劇場公開日 2023年7月14日

君たちはどう生きるかのレビュー・感想・評価

全1335件中、321~340件目を表示

3.0インコ

2023年7月15日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

始まる前は、インコが主人公だと思ってました。
なるほど!
おばあちゃんズ面白かったです。
アオサギも良かったです。

声優さん、豪華ですね!

コメントする 1件)
共感した! 17件)
完

3.0あえて全く広告を出さない。

2023年7月15日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

これは、ある程度成功したのではないでしょうか?

とは言っても、
金曜ロードショーで
3週に亘ってジブリ特集をしているから、
直接的には広告をしてないけど、
援護射撃にはなっているでしょうし、
広告費も抑えられて、良いのでは?
(但し、宮崎駿さんといった超国民的映画監督だからこそ出来る技で、広告打ちたくても打てない知名度の低い監督や優良作品もあるわけで)

エンドロールで
いろんなアニメスタジオが参加していたことに
感動。

作中には
コペルくんは出てきません。
(名前はチラッと出てたけど。)

コメントする (0件)
共感した! 17件)
瀬波

5.0君たちはどう生きるか

2023年7月15日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

難しい

正直、こんなに凄みがあるとは思っていなかった。
監督自身も訳がわからないらしい。

あまり長く書きたくないので、
スパッといえることだけ。

確かに高齢化と共に作る映画に変化はそりゃある。
でも、それを抜きにしても一番輝いていた。
『今までの作品の中でも』と言いたくない。
単一の作品として一番に輝いていた。

わかるわからない?

そんなの解るもんじゃないからそりゃあ解らないよ

解釈を求めているだけだから

コメントする (0件)
共感した! 17件)
れんまやろー

4.0色んな感情が込み上げた

2023年7月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

好きだった芸能人が自死した訃報の翌日だったこともあり、感情が少し高ぶりやすいこともあったのか、
【君たちはどう生きるか】と問われたことで込み上げてしまうのか、度々涙目になった。
どんな作品なのか、どんな話なのか、何も分からないまま臨んだ宮崎駿氏の最新作。
まるで人生のように目まぐるしく物語が進んでいく。
たくさんのシーンが賑やかに移り変わっていく。
キャラクターも様々でお屋敷のお手伝いのおばあちゃんズも本当に可愛くて、懐かしくて…
これまで本当に色んな作品があったなぁと思うし、
そういう作品の背景も思い出みたいに脳裏をかすめていくような、そんなシーンがたくさん散りばめられていた。
この映画に何かストーリーを説明づけさせるのは少し難しいかもしれない。
それでも、私にはたくさんのシーンが人生のように思えた。悲しかったり苦しかったり楽しかったり…
大切なものを守っていくことは簡単じゃないこと、
この、今を生きてる世界線とは別の世界があるかも知れないけど、
今を生きていること。
私たちは生きていくこと。
しんどくて、バルスと隣り合わせだけど
私は頑張って今日も生きようと思う。

コメントする (0件)
共感した! 17件)
Yuune.

3.0面白い夢を見た後の気持ち

2023年7月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

難しい

面白い夢を見て目覚めた後、漠然とした楽しさだけが残る時があります。
その時の感覚に似ていました。
いざ見た夢をまとめてみると、特別面白いという内容ではなく、人に話しても共感を得ることはないでしょう。そのような映画でした。

物語も難解で、コンセプトや目的が分かりませんでした。

千と千尋の神隠しやラピュタ、ナウシカなどの宮崎駿作品を期待している方には向いていないです。エンタメ性はなく、美術作品に近いです。

星を3にした理由は、もう一度見てみたくなる不思議な魅力を感じたからです。心に響くものはありましたが、言語化するのが非常に難しい作品であり、何度も見て感じ取る他ないのかもしれません。

まとめると、夢のような抽象的な作品であり、声を大にしてオススメはできないです。

コメントする 1件)
共感した! 17件)
kiyu

4.0タイトルに恥じない傲慢な映画

2023年7月15日
iPhoneアプリから投稿

アレハンドロ・ホドロフスキーのようなシュールレアリスティックな画面構成とフェデリコ・フェリーニ『8 1/2』のような祝祭性。キャリア終盤の巨匠に好き勝手やらせるとやはりこういうものが出来上がるのか。物語は登場人物たちの溢れ出る生命力によって織り上げられたものというよりは、あらかじめ緻密に構想された一枚の巨大な寓意画を端から端まで徐々に読み込んでいくプロセスのような感じ。『君たちはどう生きるか』というタイトルに恥じない、いつも以上に傲慢な映画だった。登場人物たちの動機に焦点を絞って鑑賞するとひたすら不愉快な気持ちで劇場を後にすることになると思う。

異世界で眞人が出会うさまざまなものごとはどれもが悪夢のように薄気味が悪い。ペリカンの群れと荒野に立った金色の扉とか、天に昇っていくフワフワした生命体とか、人語を喋る巨大なインコとか。変におどろおどろしかったりものものしかったりしないあたりが逆に気持ち悪い。こういう気味の悪い描写や造形に関してはやはり宮崎駿は天才的だと思う。ただ、彼自身本作をキャリアの集大成的なものと見なして制作しているところがあり、それが過去のアーカイブの安易な再奏という形で露呈してしまっているのは正直どうなんだろうと思った。過去作のどこかで見かけたようなオブジェクト、生命体、風景。確かに「あっこれ『もののけ姫』のアレだ!」とか思うけど、それが何か新たな意味や意義を振り出しているとは思えなかった。おい爺さん、この期に及んで安っぽいファンサービスなんかせんでもええんですよ。とはいえ第二次世界大戦開戦直後という時代設定が前作『風立ちぬ』の自己模倣と見せかけて実はきちんと劇中での必然性として機能しているというミスリードは見事だったと思う。

世界の秩序を司る大叔父は眞人を自分の後継者に指名するが、眞人はそれを辞退する。世界を自分の思うがままに作り変えられる特権より、彼は「あんまり好きじゃない」はずの現実世界(母親は死に、継母とはギクシャクし、父親はややマッチョ気味で、世界は今まさに戦火に包まれている)に帰ることを望む。眞人のこの選択が庵野秀明『シン・エヴァンゲリオン』の着地点と相似であることは言うまでもない。ゴー・バック・リアル。セカイ系ってやっぱもうダメなんすよね。セカイはボクだけのものじゃない。名もなき無数の他者がいっぱいいる。庵野秀明もそう言ってるし、新海誠や村上春樹もそう言ってるし、遂には宮崎駿までそう言い出してしまった。本日をもってセカイ系は正式に営業を終了させていただきます。誠にありがとうございました。

これ何の話?

結局、観てて単純に面白いのか面白くないのかと訊かれれば、言うまでもなく面白い。撮影も演出も凝りに凝られているのだから観ていて視覚的に飽きることはまずない。よしんば終盤30分の抽象的で不可解な物語展開に振り落とされたとしても、青空に浮かんだ岩やうねる廊下、水面に点々と並ぶ石畳、あるいはヒミの美しい寝顔に見惚れていればあっという間に終幕する。何か一つのトピックに乗れずとも、他に無数の経路が提示されているのが宮崎駿作品のいいところだと思う。苦手な作品は多いがクソつまらなかったなと思ったことはない。作り込まれてるよなあ。もう一本くらい撮ってくれたら嬉しいな。

P.S.劇中で一番可愛かった鳥は屋敷の庭先でエサ啄んでたヒヨコ

コメントする (0件)
共感した! 17件)
因果

3.0私たちは何を観たのか??

2023年7月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

難しい

幸せ

と、この映画を見た多くの人が思ったのではないか?
などと予想します。

善しも悪しも、正直にいって分かりません。
半分もこの作品の世界の意味を、
理解出来なかったように思いますので。

ただ、途中から何だか凄く笑えてきました。
この映画作ってる監督のジイさん、
本当に天才だな、と感じたからです。

何でこんなにも、天才的で独創的で、
ワケのわからない映画を、宮崎駿は作ったんだろう、
と考えたくなる謎のオンパレードで、
最後の最後まで不思議すぎたのです。

どういう構造でこの映画を作ったのだろう。
分からない。

コメントする (0件)
共感した! 17件)
つかまん

4.0再認識させられるジブリの凄さ

2023年7月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

幸せ

超ジブリ。めっちゃジブリ。古き良きジブリ。

もし原作やベースにした物がないとしたら、
これだけの世界観を創り、それを映像化出来るのはやはり宮崎駿しか居ないのだろう。

キャラクター全てが印象に残るくらい一人一人の細かい仕草で愛着が湧く。このような所に気を配れるかどうかで作品としての説得力が増す。
セリフで説明しなくても動きで性格や背景が分かってしまう。
まるで昔から誰でも知っているかの様に当たり前にやってのけてしまう。

何か懐かしいものを感じ、2023年になっても観れた事に感謝をしたい。

コメントする (0件)
共感した! 17件)
ふぇる

5.0答えはない

2023年7月14日
スマートフォンから投稿

泣ける

難しい

幸せ

まず大前提に、ジブリ作品の中でもトトロや魔女宅などの過去のファンタジー要素が強めな作品が好きな方にははまらない方も多いと思うし、幼い子もいる家族で楽しめる作品ではない。
みんなが楽しめるわかりやすい一本道のストーリーが観たいなら、鬼滅の刃やコナンでも見た方が楽しめるだろう。

制作者側も観た人全員が面白いと思える物を作っている訳ではないのは間違いない。

私がこの作品を面白いと思えたのは、自身が幼少期から触れてきたジブリ作品を視聴した経験と現在の自分の境遇にあると思う。

主人公に投影したのは、幼い頃の自分の価値観や感覚、そして年月を重ね人の子の母親になった私は周りの登場人物の話している意図や感情に感情移入することが出来たし、涙が出たシーンもあった。

何より作画や音楽から得られる幼い頃からのジブリ世界感への没入感は何にも変わっていなくて、正にジブリからしか得られない栄養があると言った感じ。

一度観ただけでは噛み砕けない、だけど何度か観たら自分なりの答えは見つかりそうなそんな映画。

原作は未読だけど、これを観て読んでみたいなと思った。

コメントする (0件)
共感した! 17件)
はたけ マルタ

4.0何も調べず映画館へGO!

2023年7月14日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

基本アニメは観ないし、特別ジブリファンじゃないですが、

意味深なタイトル、これまた意味深なポスター、しか知らされておらず、

この作品は何も知らない状態で観たい!と掻き立てられ、初日に映画館へ。

ネタバレがイヤなので、情報少なくレビューします。

『風立ちぬ』
『千と千尋の神隠し』

とかを連想しました。

考察いりますが、少し分からないとこが深いメッセージを感じました。

最後エンドロール直前、涙が溢れそうになった(笑)

個人的に感じたメッセージを思って(笑)

時事に添った映画だな。

宮崎駿監督の作品を映画館で観るのは初めてです。

本当に引退されるとしたら、なおさら映画館で観て良かったと思う。

予備知識ない状態で観てビックリした方が面白いと思うので、

何も調べず映画館へGOして下さい(笑)

エンドロールで明かされた声優陣もビックリだ(笑)

まず観てから、ゆっくり調べては、いかがでしょう?

コメントする (0件)
共感した! 17件)
RAIN DOG

4.5宮﨑版🎬"2001年宇宙の旅"

2023年7月14日
iPhoneアプリから投稿

エンドロールが流れる中、これが宮﨑駿氏の最後のメッセージだと思うと涙が止まりませんでした。
最初は、この展開からどうやってファンタジーに持って行くのだろうと思っていたら、いつの間にか怒涛の宮﨑ワールドに引き込まれてしまいました。
一回では理解しにくい箇所が多く、何度も観る度に発見があるのでしょう。

コメントする (0件)
共感した! 17件)
カロクニ

4.5冒頭3分で涙が出て

2023年7月14日
スマートフォンから投稿

冒頭3分で涙が出てこれは多分もう一回観にくるなと思い、観終わって、これはもう一回観てもきっと理解が難しいけどまた観たいという気持ち。
駿の意志強美少年好きです。
インコおもろい。

コメントする (0件)
共感した! 17件)
ぎょうざ

3.5宮崎駿監督ならではの世界観

2025年5月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:TV地上波

難しい

どういう世界線なのかちょっと難解でしたが、世界観は宮崎駿監督ならでは面白かったです。
映像の美しさや面白いキャラクターの登場モ楽しめました。

コメントする (0件)
共感した! 16件)
光陽

5.0君たちはどう生きるか

2023年8月12日
スマートフォンから投稿

悲しい

難しい

これまでのジブリ映画は、健気に生きる者、特に少年少女に向けたメッセージが多かったが、今回は『過ちを犯したもの』に対するメッセージのような気がした。
正しく清らかな世界だけが全てでは無い。混沌とした世界もまた、紛れもなく私達の生きる世界だ。過ちや反する考えも受け入れる事が出来たら…そんな気が遠くなるような途方もないことを考えさせられた。

コメントする (0件)
共感した! 16件)
じゅんじマイケル

4.0賛否が分かれるのも理解できるが、宮崎監督が培ったあらゆるアニメ表現を詰め込んだ映像を劇場で観る意義は、十二分すぎるほどある一作

2023年8月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ほとんど事前の情報公開もしないという異例の広告戦略であるにも関わらず、『風立ちぬ』(2013)以来10年ぶりの宮崎駿監督の最新作ということで、公開直前から急激に注目を集めた本作。興行的には好調のようですが、実際鑑賞した人の意見は結構明確に賛否が分かれています。

確かに『風立ちぬ』との連続性を感じさせるような舞台設定の前半はわかりやすい物語性を帯びていたんだけど、中盤以降の、まさに宮崎アニメ的、としか言いようのない異世界との境界線がたち現れた途端、成長譚とファンタジーが入り混じった物語にモードチェンジします。

作品世界や物語の筋を理解するための様々な要素をごろっと提示するものの、それらの関連性や構造についての説明はかなり抑制的であるため、多くの観客が初見では意味がわからなくて混乱する、あるいは煙に巻かれたような気分になるのも、ある意味しかたないかも。

表題にはあまり引っ張られず、宮崎駿監督の最新作、ということを念頭に入れて鑑賞した方が、展開を受け入れられやすいかも知れません。

食べ物描写、水の表現など、宮崎監督のアニメ作品の独自表現がもはや名人芸の域に達していて、それをスクリーンでつぶさに観察できる、というだけでも劇場に足を運ぶ意義は十二分にあります。公開当初は発売してなかったパンフレットもようやく売店に並ぶようになったので、その意味でも今から鑑賞するのがおすすめ。

コメントする (0件)
共感した! 16件)
yui

5.0「曇りなき眼で見定めよ」この言葉が浮かんできた

2023年8月7日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

「ダビンチコード」という映画をご存知だろうか。
原作の持つ膨大な情報量を2時間強の尺にぎゅうぎゅうに詰め込んである。
事前にキリスト教に関する知識や歴史的背景などをある程度知っていても初見では理解不能な点が多い難解な映画だ。
これを事前知識無しで見るとしたらハードルは更に上がるだろう。
初見で全ての内容を理解するのはとうてい不可能な作品だ。

そしてこの宮崎駿作品にも同じ事が言えると思う。
事前情報としてはアオサギ男とタイトルの2つだけ。
古代史好きな私が「アオサギ」から連想するのは「エジプトの聖鳥」であること。
「太陽神ラー」や「冥府」との関わりがあること。
そして「あの世のナビゲーター」としての働きだ。
「あの世」の存在とは古代人には普通のことだが現代人にはそうではない。
信じる者には存在するが信じない者には存在しない。
無いと思う人には無いのだ。その点で議論する必要はない。
タイトルについては同名の本が存在し監督自身が熟読しているようだが私はまだ読んだことがない。
検索すると14歳の少年の体験を通して人間はどう生きるべきかを考えるという内容のようだった。

作品を見始めてから中盤に物語の展開が急に早くなる。
グイグイ進むと同時に次々と視覚から脳に情報が押し寄せて来る。
それらひとつひとつを瞬時に脳内のネットワークに広げイメージを膨らませ取捨選択をする。
脳をフル回転させて考える。それがとても楽しかった。

例えば終盤のバランスを取るシーン。美しく形を整えられた石は石工の手によるものと連想できる。
それは「ユダヤ資本による世界経済」のバランス。
「人が影響する地球環境」のバランス。
「人口」のバランスなど。
これらに共通しているのはやはりユダヤ資本だ。
「ガイヤの法則」をベースにするとわかりやすい。
そしてそれをコントロールする初老の彼が身に着けているのはエメラルドだった。
エメラルドは「富と権力」の象徴だ。
ダイヤモンドは研磨技術の進化と共にその価値を高めたが古代ソロモン王の昔から「富と権力」の象徴はエメラルドだった。
仮にこれがサファイアならば「聖職者」を連想し「崇高な理念」を持った人と想像できる。
だがそれはエメラルドだった。
「富と権力」を求める者によって生み出された世界は欲望の増幅を制御できずに崩壊しようとしている。
「13」は古代イスラエルの「12部族」を連想する。
そしてその中の精鋭達を集め彼らの末裔でもある少年によって新たな世界を構築しようとしていると連想できる。

この作品を見終わって想うこと。
それは「曇りなき眼で見定めよ」ということだった。
「石」は西洋文明の象徴であり「物資世界」を表し「木」は東洋文明を象徴し「精神世界」を表す。
この世は長きに渡り物資世界に支配され続け人々は思うがままに欲望を奪い争い食い続けている。
人が人らしくどう生きるかを学ばなければ死して尚も鳥やバケモノと化しあさましい奪い合いを続ける。
そしてその心はずっと飢えたままだ。
そうならないために「人としての在り方」を学び「知恵を磨け」と言っている。

今人類は三たび大きな過ちを繰り返そうとしている。
この先眞人と同じような状況に置かれるかも知れないし理不尽な死に直面することもあるだろう。
だがどんな状況に陥ろうとその不運と思える事柄から何かを学べる心があれば苦難を乗り越えた時清々しくこの世を生き抜いたと幸せに思うのではないか。
そう言っているように想えた。

この世を曇りなき眼で見定めてきたひとりの繊細な芸術家の今至る境地が伝わってくる。素晴らしい作品だった。

コメントする (0件)
共感した! 16件)
ロットバルト

4.0半藤一利さんに見てほしかった、、、

2023年8月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

と、週刊文春で宮崎駿氏が語っていたのでピンときて見た。誰かがどこかで書いていたとおり、戦闘シーンなき反戦映画。そして少年の喪失と再生の物語。アニメ映画は基本的に見ない(とはいえ子育て中には家族イベントの一環としてジブリ映画はおつまみ程度に味わってきた)。なので今回は人生初のひとり宮崎駿鑑賞だ。セルフオマージュのみならず、いろんな映画文化へのリスペクトから持ってきたモチーフに溢れていたように思う。
 ちょうど自分の父親と同世代の作り手が残したかったドラマとしてグッときた。戦争中はこの逆パターンで、戦死した夫の兄弟と再婚する女性(正に生きるため、、、)も多かったと、昔から親に聞かされてきた。
何より、人物以外の絵画的な背景、実際に撮影しているかのようなカット割りやカメラワーク(すみません、アニメに詳しくないのでそれなりの用語があるのでしょうね)が芸術的で、退屈しなかった。

コメントする 1件)
共感した! 16件)
Kumiko21

4.5ジブリ作品、ポニョしか見たことがないけど見た。

2023年8月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

難しい

ジブリ作品は、数々の金曜ロードショーをかいくぐってきており、ポニョしか見たことがない。別にわざと避けているのではなく、生きてきて、なんだかんだ見ずにここまで生きてきたという感じ。そんな私の感想。

非常に面白かった!!!!最後には大号泣。1人で見たのだが、見た後には誰かを誘って安い喫茶店で小一時間感想を共有したくなるような、そんな作品。それほどまでに自分の様々な思いや考えを刺激した。1回しか見てないのだが、自分の理解が及ばない個所やここってどうなんだ?のようにももうポイントがかなりあるので、もう一度見に行きたい。また、タイトルからもわかるように、こちらに投げかけることがかなり多くある。おそらく、見れば見るほど面白くなり、そのたびに新たな発見があるのではないだろうか。

別に今までの作品を見ていないから楽しめない、とか宮崎駿の世界観に入れないということは全くなかったと思う。ただ、多くの感想を見ていると、作中には多くのジブリ作品の引用?があったらしい、、、がそこを理解することができず残念。これを機にジブリ作品を見始めて、それを踏まえたうえで再度視聴するのもよいかもしれない。

コメントする 1件)
共感した! 16件)
サンプルHD

4.5宮崎駿だから許される映画、その心構えのみ書きます。

2023年8月1日
PCから投稿

難しい

前評判、ネタバレ、宣伝一切聞かずに見るべき映画です。
宣伝なしは英断でした。
ただ、心構えは必要と思いますので、ここに記します。

今の駿だからこそ許される映画だと思います。
ただ、彼が積み上げてきた監督12作品(TVアニメも含む)の流れを汲むと捉えると、妙な納得感と考察を楽しみたくなる衝動に駆られます。

この作品はジブリ玄人向けです。
何回も金曜ロードショーで見続けた人にこそわかる。
宮崎駿の生き様をよく知っている人は理解できるかもしれない。
また、宮崎駿以外の作品を見て、その関連性やドラマを知っている人には刺さる。
単にアドベンチャーや、単体の作品を楽しみたい人はお断り。
あまり考えずに楽しみたい人もお断り
ジブリ初心者は一度全てのジブリ作品を見てから出直すべし。
視聴者を突き放している。

もちろん観たい人は観てもいいのですが、観た後の違和感や期待はずれなどの思った感情がどうして湧くか一度考察した方がいい。

考察を楽しむ感覚は庵野作品に近い。
この作品、いい意味でかなり影響を受けている。
冗談なく、あのエ○ァとか。

映像美はさすが、ジブリです。
素晴らしい。
全てを注ぎ込んだ。
そして、誰もがジブリと感じる世界観。
懐かしさすら感じる。
表現の中に、過去のジブリ作品が混ざっているので探すのもいいかもしれない。

初めてか、数作しかジブリを見ていない人は見てはいけない。絶対に幻滅する。

コメントする 1件)
共感した! 16件)
subaru2323

5.0この映画は「第二次世界大戦を経て現代の滅びゆく世界を君たちはどう生きるか」という宮崎駿監督からのバトンです。

2023年8月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

幸せ

見ようか迷っている人、見て間違いありません。
賛否両論という記事を見ましたが、理解できません。

この映画の核心部は、全て大叔父様がラストできちんと言っています。
こんなにシンプルで分かりやすいメッセージが【良くわからない人】は恐らく戦争にも気候変動にも興味がない人なのでしょう。

本当に見て良かった。
素晴らしいというより凄い、まさに集大成。
こんな世界観を表現できるのは宮崎駿監督しかいない。

年の功とは、こういうことを言うんですね。

コメントする 1件)
共感した! 16件)
ジェネレーションズ