を映画館で観た時を思い出しました。別に感動もなく、たいして面白く感じなかった感覚を。しかしその後魔女の宅急便のサウンドトラックはヘビロテしたし、キャラクターグッズも宝物になるほどジワジワ好きになったのです。
きっとこの作品もそのように後からドンドン好きさが増す予感がします。となりのトトロもスルメ効果というのか観るたびに好きになりましたし、風立ちぬもそうでした。
ジブリ映画は意味とか考察とか関係なく、セリフが好きとか、このシーンが好きとか、そういった楽しみ方で良いと思います。

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Don-chan

0.5あの頃、好きだった女性を、今見ない方が良いと言われているような作品だった。

2023年7月15日
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鑑賞方法:映画館

「君たちはどう生きるか」を見てきた。
学生時代、ナウシカのロードショーの初日に見に行った。当時はアニメは子供の見るものだったので、午前中と言うこともあり大人は僕一人だった。ガリバー状態と言うか、巨神兵状態だった。
そして今日、上記の映画をロードショー初日に見に行った。
あの頃、好きだった女性を、今見ない方が良いと言われているような作品だった。
例えるなら、黒澤明の「夢」のような、
井上陽水のUNITED COVER2のような、
スターウォーズepi1のような、
あなたの青春は終わったんだよ!と告げられているような作品だった。
そうだよ、僕も歳を取ったんだよ。永遠の巨人なんかは存在しないんだよ。黒澤明と同年代の人は同じ感情を味わったのだろう。
彼も、老いる普通の人だったんだ。
僕はこの事実を受け止めるにはもう少し時間がいる。

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ISSI

4.5天才老監督の心は少年のように自由に羽ばたく

2025年5月4日
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鑑賞方法:TV地上波

ファンタジーを自由に操る姿は80歳を超えても創作意欲は溢れ、
創作するアニメーションの世界には老いも畏れも関係ない。
心は自由だと、私たちに希望と勇気をくれる。
「君たちはどう生きるか」
なんとも宮崎駿作品らしからぬ剛直球のタイトル。
いったいどんなものを見せてくれるのか?と期待が膨らむ。

《戦争を語らずに世界を語る」
《不自由を語らず、自由に生きる》

母を火災で亡くした11歳の少年・眞人が主人公。
戦時中1940年。
父親の田舎へ疎開する。
父親は早くも母の妹・夏子と再婚。
夏子のお腹には赤ちゃんがいる。
少年には酷な環境だ。
が、疎開した屋敷には、皺くちゃでも、元気な“ばあさま“が
置物のように7人もいて、なんともユーモラスなのだ。

家の裏手には寂れた開かずの洋館がある。
その昔、空から落ちて来たという洋館には、
行方不明になった大伯父が住むという言い伝えがある。

物語りは、予想以上にファンタジーでした。
話をすると青サギをバディに、空から襲ってくるペリカン。
インコの兵隊が、インコ帝国を築いている地下世界(死者世界)、
死者の国には、
キリコ(海使い)
ヒミ(火を操る少女)
が、童話のような家を構えている。
火そして石。
石を操る羊洋館の主でもある大伯父。
死者の世界にどっぷりハマって、ファンタジーが炸裂して
帰ってこれないのでは?
とあんまりにも大風呂敷を広げた世界観を杞憂しましたが、
夏子を取り返すために、青サギ、
ヒミ(実は母親のヒサコの化身)の力もあって、
死者の世界から、
「後を継げ‼️」そう頼む大伯父を振り切って
眞人は、夏子と共に、
《戦火と悪と混沌》の現生を選ぶ。
戦え!!
勝ちとれ‼️
というメッセージか?
汚く理不尽な現実を、
それでもへこたれずに
生き抜け!!
生き抜いてくれ!!

老監督は大勢な創作意欲を示し、
その生き様で手本を示してくれている。

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琥珀糖

4.0本当に大切なこと

2023年7月15日
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鑑賞方法:映画館

興奮

幸せ

作中のストーリー展開を気にしていては、何も始まらないと思える作品でした。亡き母のあと、新しいお母さんになる夏子さんが突然森の中へ。その夏子さんの行方と亡き母が森で待っていると言う青鷺の言葉を受けて眞人も森へ。そこは生と死が隣り合わせの異次元の世界。でも、予想もつかない出来事って人生の中でも何度も突き当たる。右に行くか左に行くか?近道するか遠回りするか?前進するか後退するか?そんな選択の連続です。時には自分の意志とは真逆の行動を取ったりすることも。明日どうなるかもわからないこの世界の中で、その瞬間瞬間の判断を誤らずに大切な物を守って行く。みんなが生きて行ける、豊かで美しい世界を造っていく為に、本当に大切な物は何なのかを見極める心を持って生きて行って欲しい。だから、君たちはどう生きるか?って問われたのかなと僕はそう受け取りました。それを作中では夏子さんやヒミ、キリコ、青鷺、ペリカン、インコ大王、ワラワラらを通してジブリ作品らしく伝えてくれている。やはり宮崎駿監督作品。素晴らしい映画でした。

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たつのこ

2.0なんだこりゃ

2023年7月14日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

初日の最初の上映。巨神兵が出るのかと思ったら、いきなり全く違う展開。始まって5秒で帰ろうかと思ったが、2200円払ったしな。最後まで見たさ。俺は個人的にはナウシカっぽい少女が飛ぶのが見たかった。期待と全く逆で、戦時下のブルジョア少年の夢の世界がくるくる回る。公開前情報があったら、絶対行かなかったろうな。エンドロールの声のキャスト名には少しびっくりした。何を言いたいのかわからない。宮崎駿のファンなら大満足なのかな?

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映画小僧

2.5米津玄師は凄いなと

2023年7月14日
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現実とファンタジーを融合させようと頑張ってんだろうなと…
ただ『君たちはどう生きるか』って投げっぱなしも甚だしい。
少なくとも今までジブリを楽しく観てきた子供達にはちんぷんかんぷんだろう。
オッさんの俺だってわからんのだ。
この作品を心ゆくまで楽しむことの出来る達人のお話を聞いてみたいです。

エンディングで流れる「米津玄師」はさすがです。
この作品を名作?って俺にさえ感じさせてしまう(笑)

人に訊かれたら「訳わからんかった」って答えるわ。

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REGZA521

2.5世界観が独特すぎて微妙

2023年7月14日
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宮崎駿監督の作品
予告編無しという事で予備知識一切無しで観ましたが正直言って私には難しかった。
私が観た限りでは論理建てた世界観やストーリーがあるとは思えず、かなり抽象的な感じがしました。
要するに「どういう事?」って感じです。
千と千尋の神隠しみたいに万人向けの作品ではないと思います。
ただ、こういう世界観を絵にできるというのはやはりすごいと思う。

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canghuixing

2.0クイズ!この声、誰でSHOW〜( ˙˘˙ )ノ

2023年7月16日
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鑑賞方法:映画館

単純

全く情報公開なしの映画。
せめて予告やポスターや出演者は見てると思うのである意味貴重な体験。

出来れば製作者の意図通り前情報無しで見ると良いと思います。

ただ、、、とにかく声優が誰なのか気になってしょうがない。たまたま知り合いと話で、今朝のワイドショーで俳優○さんと歌手◇さんが出るらしいと聞いてしまったので、気なってしょうがない。特に◇さんは演技も声優もイメージがないのでどんなものかと、、、他にもら出てくるキャラクター、この声誰だっけな、、、あ〜あの人だ!とか、ストーリーと違うところが気になってしまいました。
そういう意味で1番集中してみたのはエンドロールですね。俳優陣も裏方もそうそうたるメンバーで映画史上これまで無駄遣いがあるのかと思ってしまった。

余計な事が気になったからか、ストーリーも平凡に思えました。オープニングで一気に惹き付けられて、なるほど、、、日本の夏はこういう映画も必要だ、この手書き風がさすがジブリ、と思ったのですが、開始15分くらいからトーンダウンして、どんどん薄味になっていきました。
キャラクターに没入出来ないので、事実としてストーリーは分かったつもりですが、感動したり泣いたりとかはほぼ無し。なんだったのか、、、

あと、歌手◇さんは大好きなアーティストだけど、さすがにあの役は無理がある。棒読み感が半端ないけど、◇さんのせいではなく、なぜ抜擢したのか、演出側の責任ですね。正直、戦犯扱いされそうで可哀想。
もともと、アニメ映画はプロの声優さんを使うべきと思っていますが、話題作りやテレビ番組の番宣のためには必要なことだと思いますが、今回のノープロモーションなら、意味がない。

ジブリとか関係なく、普通にハードルも期待もせずに観に行けばアニメ映画とてし☆3点、いろいろと納得できないのでさらにマイナス1点というところです。レビュー書いてたらイライラしてもう1つマイナスとも思いましたが、レジェンド達に敬意を込めて踏みとどまりました。
IMAXで観るつもりだったけど、混んでるから普通のスクリーンにして良かったです。

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だるまん

1.0悲しいほどに…

2023年7月14日
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鑑賞方法:映画館

娘と観に行きました。
私はただただ平凡な人間であることを痛感しました。
後半の多分一番盛り上がる部分近くまで、3度ほど寝落ちしてしまいました。
監督の映画は10代の頃からほぼ全作観てきました。どの作品も全てでは無いにせよ、大好きでした。
こんな事初めてで未だにショックです。
感想はこれから見られる方もいらっしゃるのでそっと簡単なコメントに留めます。

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picachi

3.5みんな、やっぱり宮崎駿が好きなんだ❗

2023年8月3日
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鑑賞方法:映画館

宮崎駿10年ぶりの監督復帰作は、公開直後の興収が『千と千尋の神隠し』を上回ったとのこと。宮崎駿ファンの飢餓感が高じた熱量は凄まじい…ということだろう。

セルアニメを感じさせる映像が流れ始めると、それだけで感動的ですらある。
のっけから火災の表現に圧倒される。『風立ちぬ』での震災の表現が見事だったのを思い出す。

大塚康夫の流れをくむ宮崎駿の絵柄(厳密にはキャラクターデザイン・作画監督の絵柄のはずだが)は、故郷のような懐かしさと心地よさがある。「ルパン三世('71)」「侍ジャイアンツ('73)」で子供時代を過ごした者の刷り込み現象だろうか。
さらに本作には、『ルパン三世/カリオストロの城』以降の宮崎駿長編アニメーションの数々を連想させるシーンが忍ばされているのだから、マニアでなくても嬉しくなるだろう。

戦時下、主人公の眞人少年は軍需工場の経営者を父にもつ裕福な家の坊っちゃんだ。
彼が母を火事で亡くし、母の妹と再婚した父と母方の実家(屋敷)に疎開する。そこで摩訶不思議な大冒険が展開するのだ。

宮崎駿は「群」の描写が好きなようで、最初は使用人の老婆たちが旦那様のカバンを覗き込んでいる小さな「群」だったが、段々とエスカレートして最後は不気味なまでのインコの大群が現れる。
人それぞれの感覚かもしれないが、この「群」というのは嫌悪感を抱かせる作用があると思う。「ルパン三世」でみせた大勢の制服警官が一斉に飛びかかる演出などは、宮崎駿が繰り返し用いてきたコメディー表現で、この程度なら実に面白い。しかし、老婆も含めて異形のものが集合すると不気味さを感じずにはいられない。
宮崎駿作品には時折“気持ち悪さ”が持ち込まれている気がする。明るい色調で見失いがちだが、そういう変質的な面を宮崎駿は秘めていると思う。

さて、物語自体は少々破綻ぎみではないかと感じた。
いったい何のために少年は戦ったのか。ふしぎの国のキャラクターたちの役割は何だったのか。そして、少年はこの体験で何かを得たのか。
全ては、流麗で迫力あるアニメーション表現に溶け込んで見えない。

この物語が「君たちはどう生きるか」と問いかけているのかと言うと、そうではないと思う。
だが、長編アニメーション映画を作るという重労働に、老骨に鞭打って、制作部門を解体したジブリにスタッフを集めてまで再び挑んだ宮崎駿の生きざまが、君たちは…と、問いかけているのかも知れない。

敬意を表して★半分加点。

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kazz

3.0プロモーションなしの是否?

2023年7月15日
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鑑賞方法:映画館

作品情報ゼロから鑑賞させられるという特異な状況を作ることの必要性はあるのでしょうか?経費を使わずにネームバリューと過去の実績で顧客を集客する新商売を試されたのでしょうか?
ジブリだし宮崎駿さんであれば普通にプロモーションすべきだと思いました。
作品を観るまでは!

このストーリーを要約したり、どこを切り取って予告編を作るか、という点が難解な作品です。

個々人で感じ方や評価も相当違うと思います。
私的にはストーリーは面白くなくジブリらしいファンタジーも感じられませんでした。残念ですが😢
評価は平均点をつけておきます。複数回観たいと思う作品ではないと感じました。

79

追記

やっぱり皆さん気になって劇場に足を運んでくれたようですね。この先の動向がさらに気になりますね?

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タイガー力石

3.0🎵他の人には分からない

2023年7月21日
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鑑賞方法:映画館

怖い

難しい

せめて劇場だけでも予告して🙏
とか思いながら、
今回の斬新なプロモーションに、
まんまと掛かった自分は、
映画好きと言うより、
ミーハーなんでしょうね🤣
他人に言われると腹立つけど😁

主役はマヒトくん。
昔友人にマヒトくんが居ました。
年下なんだけどいつも落ち着いてて、
岡山出身で笑いのセンスもあり、
彼女は切らした事なく、
男子にも好かれる存在。
ギターが上手くて作曲もして、
一緒に弾いたりしてました。
20年は会ってませんが、
今でも妬みの的です🤣
会いたい様なそうでも無い様な。

時代背景から、直ぐに前作、
「風立ちぬ」を思い出す。
リアルなの❓
ジブリはファンタジーじゃないと❗️

程無く怪しい青鷺。
喋ったら急に魅力ダウン😂
鋭く威圧的に見える人ほど、
近くに居るとダサく見える。

大量の腹ペコなインコ。
食べてはいけない分別はあるが、
割と何でも食べる雑食な、
とても日本人的な風刺なのか。

禁断の門の前に大量のペリカン。
学ぶと死ぬ、その門を、
強引に開けて傾れ込むのは、
身勝手な世論の様にも見える。

とまあ、「見える」様な場面ばかりで、
実際には訥々と進むだけ。
眠気すら覚えた作品だったが、
終わった後、前作の、
「ひこうき雲」が頭に流れた。

🎵他の人には分からない〜

映画って観客のものだと思ってるけど、
やっぱり作者、監督のものであって、
それを興行にするのは周りの話。

これが面白く無いからって、
駿が悪い訳ではない。
コミュニケーションは、
伝わらなければ発信者が悪いが、
映画はコミュニケーションでは無い。
その中で伝えたい事があれば別だが、
基本的には、自己満の世界。
それを覗かせて頂いただけ。

でも今作を高評価出来る方は、
やはり尊敬せざるを得ないですね。

さて、
その後マヒトくんに連絡してみました。

「呪術廻戦」にもマヒトくん居るそうで、
最近忙しいらしいです。

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クリストフ

3.5ネタバレ無しで感想を言う

2023年7月19日
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鑑賞方法:映画館

怖い

知的

難しい

私はこの映画をおすすめ出来るかというと、今はおすすめ出来ない、と言える。

観てきた感想としては、ピクニックしにいったらロッククライミングをさせられたような気分にさせられた。

しかも岩肌は予想以上に滑りやすく、取っ掛かりを見つけることさえ難しい。

この作品は、ついて来れる奴だけついて来いというスタンスであり、前準備無しに見ると痛い目にあう。

もう少し待てば有識者が出てきて、登頂ルートを紹介してくれるであろう。

登り始めるのはそれからで良いと思う。

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ムラサキ・サキ

4.5本当にありがとうございました

2023年7月15日
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鑑賞方法:映画館

宮崎駿監督が最初から最後まで、その全部を自分の好きなように作ったような作品。それがもの凄い出てました。
そう、これは監督の自叙伝なのでしょうね。
何度も現れる彼の作った作品のパーツ達と、そこを一緒に通り抜けた仲間達。
特に高畑勲氏へ向けたであろう部分を多く感じました。
積木が13個なのも「パンダコパンダ」を含めた自身の13作品なのでしょう。
そして大叔父を通して託したかった、アニメーションの未来。
僕達はこう生きた、君はどう生きるんだ?
そう問いかけ、筆を置いたような作品でした。
数々の作品と感動と思い出、本当にありがとうございました。

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白波

3.5創作意欲

2023年7月27日
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自分はスタジオジブリ作品・宮崎駿作品をそんなに観てきた訳
ではなく、映画.comの解説にあった情報程度しか知らず鑑賞。

以前宮崎駿監督が長編作品から退くと表明したニュースを
読んだ記憶があるが、いつの間にか復帰して作品を完成させて
いたとは。そして事前情報を出さずにいきなり本編を公開する
大胆な戦略。

事前情報と言えばミッション:インポッシブル デッドレコニング
PART ONE(原題:Mission: Impossible - Dead Reckoning Part One)
が予告編やメイキング動画等で事前情報を出しまくって期待感を
高めたのと逆の戦略で、どちらも大ヒットしているところが面白い。

観客に真っさらなな状態で作品に触れてほしいという思いがあった
ようなので事前情報を入れず鑑賞した。率直な感想としては
奇想天外なファンタジー世界があって面白かった。映画館で鑑賞する
価値がある映像と音だった。一方で自分にとっては謎のままで
消化不良の部分もあった。

分からない部分があったとしても無理に頭で理解しようとするよりは
目の前の世界を五感で感じるだけでも良い気がする。部分的には
冗長に感じる場面もあったが、アニメだからこそ描ける不思議な
世界観が楽しめたし幻想的ではっとするようなカットがあったりもした。
ドラマ性や落ちというかはっきりとしたメッセージが伝わる結末を
期待する向きにはもやっとした印象が残るかもしれないがこれは
これで良いと思う。

このレビューを書き終わったら、他の方のレビューを読んで参考に
しよう。映画の題名は吉野源三郎の著書「君たちはどう生きるか」から
借りたものとのことで、読んだことがあるかないかで作品の捉え方が
違ってくるだろうし、宮崎駿監督作品を全部詳しく知っている人なら
過去作と比べてどう、宮崎駿自身の心象を作品に反映させている?
ということも言えると思うので。

80代になっても創作意欲を持ち続け意欲的に作品を世に送る、その
エネルギーに敬服する。同じく80代のハリソン・フォードも現役だし
自分など彼らに比べたらまだひよっこだ。「もう歳だから・・・」
などと言っていられない。意識の持ち方と日々の過ごし方で
何歳になっても人生を充実させることができると思った次第だ。

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toshijp

4.0泣けた~

2023年8月27日
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泣ける

知的

難しい

公開から1カ月半ぐらいだけど、13:00からの上映で96席の9割は埋まってた。
まず、これでびっくり。

自分は宮崎アニメはあまり興味がなく
でも千と千尋の神隠しは大好きな程度。
なので、見に行く予定はなかったけど、
評価が別れているのと、千と千尋の神隠しのような世界観と何人かのレビューにあったので観に行きました。
ちょうど、ただ券もあったので。

いつもは映画は朝イチに観て、終わったら、商業施設で昼御飯のパターンなんだけど
今日は反対でご飯を食べてから映画。
椅子に座った頃には、お腹いっぱいで眠気満載でヤバいと思ったけど、最初から引き込まれて
眠気はぶっ飛んだ。

今回、いつもと違うのはもう一つあり、一番後ろの席で観た。
遠い~
見えない。失敗。いつもは車椅子席の後ろなので、けっこう前の席だから、あまり見えなかった。けど、音響が良くて、久石譲氏の重厚なピアノがとても良かった。

でも、声優さんがなんで、俳優さんばかりなの。何人か俳優さんならわかるけど、俳優さんばかりで、違和感ありありだった。

あと、エンドロールで誰も立ち上がる人がいなかった。
かなり久しぶりの光景かも。

ちょっと自分のレビュー見て、令和3年のインターステラーの上映以来かも

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インド映画にハマっているseiyo

5.0残された私たちへ向けた『遺書』

2023年7月15日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

開始早々に涙ぐんでしまいました。

<こんな描写はあなたにしか出来ないよ>
と、胸が熱くなりました。

スクリーンには、生きた『駿ぶし』が存分に描かれています。

彼が作り上げてきたジブリ作品の面影が『思い出たち』がここにも、あそこにも、ふんだんに散りばめられていて、宝石箱の様です。

どなたかも書いておられますが、まるで宮崎監督の『走馬灯』を観せて貰っている様な、そんな映画なのです。

宮崎監督の作品は、これで最後かも知れません。

リアルタイムで、公開初日に宮崎監督の作品を劇場で見られるなんて、こんな贅沢なことはありません。

私は今日、彼の『遺書』を観ました。
そんな気がしてなりません。

ストーリーとしては、考察が必要なシーンが多く『何かを比喩しているんだな』『なんのオマージュだろう?』といった視点を持てない方は、少し退屈かも知れません。

一緒に観ていた相方は『つまらない、眠かった』という感想を持った様です。

この映画は、大衆を満足させる為に作られたものではないと思うのです。

宮崎監督が『最後に好きな様にやらせてくれよ』と言って、筆を取ったのではないか?と勝手に妄想しています。

人は死にます。
どんな天才でも、いつか必ず死にます。

『俺を見ろ、俺はこう生きた、君はどうする?』

そんな声が、私には聞こえてくるのです。

宮崎監督、あなたが現役で輝いている時間を、共に生きる事が出来て、幸せです。

魂で生きるとは、魂を表現するとは、こういう事を言うのだと、教えて頂きました。

本当にありがとうございました。

P.S 考察が得意な方!私には読み解けない部分が多くありましたので、レビュー待っています!

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ayaco

2.0多くの人が???になるであろう、一般向けの作品ではありません

2023年7月15日
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映画博愛主義の者ですが、一切のネタバレ無しで珍しくシビアなレビューを綴ります

ただの「わけのわからない映画」、が大方の感想だと思います
テンポも悪くダラダラ進むので前半はとても退屈
さらに、特に後半は「馬鹿馬鹿しい」とさえ感じました
これは”グレードG(年齢にかかわらずどなたでもご覧になれます)作品”にしてはダメではないでしょうか、皆さん???となってしまうと思います
途中退場がチラホラ・・・も理解できます

あたかも哲学的で意味深げですが、そういった作品の上っ面を真似した「っぽく」作ってあるだけの作品で偽物の印象、そこを表現するには宮崎駿さんでは力量不足だと思いました

引退宣言した宮崎駿監督が「やっぱりやる」といって10年ぶりに作った作品だが、なぜこんなのを作るがために大いなる人生の決断を撤回したのか全く理解できない、その二流な振る舞いが作品全体のテイストに滲み出ているとも感じました、とにかく中途半端

中学生の頃から「ルパン三世/カリオストロの城」「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」「となりのトトロ」などなど宮崎駿さんのアニメ映画史上に刻まれる超傑作ジブリ作品を劇場で観てきました
その超一流のキャリアを自ら落とす必要はないと思います、哲学的なのは力量不足だと思うので、宮崎作品はそういうのじゃなく、従来通り老若男女に解りやすいファンタジーを突き詰めるべきと思いました

いろんな不思議な事が起こるストーリー展開だけど、ほとんどが回収されず謎のまま、とても消化不良になります

前半のノスタルジックな戦時中の日本はとても良かったし、キーキャラクターとなる1人”夏子さん”がすごく綺麗で色っぽかった、など全般的に映像表現はさすがだなあとは思いましたが、なにぶん内容が・・・で全く乗れませんでした

エンドクレジットを見ると、超大作の邦画を観た?というぐらい超豪華なキャスティングでした
いやーホントにもったいない

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Jett